おろしや国酔夢譚 新装版 の商品レビュー
大黒屋光太夫の乗る船が流されたのが1782年、このときの老中が田沼意次 光太夫がロシアから帰国したのが1792年、このときの老中は松平定信 同時期にはフランス革命が起こっている。 世界に大きな変動が始まった時期。 光太夫たちが極東、シベリアでの生活、その生活に慣れながら、帰国の...
大黒屋光太夫の乗る船が流されたのが1782年、このときの老中が田沼意次 光太夫がロシアから帰国したのが1792年、このときの老中は松平定信 同時期にはフランス革命が起こっている。 世界に大きな変動が始まった時期。 光太夫たちが極東、シベリアでの生活、その生活に慣れながら、帰国の希望をあきらめず、ともすると崩れ落ちそうになる気持ちを、意識して保つ姿には、驚かされる。 伊能忠敬の測量は1800年の開始、間宮林蔵の樺太探検は1808年、日本には未だ正確な地図がなく、日本は鎖国で多くの人は未だ外に目が向いていなかった時代。 帰国した後、光太夫は自分の国の状況について、どう思って暮らしていたのだろうか?
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【苛烈な大地で開花した光太夫のリーダーシップ】数か月の漂流の末にたどり着いた島。彼らを待っていたのは、ロシア帝国内での十年に及ぶ流浪の暮らしだった。映画化された傑作!
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