半農半Xという生き方 決定版 の商品レビュー
約20年前に半農半Xという考え方が生まれたらしい。国(農水省)は最近になり、この半農半Xを喧伝しているが、著者が主張するのは自給農としての半農であり、営利農業を推奨しているような国とは考え方が違う。Xが本業なのだ。里山で米・野菜を自給自足しながら、生きていくために必要な現金を半X...
約20年前に半農半Xという考え方が生まれたらしい。国(農水省)は最近になり、この半農半Xを喧伝しているが、著者が主張するのは自給農としての半農であり、営利農業を推奨しているような国とは考え方が違う。Xが本業なのだ。里山で米・野菜を自給自足しながら、生きていくために必要な現金を半Xで賄う。物質的な贅沢はできないが、精神的な贅沢は何物にも代え難いということだろう。「半農半X」という言葉をオープンソース的にしたのも(国が曲解したとはいえ)良いことだ。ただ、狩猟や屠畜の話題が出なかったことは残念。
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半農半Xとは、農的な暮らしを取り入れながら別で仕事をして生活を成り立たせるライフスタイルのこと。Xがあるので、半農で無理して作物をお金に変える必要がなくなる。農家は素晴らしい仕事だと思うけど、これを専業にしてしまうと、機械化や農薬などどうしても効率重視に走ってしまい、本来の農作業の豊かを享受できなくなると思った。他で収入があり生活はできるので、心の赴くままに農作業を楽しめる。とてもいい生き方だし、行き過ぎた利益主義の社会から距離感をとって豊かに暮らすことができると感じた。人間は自然に活かされていて、足るを知る大事さを知るきっかけになるだろう。あと自分達で食べ物を自給できれば、災害や物価の影響に左右されない生き方を構築できるので、個人的にどの時代においても1番基盤の強い生き方だと感じた。理想的な暮らしだと思ったので、少しずつシフトしていきたい。まずは家庭菜園から始めて、他の本なども参考にしようと思います。 ◎参考になるページ 13.15.30.56.60.61.150.151.184.185
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良書。この本の初版が18年も前であることに驚いた。ここ数年で話題になっていることの多くが随分前に語られていた。「天の意に沿って小さく暮らし、天与の才を世に活かす」すごくしみる言葉を教えられました。自分の才は何か?どう活かせるのか。小さいことからでいいのでできることを探したくなりま...
良書。この本の初版が18年も前であることに驚いた。ここ数年で話題になっていることの多くが随分前に語られていた。「天の意に沿って小さく暮らし、天与の才を世に活かす」すごくしみる言葉を教えられました。自分の才は何か?どう活かせるのか。小さいことからでいいのでできることを探したくなりました。
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本の内容は好きだし、半農半Xという生き方もさまざまな事例を見て素敵だと思った。 でも自分がまだ人間的に未熟な部分がある為だが、少し主語が天だったり、どこか自分は宗教くさく感じてしまってあまり刺さらなかった。 ただ社会人になって、これからの生き方を考えていく上で今までに自分の中に...
本の内容は好きだし、半農半Xという生き方もさまざまな事例を見て素敵だと思った。 でも自分がまだ人間的に未熟な部分がある為だが、少し主語が天だったり、どこか自分は宗教くさく感じてしまってあまり刺さらなかった。 ただ社会人になって、これからの生き方を考えていく上で今までに自分の中になかったひとつの例を知る事ができてよかった。また、農業だけでは無くUターン(都会育ちの自分はiターン?)が地方にとって良いと言うこと、空田畑や民家などがあると言う事、里山ねっと、あやべと言う支援してくれる団体もあると言う事を知れて、薄々田舎暮らしも良いと思っていた気持ちが膨らんだ。 自分は後半は少しだれてしまったが、前半はとても面白い本でした!
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刊行されてからそれなりに時間が経つけれど、繰り返し見出され直すコンセプトを提唱している本。農とXという一対は、大きく対置され、対立すると同時に補完しあい、循環する。陰陽に通ずるダイナミズムがある。この構造の安定性と、半農半Xというどうにもこなれない字面の不安定さとの関係もまた、新...
刊行されてからそれなりに時間が経つけれど、繰り返し見出され直すコンセプトを提唱している本。農とXという一対は、大きく対置され、対立すると同時に補完しあい、循環する。陰陽に通ずるダイナミズムがある。この構造の安定性と、半農半Xというどうにもこなれない字面の不安定さとの関係もまた、新鮮さを失わない理由だろうか。翻訳される機会などに、造語で一語にしようかと考えたりもしたようだが、そうしなかったのは正解だろう。 一万の物語を生み出すことというだけあって、たくさんの半農半Xの実践者のエピソードが紹介される。一方で、抽象的に概念化されるときは、故事成語のようなものが援用されて、なるほどなとは思うものの、その構造を類似概念と厳密に比較考量するようなことにはならないので、わかるんだけど物足らなくもあった。 私も実践者となってみれば、わかるようになるのかもしれない。
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知人に薦められて読書。 半分農業、もう半分はその人の得意なこと。 この半々で生きていこうという著者は主張する。 実際に京都の綾部市で、この生活を実践する著者の周りでも半分農業をやりながら、もう半分で生計を立てている。 そういった生き方を何かぴったり当てはまる言葉として...
知人に薦められて読書。 半分農業、もう半分はその人の得意なこと。 この半々で生きていこうという著者は主張する。 実際に京都の綾部市で、この生活を実践する著者の周りでも半分農業をやりながら、もう半分で生計を立てている。 そういった生き方を何かぴったり当てはまる言葉として「半農半X」と定義づけた。 生き方としての本であるため、ビジネス書ではない。 思想はまとまっていないし、こういった思想で社会がよりよくなると、その主張はおかしくないか?という部分もある。 しかし、現代の何かに特化しすぎた、特に東京一極集中には違和感を感じながら生きている。 何かに特化するよりは、農業もできたほうが生活力高いよなぁ~とノンビリ構えているほうが生き方的には理想だ。 ちなみに俺にこの本を薦めてくれた人は、ガチで一年間の農業研修中の人なので、それはもう頑張ってください。
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専業農家ではなく、農業に携わりながら何かほかの仕事をする。社会とのかかわり方を複数持ちつつ、その一つは農でありたい。という提言。
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昔読んだ。機会があって再読。 ずっと田舎暮らしには興味があったが、自分の場合この本に例示されているような移住は現実味はなかった。 ただ田舎的くらしや活動の興味は引き続きあるので、拠点のひとつとして、もっと田舎に接近できれば、と改めて思った。
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食を保障するだけの農を営み、得意なことや好きなことで現金収入を得る。自立して自分の生き方ができる方法の提案。著者の実践の紹介が中心になる。
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京都の綾部市というところでサラリーマンを引退し、自分の家族が食っていけるだけの農業をし、残りは自分と同じ様な生活したい人、してる人の支援を行っている著者の半農生活の紹介といった感じ。 多くのお金がなくても人生楽しくやっていけますよ。スローライフでいきましょうというコンセプトは非常に共感できます。都会でのストレスの多いサラリーマンライフより、田舎で空気も人も良いところで、おいしいコメ、野菜を育て、自分で味噌などの調味料を作り、あいている時間で陶芸や、絵画や、舞踊などの創作活動を。同じ様な考えを持つ人には非常に理想的な人生でしょうね。自分もできればそんな生活をしてみたいです。 この本の欠点としては内容がいまいちまとまってない事。同じ様な内容が何回も出てくるし、いろんな半農生活をしている人の紹介が出てくるのだが、繰り返し出てきてよくわからない。内容は悪くないのでもうすこし章構成を考えて、読みやすい本にして欲しい。また、自分の住んでいる綾部市を褒めすぎ。引退後の田舎暮らしではデメリットも必ずあるはず。また注意すべき点等も入れてほしい。まぁ宣伝だからネガティブな部分はなかなか書けないんだろうけど、誰もが総ハッピーにはなれないと思うんですよね。 ちょっと心に残ってるのは半農とは関係ないけど、屋久島に旅行に行ったときとある定食屋で食事をとっていると、旅行客らしき人が店のおやじに、そこの山には神様がいるんだよねーみたいな話をしてたけど、店のおやじは「はぁ?」みたいな感じで冷めてて話が全然盛り上がってなかった。屋久島に元から住んでいる人にとっては別に屋久島が特別な場所なんかじゃなくて、ただの日々の生活の場なんでしょうね。そこに縄文杉とか神聖なイメージを過剰に抱いた旅人が来ても、ギャップがあるというか、噛み合わないというか。半農半Xしてる人たちの周りでもそんな溝があると思うんだよね。 自分らでコミュニティーを作って盛り上がってればいいのかも知れないけど、そこらへんの既存のコミュニティーとの交流とか状況とかそこら辺の話を入れてもらうともっとリアルになると思います。 半農半Xはとってもいいんだけど、日本がブータンみたいに国民が幸せなんだけど、世界経済からみたらどうでもいい国みたいになっては欲しくない。もちろんみんながそんな草食動物的な人生を望んでいる訳ではないから、競争社会でバリバリ狩猟生活をしたい人達はそのまま突き進むんだろうけど、2極化してきたら、どうなるんだろうとか思ったり。結局半農半Xしてるやつらなんて貧乏なだけじゃんみたいな考えもあると思うし。まぁいろいろと考えました。
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