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熱狂、恐慌、崩壊 原著第6版 の商品レビュー

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2022/11/30

ボリュームがすごくて、一度読んだだけではよく理解できない気がした。 金融危機の歴史を綴っている。 最後の方に掲載されている金融危機一覧表みたいなものは便利だと思った。 出来ればもう1回読みたいので★4つ

Posted byブクログ

2022/02/13

2022年2月現在と重なる記述が多くてドキドキしました。 インフレ率の異常な上昇、極端な信用膨張からの恐慌などなど。 全てを理解して読み終えたわけではありませんが、現代と過去を照らし合わせて 今後何が起こりそうか?ということを考えるヒントになる本です。

Posted byブクログ

2019/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

投資家達の心理状態を知りたくて本書を借りたが、中身はタイトル通り金融史を語る内容でした。 よって、時間掛けただけで得るものはありまりなかったですね。 しかし、バブルが過去20年の間に何回も発生した元凶が、1970年以降の変動為替制への移行だったことは初耳でした。 変動為替制への移行により、市場がリターンを求めて1国へ資金が流入すると、通貨の変動も相まって資産が高騰しバブル化。 そのバブルがはじけると、資金は再び投資先を求めて集中流入し、バブル化と崩壊を繰り返す。 そして現在は崩壊を繰り返した結果、世界中の金利がゼロと化しつつある。 果たして世界のお金は、どこに向かうのだろうか?我々はどこに投資をすべきなのだろうか?

Posted byブクログ

2017/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2014年(原著6版、事実上の補訂版の訳本)刊。著者故キンドルバーガーは元マサチューセッツ工科大学教授、アリバーはシカゴ大学名誉教授。  バブル発生と崩壊は銀行制度の普及時から不可避的に生まれる経済現象か、そんなふうに思わせるほど、世界中でいつの時代にも起こってきた。  本書の数多ある経済史的事件から感得できるこの事実や、バブル崩壊頻出を解説する書は、平成バブル崩壊から拓銀・山一・各長信銀破綻の時期以降、それこそ数多刊行済み(幾つかは読破済)である。  そういう意味で、29年大恐慌、米貯蓄貸付組合破綻、平成バブル崩壊。あるいはチューリップバブルなど、史的なバブル崩壊史はそれほど新味ではない。  ただし、本書は、かかる歴史上のバブル崩壊事案における、市中銀行や中央銀行、あるいは国際間協調や逆の反発、さらには世界銀行やIMF等の国際機関の果たした(果たさなかった)役割を史的事実を含めて説明し、他書に見ない叙述もある。  防止策も触れるが、本書はオーストラリア学派に近く、個人的には賛同できないところではある。  が、先の長所を見れば読む価値は十分あると思える一書といえる。

Posted byブクログ

2016/03/14

過去400年金融危機の歴史について経緯を詳述し、そのメカニズムについて説明した書。具体的には、信用供給増加→経済の好転→楽観論の台頭→資産価格の上昇→消費の増大→投資の増大→陶酔感の蔓延→バブルのピーク→バブルの破裂という道筋を辿るようだ。特に目から鱗が落ちるというわけではないが...

過去400年金融危機の歴史について経緯を詳述し、そのメカニズムについて説明した書。具体的には、信用供給増加→経済の好転→楽観論の台頭→資産価格の上昇→消費の増大→投資の増大→陶酔感の蔓延→バブルのピーク→バブルの破裂という道筋を辿るようだ。特に目から鱗が落ちるというわけではないが、数々の事例を説明されると、説得力がある。ただ、近年の日本の状況を見ると、信用供給の増大にもかかわらず、一時的な経済の好転、資産価格の上昇があっても、消費の増大につながっていないのは何か別の説明が必要な気もする。

Posted byブクログ