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クリスマスまであと九日 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/12/17

この作品、共作だったのですねー。 たった今、著者名を記しながら驚きました! メキシコでは、クリスマスまでの9日間、毎日どこかの家でポサダというパーティーをしてお祝いの日々が続くのですね。 今年はコロナで寂しいお祝いになってしまっているのかしら? 子ど...

この作品、共作だったのですねー。 たった今、著者名を記しながら驚きました! メキシコでは、クリスマスまでの9日間、毎日どこかの家でポサダというパーティーをしてお祝いの日々が続くのですね。 今年はコロナで寂しいお祝いになってしまっているのかしら? 子どもたちが幸せだといいなぁ。。 この絵本の主人公は幼稚園に通い始めたばかりのセシ。 ある日お母さんがいいました。 「大きくなったから、セシのポサダをしてもだいじょうぶでしょう」 ポサダは、キリストを身篭ったマリアが、夫ヨセフとともにベツレヘムへと向かい、宿を求めた、福音書の中にある通りの出来事を祝うお祭り。 子どもたちは、その家に吊るされたピニャタを目かくしして棒で叩き割るという遊びを何より楽しみにしています。 ピニャタは星の形や動物の形をした粘土や紙でできた人形のようなもので、中にたくさんのお菓子やキャンディー、ナッツや果物などがはいっているのです。 幼稚園がお休みに入り、ポサダまでの長い日をお手伝いのマリアと過ごすセシの様子や メキシコの街のいろんな姿が描かれていてとても興味深いです。 公園の池にいた、大好きなアヒルの真似をして、お風呂に水を貼って真似してみせるセシなんていう、もしかしたらこのお話の中に特に必要ともしないエピソードが、とっても愛おしいんですよね。 また、労働者と、セシの家のような中産階級的な家庭の様子といった、貧富の差もさらっと描かれていて奥深い。 なによりも、セシとピニャタの、また大好きなお人形のガビナとの世界が、とっても愛おしくてキュンキュンしてしまいます。 ポサダのその日のセシの気持ち、なんだか分かるなぁ。 お友だちを呼んで、ひな祭りのお祝いをしたあの日を思い出しました☺️

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2018/01/15

以前に読んだ時は、とにかく素敵!って思ったけど 読んでいただくと、日常の普通の女の子の様子だね いろんな声が聞こえたり、星になったり そこは、しっかりファンタジー(^^)

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2013/10/25

◆「ポサダ(宿屋)」はメキシコのクリスマス前の9日間のお祭り。ヨセフとマリアの「聖なる巡礼」をまねて子どもたちが家々を巡ります。ポサダに欠かせないのが、お菓子や果物を詰め込んだ素敵な色や形の薬玉「ピニャタ」。西瓜割のように目隠しをして割って楽しみます。インディオとスペイン、二つの...

◆「ポサダ(宿屋)」はメキシコのクリスマス前の9日間のお祭り。ヨセフとマリアの「聖なる巡礼」をまねて子どもたちが家々を巡ります。ポサダに欠かせないのが、お菓子や果物を詰め込んだ素敵な色や形の薬玉「ピニャタ」。西瓜割のように目隠しをして割って楽しみます。インディオとスペイン、二つの文化が混じり合ってできたメキシコのクリスマスは独特なのですね。◆初めてポサダを開いてもらう女の子セシの選んだピニャタは、東方の博士にキリスト降誕を知らせた星の形。「私のピニャタ割らないで」と思うセシの気持ち、よくわかります(^^) ◆落ち着いた色の基調のなか、色彩(ビビッドな!)をあたえられているのは、わずかに、服や果実・花・お菓子・ピニャタ・灯りのみ。きっと小さな女の子セシの目にキラキラと映っているもの。デザインとしても素敵な絵本。絵:マリー・ホール・エッツ。【2013/10/25】 

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2011/12/12

『クリスマスのつぼ』というメキシコのクリスマスのお話を読んで、「ポサダ」のことも、「ピニャタ」のことも、知っていたので、すんなりとおはなしに入っていくことができた。 「ガビナ」という人形をいつも連れている幼稚園に通うセシちゃんのクリスマスでの出来事。期待や不安、悲しみや喜び、いろ...

『クリスマスのつぼ』というメキシコのクリスマスのお話を読んで、「ポサダ」のことも、「ピニャタ」のことも、知っていたので、すんなりとおはなしに入っていくことができた。 「ガビナ」という人形をいつも連れている幼稚園に通うセシちゃんのクリスマスでの出来事。期待や不安、悲しみや喜び、いろんな気持ちを乗り越えて、成長するセシちゃんの姿が、とても愛らしく、応援したくなります。 同じ作者「エッツ」の『わたしとあそんで』とともに、女の子をもつお母さんにぜひオススメしたいです。

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2011/06/25

もう、本当にかわいい物語で、絵本をぎゅっと抱きしめたくなる。 大きく社会は人間を「大人」と「子ども」に分ける。しかし、その「子ども」のなかでも、「子ども」とそこに加えてもらえない「子ども」の2種類があることを気づいている人は多くない。いわゆる、みそっかすの存在である。 本...

もう、本当にかわいい物語で、絵本をぎゅっと抱きしめたくなる。 大きく社会は人間を「大人」と「子ども」に分ける。しかし、その「子ども」のなかでも、「子ども」とそこに加えてもらえない「子ども」の2種類があることを気づいている人は多くない。いわゆる、みそっかすの存在である。 本書は、そのみっそかすである、セシちゃんが子どもの仲間に入る間際で感じる、様々な感情を丁寧に丁寧に描いている。そして、その感情のなんて純粋なこと。やっぱり、マリー・ホール・エッツは天才だなと思ってしまいました。

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2009/10/04

Diary:2004/12/5 メキシコの人々の食事、住まい、街の様子が、写実的でありながら、いきいきと描かれている。幼いこどもの気持ちを表す、その描写も見事。

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