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水光舎四季 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2023/06/26

恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」が好きな人は好きだとおすすめされたので読みました。春夏秋冬の季節ごとに寄宿舎で少年少女が暮らすという、私好みの世界観でした。あまり春のお話が好きという方がいないですが、私的にはどのお話もとても楽しめました。星3なのはページがきちんと切れていなかった...

恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」が好きな人は好きだとおすすめされたので読みました。春夏秋冬の季節ごとに寄宿舎で少年少女が暮らすという、私好みの世界観でした。あまり春のお話が好きという方がいないですが、私的にはどのお話もとても楽しめました。星3なのはページがきちんと切れていなかったので。

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2021/04/21

私の感受性が強すぎるのだろうか?5ページに1回は涙が溢れる。もともと感情移入しやすい方だけれど、この本は特に。無いはずの場所が、目の前にありありと感じる。登場人物に温度がある。

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2020/03/15

信じるより疑う性質が強い私ではスプリング・スクールのような展開にはたどり着けなかった気がして恥ずかしくなりました。サマー・スクールには涙腺直撃くらって年甲斐もなく涙ぽろりしました。宮沢賢治の世界っぽいなあと思ったらあとがきで納得。

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2019/12/01

特期生(特別能力期待生)と呼ばれるささやかだけど人とは違った能力を持った少年少女が18歳まで毎年1年のうち決められた季節、3ヶ月間「水光舎」に寄宿し成長する物語。 春の不安定な新入生の成長から始まり、夏、秋、冬とそれぞれの特期生の成長が描かれています。彼らの成長の話も変化に富ん...

特期生(特別能力期待生)と呼ばれるささやかだけど人とは違った能力を持った少年少女が18歳まで毎年1年のうち決められた季節、3ヶ月間「水光舎」に寄宿し成長する物語。 春の不安定な新入生の成長から始まり、夏、秋、冬とそれぞれの特期生の成長が描かれています。彼らの成長の話も変化に富んでいて惹きこまれました。夏、秋の話が特に好き。 素敵な描写がいろいろ散りばめられていて良かった(四季それぞれの自然風景や、人物の感情描写など)266Pとか描写うまいなー好きだなーと特に思った。

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2016/12/03

能力を持つ子供がそれぞれ職業名を振られて、四季ごとにメンバーが入れ替わる寄宿舎での話 表紙の絵のまま、優しいお話。 自分の持つ柔らかな部分に届いてくるような綺麗さ 私は秋の、霊能者?の話が好きです。 友人の引越しで、別れを経験したところだったので色々共感しながら読んでしまいまし...

能力を持つ子供がそれぞれ職業名を振られて、四季ごとにメンバーが入れ替わる寄宿舎での話 表紙の絵のまま、優しいお話。 自分の持つ柔らかな部分に届いてくるような綺麗さ 私は秋の、霊能者?の話が好きです。 友人の引越しで、別れを経験したところだったので色々共感しながら読んでしまいました。思わずホロリときた

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2016/09/18

特殊な能力を持つ少年少女たちが集う寄宿舎水光舎でのお話。透明感のある文章で、どの季節のお話もよかったです。

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2015/09/19

ファンタジーっぽい設定は『月のさなぎ』っぽいけど、雰囲気とかはむしろ爽やかで明るいし、でも思春期のやや陰鬱な感じは『生者の行進』ぽかったですね。 義姉にひそかに憧れる弟の叶わない系近親相姦ねたも含めて。 でも全体通して、穏やかで優しい雰囲気だったな~~。中高校生にオススメしたいな...

ファンタジーっぽい設定は『月のさなぎ』っぽいけど、雰囲気とかはむしろ爽やかで明るいし、でも思春期のやや陰鬱な感じは『生者の行進』ぽかったですね。 義姉にひそかに憧れる弟の叶わない系近親相姦ねたも含めて。 でも全体通して、穏やかで優しい雰囲気だったな~~。中高校生にオススメしたいな。

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2015/07/08

超ファンタジーだけど、きっと誰でも共感できる部分があると思う。 自分にできること、できないことを知って、受け入れるのはすんなりできることではないけど、出来たときにちょっと成長できる。そんな瞬間が細やかに描かれている。

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2015/05/16

すこし珍しい力を持つ少年少女を季節ごとに入れ換えて集める寄宿舎の物語。 初めての不安も、出会えない恋も、普通は見えない別れも、困難の先の希望も、やわらかく描かれている。 四季の移ろいと、繋がってないようでしっかりと繋がっているバランスが素敵。 書評でヤングアダルトとして紹介されて...

すこし珍しい力を持つ少年少女を季節ごとに入れ換えて集める寄宿舎の物語。 初めての不安も、出会えない恋も、普通は見えない別れも、困難の先の希望も、やわらかく描かれている。 四季の移ろいと、繋がってないようでしっかりと繋がっているバランスが素敵。 書評でヤングアダルトとして紹介されていたのに納得。特別能力があってもなくても多くの人が抱える若い不安を丁寧に書いていた。 表紙の子は誰かなー誰でもいいかなー、なんて。あと帯の文句もかわいらしくて好き。

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2015/05/06

特殊能力を持つ子どもたちが四季のワンシーズンだけを水光舎と呼ばれる寄宿舎で過ごしながら、それぞれの能力や自分自身を成長させていく。 四季の自然の美しさや、動物や人との関わりがとても瑞々しく丁寧に描かれています。 「秋」の物語がとても切ない。 水光舎を卒業した後、この素晴らし...

特殊能力を持つ子どもたちが四季のワンシーズンだけを水光舎と呼ばれる寄宿舎で過ごしながら、それぞれの能力や自分自身を成長させていく。 四季の自然の美しさや、動物や人との関わりがとても瑞々しく丁寧に描かれています。 「秋」の物語がとても切ない。 水光舎を卒業した後、この素晴らしき日々に囚われずに生きるのってなかなかつらそうだけど、きっとそれは彼らの能力が助けてくれるよね。 世界はきっと美しい。

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