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にんじん の商品レビュー

3.5

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2023/01/22

された虐待がエグいのはもちろんなんだけど、それ以前に、容姿の特徴であだ名がつくのってどんなにライトなものでも最悪だよねー。

Posted byブクログ

2022/11/12

私も家族でありながら、その家族が私を家族嫌いにするっていう話。 母親の酷い仕打ちや家族の冷たさを感傷的ではない淡々とした文章で綴られている不思議な作品。

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2022/09/01

読んでいて辛くなってきたけど、ニンジンがメンタル強すぎて救われた!最後の人参の反逆は気持ちが良い!!

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2022/05/18

小3の時、産休に入る先生からクラスの子供たちに1人一冊ずつ本をプレゼントされた。私がいただいたのはこの『にんじん』。大人になり、ヴァロットン展で彼が挿絵を描いた本に惹かれて購入。 何故こんな物語を、という疑問は巻末の解説で納得。さらに心が痛くなった。

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2022/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

痛い。痛過ぎる。表紙イラストのかわいさ故、ディズニー的ハッピーエンドを期待して購入したが、初っ端から虐待の嵐。顔が引き攣るシーンが度々出てくる。毒親の発言が自分の思考と化していた(刷り込み、思い込み?)が、大人になるにつれ、自分の意見をちゃんと言語化できていく。最後の、「ああ、誰も僕を愛してくれないんだ」のセリフが出た時は、苦しいながらも、ちゃんと自覚して言葉にできて良かった、とにんじんの成長を感じた。

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2021/11/27

読書中 日常のある出来事を1,2ページの長さで切り取り、それを繋げて物語は進んでいく。 その出来事は主人公にとってターニングポイントかもしれないし、何気ない1日かもしれない。 この母親にとって家庭は世界そのもので、家庭で起きたことは世界で起きたどんな事件よりも遥かに重大な事件...

読書中 日常のある出来事を1,2ページの長さで切り取り、それを繋げて物語は進んでいく。 その出来事は主人公にとってターニングポイントかもしれないし、何気ない1日かもしれない。 この母親にとって家庭は世界そのもので、家庭で起きたことは世界で起きたどんな事件よりも遥かに重大な事件になる。故に家族のだれよりも家族のことに敏感になる それは悲しいことに感じた。それは小さな世界に生きるからではなく小さな世界しか見せてもらえない時代に生まれたから。 いつかのcoten radioでこの時代は多産多死で、ある程度の年齢になるまで子供は小さい人間であり。布団と食料のみ与えられ、無償の愛が届けられることはなかった。それは母親が多産多死の状況で平静を保つ生存戦略の一種かもしれないという話を思い出した

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2021/04/25

お母さん、マジで虐待じゃねーの…噂には聞いていたが… にんじんかわいそすぎでしょ… いやまあ確かに途中からちょっとは好転するけども…

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2021/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

訳者による解説が秀逸である。今から読むならこの高野優さん訳の新潮文庫版をおすすめしたい。 にんじんはかわいそうだけど、にんじんも小憎たらしいところがあるからそこまで感情移入できないというような書評や感想を目にしたことがあるが、なぜにんじんはそういう言動に及んでいるのかということだ(訳者の違いによって、よりどっちもどっちと受け取れるような訳になっているものもあるのかもしれない)。 誰がなんと言おうが、このにんじんという作品は母親に苦しめられている少年が母親を拒否するまでの成長を描いた物語である。 なんとなく児童文学ぽく扱われている気がするけど、大人こそ読むべき本ではないかと思う。

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2021/02/25

にんじんへの、母親からの精神的虐待はすごい。 ときどき優しさをみせる辺りがいやらしい。 にんじんは、といえば子供らしくズルをしたり、嘘をついたりしながらも、強く逞しく日々を過ごしている。 その成長する姿に痛ましさと、愛おしさを同時に感じる。短編集のようでありながら、巧みな構成に沿...

にんじんへの、母親からの精神的虐待はすごい。 ときどき優しさをみせる辺りがいやらしい。 にんじんは、といえば子供らしくズルをしたり、嘘をついたりしながらも、強く逞しく日々を過ごしている。 その成長する姿に痛ましさと、愛おしさを同時に感じる。短編集のようでありながら、巧みな構成に沿って描かれているところも面白い。

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2020/08/31

自伝的小説。 母に虐待を受けていた少年。 とはいえ、出来うる限り、軽やかに文章が綴られている。 当時の暮らしに、ビックリする箇所も。 ←お酒を飲ませたりとか。 最初は、母が絶対だった。少年に同情を寄せる大人たちに、反対にくってかかる。 愛情と憎しみが、入り乱れている。 子ども...

自伝的小説。 母に虐待を受けていた少年。 とはいえ、出来うる限り、軽やかに文章が綴られている。 当時の暮らしに、ビックリする箇所も。 ←お酒を飲ませたりとか。 最初は、母が絶対だった。少年に同情を寄せる大人たちに、反対にくってかかる。 愛情と憎しみが、入り乱れている。 子どものときに読んだときは、ひたすらにんじん目線で読んでいた。たしか、繰りかえし、読んでた。でも細かな感想は覚えてないのです。 大人になって、母親のことやまわりの大人たちについて考えてしまった。 1番悪いのは母親なのは揺るぎない。にんじんは父親を大切に味方だと思っている。 でも、夫婦仲が円満であれば、この虐待はおきなかったのでは?とも、思った。 ただ現実、親が変わることってまず無いので、にんじん自身が成長して、ここから抜け出すことが出来ていたらよいなと。

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