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なんたってドーナツ 美味しくて不思議な41の話 の商品レビュー

3.7

27件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2023/10/20

神保町の古本屋で出会った一冊。 買った時は気づかなかったけど、大好きな千早茜さんのエッセイも入っていて小躍りした。 昭和の頃のお話もあり、「ドウナツ」「ふくらし粉」「メリケン粉」などの昔の言い回しや、単語がとっても良い。 ドーナツが家庭の手作りお菓子の定番だったとな。私はドーナ...

神保町の古本屋で出会った一冊。 買った時は気づかなかったけど、大好きな千早茜さんのエッセイも入っていて小躍りした。 昭和の頃のお話もあり、「ドウナツ」「ふくらし粉」「メリケン粉」などの昔の言い回しや、単語がとっても良い。 ドーナツが家庭の手作りお菓子の定番だったとな。私はドーナツを手作りしたことが無いんだけど、手作りの素朴で優しい味が何となく思い浮かんで、無性に食べたくなった。 レシピも載っていたので作ってみたくなる。 はあ、ドーナツ食べたい。なるだけ素朴なやつ。ミスドのオールドファッションがいいな。

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2023/06/01

ドーナツのアンソロジー。 ドーナツとコーヒーをお供にしたくなる。 既刊の作品からの抜粋と書き下ろし混合。 「ドーナツ」って単語が1回出てくるだけの、もっと他にチョイスなかったのかなぁというのもあり。 戦前、昭和の初期からドーナツは家庭で作られていたようで、家庭の温かい思い出と敗...

ドーナツのアンソロジー。 ドーナツとコーヒーをお供にしたくなる。 既刊の作品からの抜粋と書き下ろし混合。 「ドーナツ」って単語が1回出てくるだけの、もっと他にチョイスなかったのかなぁというのもあり。 戦前、昭和の初期からドーナツは家庭で作られていたようで、家庭の温かい思い出と敗戦後の辛い生活の対比を思うとなんとも言えない気持ちになるなぁ…。 堀江敏幸「高度に普通の味を求めて」 増田れい子「ドーナツ」が好き。

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2021/05/15

ドーナツにまつわるエッセイ、日記、小説の紹介などを集めたアンソロジー。書き下ろしも多い。 ドーナツ、という絶妙なテーマ設定。 書き手も、老若男女バランスよく…いや、若はあまり感じなかったが、だからといって惜しくはない、そういう読者を想定しているのだろう…。 早川茉莉・編。本屋で...

ドーナツにまつわるエッセイ、日記、小説の紹介などを集めたアンソロジー。書き下ろしも多い。 ドーナツ、という絶妙なテーマ設定。 書き手も、老若男女バランスよく…いや、若はあまり感じなかったが、だからといって惜しくはない、そういう読者を想定しているのだろう…。 早川茉莉・編。本屋でよく見かける名前だが、森茉莉(鴎外の娘)と森まゆみ(谷根千の人?)とごっちゃになっている。ググってみたら、早川茉莉は森茉莉の本をいっぱい出しているし森まゆみは鴎外の本を出していたから、混同するのもあながち間違いじゃないかも(どれも読んだことはないからなおさら)。 森茉莉方向か、お料理・食べ物エッセイ方向か、中で紹介されていたドーナツ絡みの本や作家か、、、いずれにせよここからまた線が延びていきそうな予感。

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2020/09/28

【腹減り度】 ☆☆☆☆☆ 【食べ物の割合】 ☆☆☆☆☆ 【1番美味しそうだったもの】 ドーナツ!! *感想* 金太郎飴の如くどこを開いてもドーナツ、ドーナツ、ドーナツ!読むと幸せになる反面、ツライ。お腹が空く、めまいがする。気がつけば口が脳がお腹がドーナツを求めて蠢いている。何...

【腹減り度】 ☆☆☆☆☆ 【食べ物の割合】 ☆☆☆☆☆ 【1番美味しそうだったもの】 ドーナツ!! *感想* 金太郎飴の如くどこを開いてもドーナツ、ドーナツ、ドーナツ!読むと幸せになる反面、ツライ。お腹が空く、めまいがする。気がつけば口が脳がお腹がドーナツを求めて蠢いている。何故私の手元にはドーナツが無いのかな?と悲しくなるほど。そういう意味でこれは泣ける本かもしれない。 エッセイがほとんどなので、昭和のご家庭の(おかあちゃんの)思い出ドーナツが多いですが、どなたのドーナツ物語も垂涎もの。材料じゃらないのよね、揚げて砂糖まぶしただけって描写がむしろそそる。 今まで読んだ食エッセイでこの本が1番好きです。

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2020/04/20

41人の作家によるドーナツにまつわるエッセイや物語を集めたアンソロジー。ドーナツが好きなので読みました。大正や昭和の頃のお母さんやおばあさんの作ってくれた素朴なドーナツの思い出を語るものが多かったのが、買って食べるだけの私にとってはむしろ新鮮でした。手作りのドーナツの味を知らない...

41人の作家によるドーナツにまつわるエッセイや物語を集めたアンソロジー。ドーナツが好きなので読みました。大正や昭和の頃のお母さんやおばあさんの作ってくれた素朴なドーナツの思い出を語るものが多かったのが、買って食べるだけの私にとってはむしろ新鮮でした。手作りのドーナツの味を知らないなんて損なことなんだ。ホットケーキミックスでも作れるのなら作ってみようかな?という気持ちがムクムクと沸き起こりました。『エミリーはのぼる』の中の壺いっぱいのドーナツを真夜中に食べるエピソードとか、サンフランシスコの『ヴェローナ・ホテル』のロビーで朝食として段ボール箱から配られるドーナツのエピソードが強烈に印象に残りました。千早茜さんが模擬試験の国語の問題に出てきた小説(幼い頃の主人公がカウンセラーの元に連れていかれて2個のドーナツのうちひとつを食べる、オレンジジュースを飲み、カウンセラーと話す、という内容)から出された問題の選択肢の中に答えが見つからないことに愕然とし、それが後に村上春樹さんの『風の歌を聴け』であったことを知り、村上春樹さんの作品を片っ端から読むようになって小説家になっていくエピソードは何か深い運命のようなものを感じて、う~む…とうなってしまいました。ドーナツは人によって、郷愁だったり、哲学だったり、癒しであったり、時と場所を変え、形も味わいもさまざまなバリエーションを持って、人生の一場面に現れて来るものなんですね。熱いコーヒーとドーナツに更なる至福を感じてしまいそうです。

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2019/12/12

ドーナツに関するエッセイを集めたアンソロジー。 カフェで食べるドーナツ、小さい頃おばあちゃんやお母さんが作ってくれた手作りドーナツの思い出…等々。ドーナツって絵になるなぁ。あのリング状のフォルムも可愛いし。ドーナツとコーヒーで読書タイムなんて素敵だな。

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2019/05/03
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ドーナツにまつわるエッセイをあつめたアンソロジー(小説じゃなくてもアンソロジーって呼ぶのか?) 戦前から平成に至るまでの色々な文筆家が思い描くドーナツ。自家製のシンプルなドーナツを作ってインスタントコーヒーに浸して食いたくなること請け合い。作るのはさすがに面倒だったが、俺もこの本を読み終わって辛抱たまらなくなり、コンビニ行ってコーヒーとブランドーナッツを買ってきて食しながらこのレビューを書いていたりするわけです。 この本を読めば、太平洋戦争というのが日本の近代史においていかに大きな爪痕を残してしまったか、痛いほどによく分かる。そこからの復興と平和を享受してきた我々世代は、先人たちの努力と苦労に感謝しかない。 平成の世も「東日本大震災」を筆頭に様々な災害や景気動乱を経た苦労はあったものの、戦争という人間の愚かさだけは、少なくとも日本は避けられてきた訳で。これだけは新時代になっても続けていきたい。 ドーナツをかじりながら、珈琲を呑みながら、改めてそう思うわけである。

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2021/05/05
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ドーナツ、それは皆が愛する哲学的で懐かしいお菓子。 どちらかといえば、家で作る懐かしいドーナツの話が多いかも。もちろんミスタードーナツやクリスピークリームなど、お店で売っているドーナツの話も。戦前戦後のドーナツは圧倒的にホームメイド、もしくは喫茶店のもの。アメリカという国の影響を感じる、コーヒーとドーナツという組み合わせ。 ドーナツ、ときいて思い浮かべるものは千差万別。それくらい、ドーナツというのは、私たちにとって普遍的な存在になっている。そして、ドーナツの穴という哲学的な問題。でも、意外と、穴を開けた残りのところを「ドーナツの穴」と称している人がいて驚いた。 私はドーナツを家で作るのではなく、お店で買ってくるのしか経験したことがない。それを寂しく思いつつ、ドーナツが食べたくなる本だった。

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2018/07/05

ドーナツは、わたしの中ではふわふわと甘い存在ですが、ここにあるドーナツはしっかりと重かったり、穴がなかったり穴だったり。 懐かしいおやつ、として書いている方が多かったのもほっこりと、少し寂しい気持ちになりました。 千早茜さんは好きでいくつか読んでいる作家さんですが、一番心に残りま...

ドーナツは、わたしの中ではふわふわと甘い存在ですが、ここにあるドーナツはしっかりと重かったり、穴がなかったり穴だったり。 懐かしいおやつ、として書いている方が多かったのもほっこりと、少し寂しい気持ちになりました。 千早茜さんは好きでいくつか読んでいる作家さんですが、一番心に残りました。ドーナツのところではないけど、「小説というものに答えなどないのだ」というところにハッと。 それと松浦弥太郎さんのヘビーな思い出。こんなことって本当にあるんだ…。 いろいろな文章を読めて面白かったです。 読んだ後、早速ドーナツを買って食べてしまいました。

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2018/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドーナツ、 先日、次女の部活の送別会にミスドのドーナツを差入れしましたが…私は食べてないな。 カロリー高いので、そんなには好きじゃないかな。嫌いじゃないけど。 この本は、昔のドーナツを懐かしむのが多かったかな。 エッセイ的なのをいろんな方が書いたのを集めた本です。 ドーナツ何度か作ったりもしたね。 先日、ホルトハウス房子さんのことを調べていて、リクエストした本。ホルトハウス房子さんは、イーストを入れたレシピを紹介していました。さすがですね~

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