掟上今日子の備忘録 の商品レビュー
事件に巻き込まれる隠館厄介と、眠ると記憶がリセットされる為に最速の名探偵である掟上今日子の関わる各事件にうきうきして引き込まれた。SDカードの紛失、百万円と引き換えに一億円を要求される漫画家、小説家の原稿という宝探し、徹夜で百冊読破への挑戦、その後倒れた今日子の介抱、とどれも自然...
事件に巻き込まれる隠館厄介と、眠ると記憶がリセットされる為に最速の名探偵である掟上今日子の関わる各事件にうきうきして引き込まれた。SDカードの紛失、百万円と引き換えに一億円を要求される漫画家、小説家の原稿という宝探し、徹夜で百冊読破への挑戦、その後倒れた今日子の介抱、とどれも自然体且つ鮮やかだった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
西尾維新さんの本、初読みです。書店で並んでいる西尾さん作の本は表紙からして若者向けの雰囲気がでていて、なかなか手にとりづらかったのですが(苦笑)。 本作の探偵は「最速の探偵」もしくは「忘却の探偵」といわれています。何故なら彼女、掟上今日子は寝て起きたら記憶がリセットされてしまうからです。そんな彼女を必要としているのは、何故かトラブルに巻き込まれ疑われてしまうという男、隠館厄介(かくしだてやくすけ)。彼は何度も彼女に仕事を依頼していますが、一晩寝ると忘れてしまう今日子にいつも「はじめまして」と挨拶され、仕方ないとはいえ、その度に落ち込んでいます。「最速」の探偵だけあって今日子は忽ち事件を解決し、隠館を窮地から救ってくれます。 テンポよく読めて面白かったです。ただ、今日子にはいろいろと“事情”があるように思えます。シリーズの中で少しずつ明らかになっていくのでしょうか。それも楽しみです。
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1日で記憶をなくしてしまう探偵…なんて斬新な設定! 何度も今日子さんに探偵依頼をしている主人公の隠館(かくしだて)くんだけど、毎回忘れられて初対面扱い…例によって今日子さんに恋心を抱いているのだけど、忘れられているのだから不毛すぎる。 シリーズものの楽しみの一つに、二人の関係性...
1日で記憶をなくしてしまう探偵…なんて斬新な設定! 何度も今日子さんに探偵依頼をしている主人公の隠館(かくしだて)くんだけど、毎回忘れられて初対面扱い…例によって今日子さんに恋心を抱いているのだけど、忘れられているのだから不毛すぎる。 シリーズものの楽しみの一つに、二人の関係性の進展があると思うが、進展…するのか? 今日子さんの記憶障害がいつから始まったのか、原因は何なのか、そして今日子さんに探偵をさせているのは誰なのか…シリーズが進むにつれて、その辺も明らかになっていくのだろうか。
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ドラマにもなっているし、読みやすい感じでしたが、なかなか読み進められず。ドラマの印象が強すぎたのかも。
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前から気になっていた本。 短編集になっていて、読みやすかった。厄介みたいにヒロっちゃう人っているのかなぁ?今日子さんの記憶は大変だなぁ。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんだろうなぁ。本格によくある冗長の言い回しの割にライトな印象を与えるというのは、良くも悪くも作品を特徴付ける要素な気がする。好き嫌いがわかれそう。 昔1度読んで再度読み返してみたところだけども、じっくり読むというよりはテレビ見ながら読むくらいがちょうどいいのかもと思っちゃったなぁ。
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西尾維新は物語シリーズの奇をてらった文章が鼻について敬遠していたのだが、本書のなんと読みやすいことか。 わざとああいう書き方をしていたのだと思うと、尋常じゃない発刊ペースも相まってこの作家の技量が底知れなくなる。 さて本書は、寝るとその日の記憶をなくすという新色の探偵「おきてが...
西尾維新は物語シリーズの奇をてらった文章が鼻について敬遠していたのだが、本書のなんと読みやすいことか。 わざとああいう書き方をしていたのだと思うと、尋常じゃない発刊ペースも相まってこの作家の技量が底知れなくなる。 さて本書は、寝るとその日の記憶をなくすという新色の探偵「おきてがみ きょうこ」と事件を吸い寄せるトラブルメーカーの「かくしだて やくすけ」コンビの正統派ミステリーである。 1日で全て解決するという掟上探偵の特性から話はテンポがよく、種明かしも痛快まではいかぬまでも、唸らせる程度にはおもしろい。 まるで古畑任三郎のようなできの良い1時間ドラマを見ているようで、やはり実際にも新垣結衣主演で1時間ドラマになっているのだ。
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読みたい読みたいと思い続けて何年たったのだろう。 いつだって、たくさんの予約がついていて この機会を待ち続けた。 ということで、読んでみました。 初めての西尾維新。 ドラマを見てたので、内容はわかってますが、 面白かったぁ。 なんてことない謎解きは、物語に変化を持たせるために...
読みたい読みたいと思い続けて何年たったのだろう。 いつだって、たくさんの予約がついていて この機会を待ち続けた。 ということで、読んでみました。 初めての西尾維新。 ドラマを見てたので、内容はわかってますが、 面白かったぁ。 なんてことない謎解きは、物語に変化を持たせるために 登場人物のキャラ設定が大切。 という、意味では寝たら全部忘れる今日子さんは とっても魅力的。 厄介くんも岡田将生君で脳内変換。 最初の「初めまして、今日子さん」がお気に入り。 ゆるりとシリーズ読みすすめましょう。 寝たら忘れるのはいや、寝なくてもこの頃は物忘れが激しい私。 ブログランキング・にほんブログ村へ
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新垣結衣さん主演ドラマの原作。ドラマでは白髪の新垣結衣さんが可愛かった印象です。 原作本もあっという間に読みました。 『私は掟上今日子。25歳。置手紙探偵事務所所長。白髪、眼鏡。記憶が一日ごとにリセットされる。』 左腕にマジックペンで書かれたメモ。掟上今日子は、難事件を...
新垣結衣さん主演ドラマの原作。ドラマでは白髪の新垣結衣さんが可愛かった印象です。 原作本もあっという間に読みました。 『私は掟上今日子。25歳。置手紙探偵事務所所長。白髪、眼鏡。記憶が一日ごとにリセットされる。』 左腕にマジックペンで書かれたメモ。掟上今日子は、難事件を一日て解決する名探偵。だがそれは毎日記憶をなくしてしまうからであった。 更級研究所、笑井研究室から、機密事項の入っているSDカードがなくなった。室長は怒って怒鳴り散らした。そして、疑われたのは、この研究室に入ってまだ2ヶ月目の助手、隠館厄介(かくしだて やくすけ)であった。 子どもの頃から無実なのに事件の犯人として疑われやすい厄介。無実の罪を晴らすべく、名探偵・掟上今日子に犯人探しを依頼した。 一日で記憶がなくなってしまう掟上今日子、更級研究所、笑井研究室の人々に聞き取り捜査を始めるが……。 5話にはなっているけれど、三つの事件の物語。探偵掟上今日子に時間がないからこその速い展開でした。 子どもの名前に厄介(やくすけ)なんてつけないだろと突っ込みたいところはありましたがそこは推理小説のキャラクターの記号的なものかなあ。まあ、面白かったです。
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(収録作品)初めまして、今日子さん/紹介します、今日子さん/お暇ですか、今日子さん/失礼します、今日子さん/さようなら、今日子さん
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