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新・戦争のつくりかた の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2024/07/31

図書館本。終戦記念日が近づく夏に。日本はどこに向かっているのか、長女と考える。政治を自分事として考えられるように。

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2024/05/26

戦争をしないという憲法に守られてきた日本が、巧妙に法律を変えて戦争に参加する準備を着実に進めてきている。この本が出版されて10年だけど、今も着々と進んでいる。例えば、有事では高カロリーな作物を作ることを生産者に強制できるような法律を作ろうともしている。戦時中、花卉農家が花の種を捨...

戦争をしないという憲法に守られてきた日本が、巧妙に法律を変えて戦争に参加する準備を着実に進めてきている。この本が出版されて10年だけど、今も着々と進んでいる。例えば、有事では高カロリーな作物を作ることを生産者に強制できるような法律を作ろうともしている。戦時中、花卉農家が花の種を捨てられたように。 考えるのも声を上げるのも簡単ではないから、「人任せにしているうちに取り返しのつかない渦中に入ることになるよ」とこの本に呼びかけられた。

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2024/04/30

2004年の「戦争のつくりかた」から、10年後の2014年になっての続編です。 日本版NSC(国家安全保障会議)、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使解禁に明け暮れた2013年の安倍政権の動きに危うさを感じ改版したようです。 現在は本書出版時からさらに10年を経過し、安倍政権下...

2004年の「戦争のつくりかた」から、10年後の2014年になっての続編です。 日本版NSC(国家安全保障会議)、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使解禁に明け暮れた2013年の安倍政権の動きに危うさを感じ改版したようです。 現在は本書出版時からさらに10年を経過し、安倍政権下で「戦争できる国」であることを正当化するための法律もさらにたくさん作られてしまいました。 幸いにも9条の戦争放棄の条文を変更しようという憲法改正(改悪)には至りませんでしたが、勝手に憲法解釈の変更をしています。 「戦争できる国」への準備を整えてきたこともあってか、近年は軍事予算を大幅に増やしています。 つい先日も岸田総理がアメリカ訪問して、米軍との連携強化を約束してきたようです。 アメリカから軍事兵器を購入する以外に、最悪の事態になった時、自衛隊が米軍の指揮下に入るということが危惧されます。 ウクライナやイスラエルでの戦争のニュースを見るたびに、戦争はしちゃいかんと思います。 過去に日本が経験してきた戦争による惨状を忘れてはいけません。 戦争が正当化される社会を許してはいけません。 最近の、 「軍事力強化が最大の防御策」とか 「アメリカは助けてくれないので日本は自力で戦えるようになるべき」 と考える人が増えている風潮が怖いです。 この「新・戦争のつくりかた」はWebでも読めるようになっていました。 アニメーションも見れるようになっていましたので、興味ありましたら下記をご覧ください。 https://sentsuku.jimdofree.com/ 人類は、安易な戦争という手段に頼らずに問題解決に導く知恵をつけなくてはいけないと思います。

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2024/04/25

怖っ! この本に書いてあることが一つずつ実現されているような気がする。 国民が嫌だと言っていることを無視して強行採決…どころか閣議決定されて… 日本は本当に戦争したいの? 私は絶対に嫌だよ! 9条のあるこの平和な日本が好きなんだ。 ふざけるな、戦争反対!

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2022/10/04

ただただ怖い。 本田由紀さんが講演で絶賛オススメしていたので、ぜひにと思って読んでみた。 巻末に資料がついているのがとてもいい。 ヒタヒタと戦争できる世の中作りが進行中。

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2020/05/07

「戦争のつくりかた」を、非常に簡潔に、順を追ってわかりやすく示している本。 1ページ1ページ文字は少ないけれど、絵と読み合わせるととても深い意味を持ったものに思えてくる。 政治に全く関心がないという人は1度読んでみてほしい。適当で意思のない投票が戦争への第一歩になりうることを...

「戦争のつくりかた」を、非常に簡潔に、順を追ってわかりやすく示している本。 1ページ1ページ文字は少ないけれど、絵と読み合わせるととても深い意味を持ったものに思えてくる。 政治に全く関心がないという人は1度読んでみてほしい。適当で意思のない投票が戦争への第一歩になりうることを自覚すべきだと考えさせられた。

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2019/05/06

戦争へつながるステップがわかりやすい絵本になって描かれています。 こども達にとって、次の日本をどんな姿にするべきか 大人たちが考える必要がありますね。

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2019/01/11

旧版から10年、タイトル通りその間に着々と戦争がつくられていることに気付かされる本。わかりやすい内容だけれどこれは平和について議論するためのきっかけにすぎない。知ることは大事だけれどここから例えば選挙に行くとか何か行動に移さないと読んで終わりになってしまう。自衛隊の海外派遣等、簡...

旧版から10年、タイトル通りその間に着々と戦争がつくられていることに気付かされる本。わかりやすい内容だけれどこれは平和について議論するためのきっかけにすぎない。知ることは大事だけれどここから例えば選挙に行くとか何か行動に移さないと読んで終わりになってしまう。自衛隊の海外派遣等、簡単に反対とはいえないものもあり、子どものうちから考えるためのとっかかりとしては良い本だ。

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2017/01/14

昨晩、実家近くの小さな映画館で映画「第九条」を視聴。 数年後におこるかもしれない憲法改正を考えさせられる作品だった。その「数年後」に発言力が今よりも高められるように、今も人間力を上げていきたい。 https://dai9jo.localinfo.jp/

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2016/06/04

 本書の帯に,”よくよく考えれば,「平和」の反対語は「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。ぼくらがペテンにひっかかるところから,もう戦争は始まっています”’というアーサー・ビナード(詩人)の言葉が紹介されています。これが,一番,心に残った言葉です。  実は,本書が,10年前...

 本書の帯に,”よくよく考えれば,「平和」の反対語は「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。ぼくらがペテンにひっかかるところから,もう戦争は始まっています”’というアーサー・ビナード(詩人)の言葉が紹介されています。これが,一番,心に残った言葉です。  実は,本書が,10年前に『戦争のつくりかた』として出版された本の続編かというと,そうではありません。本文の内容は,全て同じです。ただ,この10年で,先の『戦争のつくりかた』が予言したことが,着実に進んでいることを「付録」で紹介しています。この間,実にたくさんの法律ができ,そのどれもが,着実に,本当に一歩一歩,日本を戦争ができる国へと導いているのです。この間の法律や施策の一つ一つを見ると,たいしたことないやと思うかも知れませんが,すべてはつながっているのです。  わたしたちは,「戦争するっていったときに反対すればいいや」と思っているのですが,その時は,すでに反対できない。いや,もしかすると,戦争賛成の方に意識が洗脳されているかも知れない…「平和」の反対語を「戦争」だと思っている間に,ペテン師達は,着実に「普通の国(戦争のできる国)」にしていくのです。  かつてのナチスも,国民から絶大な支持を得ながら,大きくなり,そして暴走していきました。民主的に選ばれたから,平和につながる…そんなことは言えないのです。  国民一人一人がダマされない,ペテンにかからない,そんな目を持っていないと,いつの間にか,新たな戦前になっている…いや,すでに,その一歩手前かもしれません。

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