誰かが足りない の商品レビュー
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どの話も、一歩踏み出した後をもう少し読みたいと思ってしまい不完全燃焼気味。。 予約4の兄妹+妹の友達の話はそこが解消されているのでよかった。不器用が3人の関係性がこの後も微笑ましく続いていってほしい。
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何年か前に読んでいた、再読。忘れてたのもあるが、それでも楽しく読めた。 最後にハライの描写が出てくるが、あっさりしたもの どんなに美味しい料理が出てくるかと思ったけど、まあ料理なし さまざまな登場人物が実在のようになんとなく感じられた。 後味は良いです
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面白かったです。レストラン「ハライ」に同じ時に訪れた6組のお客さんたちがハライを訪れることになるエピソードの短編集でした。 どれもヒリヒリ始まるけど、各話を読み終わる頃にはじんわり、しんみり。特に予約2と予約6が良かったです。失敗の匂いがわかるけど、わかった時にはもう自分は失敗し...
面白かったです。レストラン「ハライ」に同じ時に訪れた6組のお客さんたちがハライを訪れることになるエピソードの短編集でした。 どれもヒリヒリ始まるけど、各話を読み終わる頃にはじんわり、しんみり。特に予約2と予約6が良かったです。失敗の匂いがわかるけど、わかった時にはもう自分は失敗した人に何も出来ない…の繰り返しはつらい。でも、こうすればよかったんだ、と気づけたのでほっとしました。 失敗したって絶望しなければいい、わたしも心に留めます。 ハライ、こんなお店あったらいいな。探そう。
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短編集が好きだと思っていたけれど、そうではないみたい、と気付かせてくれた作品。 うーむ、あまり余韻に浸れなかったから、2.5評価にしたい。
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短編集!って感じで、いろんな話があったな。 でも、兄がビデオカメラ越しにしか話せん話は、ほんまに映画をみてるみたいというか、実写の映像でみてみたいなー。めちゃめちゃ映像が浮かぶというか、なんか引き込まれる話やったな。 全部、丁寧な物語やった。
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『後悔から抜け出すきっかけを求めて…ハライへ』 様々な悩みや後悔を抱えた人達が、一歩前に踏み出そうとするきっかけとして、10月31日6時にレストラン・ハライを予約するまでを描いた6編の短編集。たとえ誰かが足りないとしても、前に進もうとするきっかけとして…
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ハライというレストランにまつわる短編集。 レストランという場所はハレとケのハレの場に当たるのかなと思う。 ハレの場へ向かう人たちそれぞれのエピソードが宮下さんの優しい文章で綴られている。 どこにでもいる誰かの特別な食事になるといいな。 ハライでご飯食べてみたい。 モデルがあるのか...
ハライというレストランにまつわる短編集。 レストランという場所はハレとケのハレの場に当たるのかなと思う。 ハレの場へ向かう人たちそれぞれのエピソードが宮下さんの優しい文章で綴られている。 どこにでもいる誰かの特別な食事になるといいな。 ハライでご飯食べてみたい。 モデルがあるのかしら?
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『誰かが足りない』、ミステリーのような面白い題名で興味をそそる。 十月三十一日にレストラン『ハライ』に予約を入れた、誰かが・何かが足りない、様々な事情を抱えた人々の予約1から予約6までの連作短編小説です。 「ふと、おかしな考えが頭をもたげる。 誰かが足りない。いつからか私もそう思っていた気がする。それが誰なのかはわからない。知っているはずの誰か、まだ会ったことのない誰か。誰なんだろう。いつ会えるんだろう。わからない。ずっと誰かを待っていることだけはわかっているのに。」 予約1、内定の会社が倒産、以来深夜のコンビニ勤務、恋人にも去られた「僕」。壊れかけた心を取り戻して行く。 予約2、認知症になったようだけど、得意料理をつくるときは、ちょっと「元通り」になるわたし。孫・子の気遣いはありがたいけど・・・やっぱり、「おとうさん」「おとうさん」⁈ 予約3、同僚たちの中からなぜか女の私ひとりが係長になったけど、「要するに尻拭い要員」。元彼は残業しないで帰るかわいくて要領のいい子と! そんな時、隣の家の幼馴染のヨッちゃん(義晴)が帰って来た。 予約4、三年前、シングルマザーの母に発病したと笑顔で告げられた僕。 母の病気以来、人の顔が信じられない。 ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない。 妹の友だち(篠原さんもある事情が)との関わりにより僕の心は変化して行く。 予約5、ホテルのブッフェレストランのオムレツ係の俺は、淡い恋をしている。 予約6、鼻の奥の奥がひりひりするような、酸っぱさと、焦げ臭さと、ほんの少しの甘さがまじったような匂い、失敗の匂いを感じてしまう留香。 「誰かの失敗を、なんでもないことのように扱ってはいけない。当事者でないからこそわかることもある。この人は、きっとだいじょうぶだ。この失敗でだめになってしまうようなことはないだろう。」 十月三十一日当日、レストラン『ハライ』にて、 「今、この店にも濃淡のある匂いが渦巻いている。だけど、絶望じゃない。ただの失敗なのだ。どんなに大きな失敗をしても、取り返しがつかないほどに思えても、いつかは戻る。」 「誰かが足りない。 そう思えるのは、もしかしたらしあわせなことではないだろうか。足りない誰かを待つことができるから。満たされる日を夢見ることができるから。 アーチ形の扉を開けて、誰かが店に入ってくる。店にいる誰もが、期待を込めてゆっくりと振り返る。誰かの、足りなかった誰かが、今、現れる。」 で、物語は終わる。 様々な苦しみ、事情を抱えた人々のお話だが、読後は、優しく肯定してくれるような温かさを感じた。
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レストラン「ハライ」を巡る6つの物語。「スコーレNo.4」を読んだ時にも思いましたが、宮下さんは心理描写が本当に丁寧で繊細だと改めて思いました。この本を読んでいると、心の内側から温まっていく感覚になります。さすが宮下さん。
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6つのストーリーからなる短編集 それぞれのストーリーではタイトル通りに 誰かが足りないと言うことが盛り込まれており 最終的には「ハライ」という小さいけど人気の 予約を取らないとなかなか行くことができない レストランを予約して行くことになる。 色々な思いを胸に「ハライ」という 小...
6つのストーリーからなる短編集 それぞれのストーリーではタイトル通りに 誰かが足りないと言うことが盛り込まれており 最終的には「ハライ」という小さいけど人気の 予約を取らないとなかなか行くことができない レストランを予約して行くことになる。 色々な思いを胸に「ハライ」という 小さなレストランに魅かれ集まる 人たちのもの悲しさもありながら 心温まるストーリーって感じかな 個人的に一番衝撃的というか びっくりしたのは4つ目のストーリー 離婚により母子家庭になった家庭で 母親が病気で余命宣告をされたことを 子どもに伝えるところから始まり 早々に子どもたちだけで暮らすところからが メインストーリーの始まりなのだが 苦労している家庭の話しという感じよりも もっとびっくりする展開がおきるため 最初のショッキングな出来事を凌駕する 内容となっていた 徐々に心温まる展開に行くので 救いはありました
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