プシュケの涙 の商品レビュー
柴村仁さんを知った初めの本だったかと。 前半と後半が独立して分かれていますが、それが関係しあっててそれを考えて読後も余韻に浸り続けた。由良彼方があっさりしてるところもまた。うん。当時読んだ時の気持ちを思い出します。 すごく良かったです。
Posted by
プシュケは訳によりますが「いのち」という意味のようです。 前半と後半でテイストがガラッと変わってびっくりしました。前半はどちらかというとホラーテイストの話のように感じましたが、後半を読むと印象がガラッと変わり、美しくとっても切ない物語に変貌します。色々と読者に考えさせる終わり方だ...
プシュケは訳によりますが「いのち」という意味のようです。 前半と後半でテイストがガラッと変わってびっくりしました。前半はどちらかというとホラーテイストの話のように感じましたが、後半を読むと印象がガラッと変わり、美しくとっても切ない物語に変貌します。色々と読者に考えさせる終わり方だったように思います。 背表紙には「青春ミステリー」と評されていましたが、ミステリーな印象はあまり受けませんでした。 また、これは個人的な感想になりますが、旭が最後まで悪者キャラで、それに触れられずに終わったことが少し心残りでした(あんまりいい印象を受けなかったので、、)
Posted by
泣けると言われてオススメされたんだけど、どこで泣けばいいのかわからなかった。 わたしには合わなかったです。
Posted by
24年はセツナイ系に挑戦してます。 本作はそういう意味では実にセツナイです。 道半ば…コレから… なのにと考えると前半のストーリーが実に憎い。
Posted by
絵に惹かれてたまたま手に取った作品でしたが、 彼方の考え方にも共感できる部分がたくさんあり読み始めたら止まらず一気に読み切ってしまいました。 最後の二人の会話の内容に思わず胸がギューっとなりました。
Posted by
学生生活という異質な窮屈さを帯びた日々。もう一度嗅ぎたい青春と、思い出したくない青春が蘇ってまさしく高校生だった頃の、不完全な自分に立ち戻った感覚に陥った。 あの頃の私達は何故もそう必死に順応し、特殊な社会を創り、未熟なふりをして残酷なことをしたのだろう、と。
Posted by
青春小説は甘酸っぱさを押し出すものからカーストやイジメを描くものまで多彩な設定が置けるから小説とも当然相性が良い。数多ある青春小説の中で今回は由良シリーズ。二部構成で前半読んでその出来事を理解した上での後半は切なさが募る。やはり中高生に読んでほしいし、日常では体験できない出来事に...
青春小説は甘酸っぱさを押し出すものからカーストやイジメを描くものまで多彩な設定が置けるから小説とも当然相性が良い。数多ある青春小説の中で今回は由良シリーズ。二部構成で前半読んでその出来事を理解した上での後半は切なさが募る。やはり中高生に読んでほしいし、日常では体験できない出来事にも触れていろんな感情を抱いてほしい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもしろかった。けど、吉野サイドの後編はなくてもよかったかな〜。後半なければ★×5 てかこれシリーズもんなの?確かにシリーズにできそうなキャラやけど。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二部構成。後半最後の1文に感情が堰を切ったように溢れてしまう、何度読んでも。静謐な美術室、ふたりきりの時間を思えば思うほど救いのなさに何度も本を閉じては描きかけの絵に、タイトルに、思いを馳せる。 シリーズらしいのでいつか続きを手にとりたい。
Posted by
由良くん、名前もさることながら、自由で突拍子なくて顔が良くて頭がいい、しかもなんか絵もうまい、絶対みんな好きなやつ〜!にこにこ!としていたら、冒頭の女の子の自殺が彼にとっては誰かが思うよりもつらい話だったんだな、というのが二部でわかる、という構成。おもしろいけど悲しいなと思いまし...
由良くん、名前もさることながら、自由で突拍子なくて顔が良くて頭がいい、しかもなんか絵もうまい、絶対みんな好きなやつ〜!にこにこ!としていたら、冒頭の女の子の自殺が彼にとっては誰かが思うよりもつらい話だったんだな、というのが二部でわかる、という構成。おもしろいけど悲しいなと思いました。一部は死んだ女の子がなぜ自殺したのか、という真相パート。二部はその女の子が色々あったけど前向きに生きていくまでの話。このあとに彼女が死んでしまう、というのが待っていると知っている身からすると、めちゃ青春でキラキラな思い出がさみしいものになってる。
Posted by