人間の死に方 の商品レビュー
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著者の父親を始めとして、いくつかの看取りの実例を示してくれるので、人の最期をどう過ごしてもらうかを考えるのによい。 父君は何もしない主義の医師だったため、現在終末期医療で行われている処置の中で、何が必要で何が不要かを考え直すことができる。 充分なデータがなしに著者の意見を書いている時は、その点を明記してくれるので、信頼できる。
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超面白い。医者である父の医療嫌いエピソード満載。とっても勇気が出る本だと思う。 死ぬってどういうことか、医療をどう利用するか考えさせられる。 2016.8.16.
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「今の医療は不安と心配ばかり増やしている。」医者が言ってくれたのが嬉しい。「莫妄想」「少欲知足」。2015.4.12
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一人の人間の生き方としては、興味深いというか、面白い。 人間というものは不思議だなぁ、と改めて思った。 結局、いろんな知識を持って、リスクを考えて、自分の求めるものを選択することが大事。
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2015.01.15 新聞に載っていました。 気になるので、覚書としてブクログに登録。 2015.01.22 購入。 2015.04.04 ちょっとずつ読み進めていた本。 著者の父上のことはちょっと極端な例だなあというのが本音でした。 しかし、あまり欲を持たず生きるってあこがれます。 そして、周りの人たちに感謝の心を忘れずに生きていきたいです。 そんな風に思いました。 手元に置いておきたい本。
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お父様の介護について書かれている 医師として忙しいのに、自宅で介護されていた 多くの経験をしているからこそ、落ち着いて介護されているけれども 決して楽ではなさそう 医療行為は拒んでいても 寝たきりになったので、身の回りの世話は必要 しかも、せん妄とか、不穏な状態にもなり 介護する...
お父様の介護について書かれている 医師として忙しいのに、自宅で介護されていた 多くの経験をしているからこそ、落ち着いて介護されているけれども 決して楽ではなさそう 医療行為は拒んでいても 寝たきりになったので、身の回りの世話は必要 しかも、せん妄とか、不穏な状態にもなり 介護する側の疲れや不安も大変そう それでも、比較的には安らかに逝けた方らしい 自分の時は、どうなるやら
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代々医者の家に生まれた著者は作家志望だったが、それでは食っていけないということで医者にさせられた。その著者が医者である父の生き様を通して、医療とはなにかを問いかける書。このお父さんという人がすごい。医者であるのに、病気になっても治療を拒否し、それでいてストレスがたまるのが一番よく...
代々医者の家に生まれた著者は作家志望だったが、それでは食っていけないということで医者にさせられた。その著者が医者である父の生き様を通して、医療とはなにかを問いかける書。このお父さんという人がすごい。医者であるのに、病気になっても治療を拒否し、それでいてストレスがたまるのが一番よくないと言って、好きな甘い物を食べまくる。あげくのあて糖尿病になって足が壊死してもやめない。運のいいことにインシュリンを打ち続けているとその壊死がなおってしまった。要するにこのお父さんは、放っておいても大丈夫という根拠のない楽観主義と悪くなったらあきらめるという覚悟をもっていたのである。最後に前立腺ガンになったときはこれで死ねると思い、治療をしようとする医者に、患者がいいと言っているのに無理強いするなと説教する始末。この考え、中村仁一さんに似ているなと思ったら、同じ幻冬舎新書で中村さんと『思い通りの死に方』という本を二人で書いていた。それにしても、今の医療の早期発見、過多治療へ疑問をもつ医者が増えてきたということである。
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介護などの現実が描かれていて、将来自分自身が経験することになりうる状況に対する心構えを持つために、大変参考になりました。 また、人間の体の強さ・不思議さを感じ、医療者は患者の治癒力を高めるための良きパートナーであってほしいと思いました。
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