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だいじな本のみつけ方 の商品レビュー

3.5

42件のお客様レビュー

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2017/06/02

学校に忘れられていた文庫本は、まだ発売されていないものだった。 中学校を舞台に本が好きな子たちが、ちょっとした謎と本への想いに挑む青春ミステリ。謎自体はわかりやすく、謎を解くことよりもその過程に於けるやり取りを楽しむのがいいのかも。 かなり都合良く話が進む部分もありますが、そこは...

学校に忘れられていた文庫本は、まだ発売されていないものだった。 中学校を舞台に本が好きな子たちが、ちょっとした謎と本への想いに挑む青春ミステリ。謎自体はわかりやすく、謎を解くことよりもその過程に於けるやり取りを楽しむのがいいのかも。 かなり都合良く話が進む部分もありますが、そこはご愛嬌。しかしある一定のライン以上には進まないのは、中学生という登場人物の目と気持ちを大事にしているからでしょうか。 それはメインの男女ふたりにも表れています。決していい子だけではないのですね。自分の考えを相手に押し付けて勝手に一喜一憂してぶつかる場面も多いです。でもそれは中学生といえども幼さ故のものなのですね。本好きな中学生による本にまつわる物語となると、読み手は(それも本好きな大人の読み手は特に)そこにどうしても理想を抱いてしまいます。しかし作者は彼女ら彼らに、そんな理想を押し付けなかったのです。だから登場人物が活き活きと動くのでしょう。そしてその姿は同年代の読み手の心に響くのではないかと思うのです。 しかしこんな本に関わりたいと思う本好きの中学生がいて欲しいなとは、強く思うのですけどね。こんな子らがいたら一緒にどんなイベントを起こそうか。そんな想いも膨らみました。

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2017/05/04

本好きの中学生が主人公の短編二つ。 書き下ろしの「だいじな未来のみつけ方」は、ストーリーが雑な感じがする。

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2017/05/05

本好き中学生が本をめぐって奔走する。 みつけかたは作家さん、未来は読み聞かせに関して。ふたつめはあいまいにおわる。 C0093

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2016/11/03

タイトルが気になって手にとってしまった。本が大好きでたまらない中学生の女の子と男の子のお話しで読んでて眩しかった。たまに読むとこういうのもいい。

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2016/06/07

中学生向け。主人公が中学生で、共感しやすいかと思う。 本にこだわった中編二作。若干のミステリ要素あり。 たまにはこういう本もいいかな。

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2016/02/28

子供向けという感じで終始明るいトーンの本と本を愛する人にまつわる日常ミステリ。 ちょっと主人公の女の子が思慮に欠ける感じなのが気になったけれど、あの年頃の子ってそんなものかなとも思い、自分の加齢を考えてしまった。 後半、本に携わっていく未来図を上手く提示していて、本好きの子に本を...

子供向けという感じで終始明るいトーンの本と本を愛する人にまつわる日常ミステリ。 ちょっと主人公の女の子が思慮に欠ける感じなのが気になったけれど、あの年頃の子ってそんなものかなとも思い、自分の加齢を考えてしまった。 後半、本に携わっていく未来図を上手く提示していて、本好きの子に本を読むだけじゃない関わり方を見せてくれるのが、書店ものを多く書いている大崎さんらしくて良かった。

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2015/11/16

さっと読めた。 まだ発売されていない本が学校に置き忘れてあった。この謎解きからスタート。 本を縁に人が繋がっていく心地よい物語だ。本好きの人を見かけるとうれしくなる。 お気に入りの一冊があって自信を持って紹介できる人って羨ましい。 私は読んで満足、臆病、面倒で感情を披露する交流...

さっと読めた。 まだ発売されていない本が学校に置き忘れてあった。この謎解きからスタート。 本を縁に人が繋がっていく心地よい物語だ。本好きの人を見かけるとうれしくなる。 お気に入りの一冊があって自信を持って紹介できる人って羨ましい。 私は読んで満足、臆病、面倒で感情を披露する交流や主張は苦手。匿名のブクログも当初尻込みしていたくらい。 本に出会うきっかけをそっと用意すること、読みたいときに読める環境があること、有り難いです。 「泣いた赤鬼」はずるい。全くだ。

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2015/09/12

大崎梢さんは最近のお気に入りの作者さんです ねずみ石も推理小説だけど世界がよかったなぁ 本好きの登場人物ばかりで最高でした

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2015/08/19

中学2年の野々香は、本が大好き。 ある日、大好きな作家の未発売の本が学校に置き忘れられていた。何故、誰にも手に入れられないはずの本が存在するのか? クラスの図書委員・高峯秀臣(読書家だけど、うるさくて苦手な男子)とともに、その本の謎を解くうちにに、 浩一と出会う。なんと彼は、野々...

中学2年の野々香は、本が大好き。 ある日、大好きな作家の未発売の本が学校に置き忘れられていた。何故、誰にも手に入れられないはずの本が存在するのか? クラスの図書委員・高峯秀臣(読書家だけど、うるさくて苦手な男子)とともに、その本の謎を解くうちにに、 浩一と出会う。なんと彼は、野々香たちの敬愛する作家の甥だということが判明した。

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2015/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

市図書館にて。一般913.6棚。YA棚が適切な気もする。 裏で中2+小6のビブリオバトルが行われているが、主人公側は読み聞かせ。 「本は、その人の一番やわらかな部分と結びついてる。傷つきやすい無防備な部分だ。弱みでもあるのかもしれない。隠しているのが一番安全。」普段ビブリオバトルをやっている身としては、なかなか心苦しい。本当に好きな本を紹介する時は、事前に他バトラーとオブザーバを吟味している。 本の内容としてはヤングアダルトらしく分かりやすいミステリでした。

Posted byブクログ