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跳びはねる思考 話のできない自閉症の僕が考えていること の商品レビュー

4.3

87件のお客様レビュー

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2014/11/26

NHKのドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」を見たことがきっかけで買い求めました。 東田さんは、思うようにならない体で必死に生きています。 彼の紡ぐ言葉は、明快で詩的で深いものです。 この本を読めば、自閉症に無知な人は啓蒙されるでしょうし、自閉症者の家族の多く...

NHKのドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」を見たことがきっかけで買い求めました。 東田さんは、思うようにならない体で必死に生きています。 彼の紡ぐ言葉は、明快で詩的で深いものです。 この本を読めば、自閉症に無知な人は啓蒙されるでしょうし、自閉症者の家族の多くが光を見出すに違いありません。 私も、完治困難なある病気に罹っています。 東田さんのように、同じ病気で苦しむ人たちの希望になれたらと思わずにいられません。

Posted byブクログ

2014/11/26

障害者が書いた、素晴らしい本。 と、構えて読むと、あれっ⁉︎と感じていたかも。 テレビで予備知識があり、東田さんの思いを見せてもらった気分。よし、がんばろう!と不思議に思えてきた。

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2014/11/25

ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/article/409495327.html 衝撃の書だ。重度の自閉症者の目に、世界はどのようにみえているか、時間をとらえる感覚、空間をとらえる感覚はどうなっているか、それを、自閉症者自身が、ものすごく分...

ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/article/409495327.html 衝撃の書だ。重度の自閉症者の目に、世界はどのようにみえているか、時間をとらえる感覚、空間をとらえる感覚はどうなっているか、それを、自閉症者自身が、ものすごく分かりやすい言葉で語っている。 しかも、語っている著者は、肉声での会話ができない。長い修練をへて、文字盤を指さしながら言葉を発していく「文字盤ポインティング」や、パソコンを使ってのエッセイなどの手法で、コミュニケーション能力を獲得した。 13歳の時に書いた『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、2007年)は、いま世界20か国以上で翻訳され、アメリカ、カナダのamazonで1位を獲得しているという(カバー裏・著者紹介より)。 いくつもいくつも、印象的な言葉がでてくる。 会話の脈絡とは関係のない言葉がとつぜん口をついてでてきたり、跳びはねたり、相手を無視しているような動きをしたりといった自閉症者の突飛な行動について東田はいう。 「僕は、まるで壊れたロボットの中にいて、操縦に困っている人のようなのです」(P42)。 そうなのか!あのような行為は、自分の操縦に困っている状態なのか。 なんというわかりやすい表現だ。

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2014/11/20

テレビでこの方の存在を知り、早速読みました。分析が凄い的確です。つい言葉を発してしまう理由もわかり、納得の一冊でした。

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2014/10/22

最初は異世界を体験するような感覚で面白かった。ハンディキャップの有無に関わらず、他者の感覚に触れるのは面白いと思う。 ただ、同じ調子で繰り返される“自閉症患者の世界を分かって下さい!僕らは苦しいんです!”的なメッセージに途中から辟易とし始めた。 そんなもん、健常者にだってあるわ!...

最初は異世界を体験するような感覚で面白かった。ハンディキャップの有無に関わらず、他者の感覚に触れるのは面白いと思う。 ただ、同じ調子で繰り返される“自閉症患者の世界を分かって下さい!僕らは苦しいんです!”的なメッセージに途中から辟易とし始めた。 そんなもん、健常者にだってあるわ!誰もが自分と他者との間にある乖離に苦悩しながら生きてるし、そんな中で他者と相互理解を深めることにこそ生きる意味があるとさえ言える。 これは編集サイドの問題も大いにあると思う。 ハンディキャップを有する人間は、その文化を担う権利を有している存在です。 確かに彼らにとって生きにくい世の中なのでしょう。だからこそ得られるものだってある筈。 彼らは決して“可哀想な存在”ではない。 そんな扱いも振る舞いも僕は許容しない。

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2014/10/21

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2014/10/18

東田さんの本は 自分では表せなかった気持ちを的確に表現していて、そうなのか!と納得する事や、うんうん 、これが言いたかったのだ!とか、自分の中で意識した無意識で誤魔化していたものが言い当てられてしまい、白旗を上げる様な気持ちになったりさせられます。 しっくりする言葉の数々に ...

東田さんの本は 自分では表せなかった気持ちを的確に表現していて、そうなのか!と納得する事や、うんうん 、これが言いたかったのだ!とか、自分の中で意識した無意識で誤魔化していたものが言い当てられてしまい、白旗を上げる様な気持ちになったりさせられます。 しっくりする言葉の数々に 沢山気づかされ、教えられています。

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2014/10/17

発声言語や音声によるコミュニケーションが出来ない自閉症者が書いたもの。 内容的には,本当に言葉が話せないのかと思ってしまうほど,豊かな内面世界が描かれている。そうした内面世界や思考を特別な技術を使って言語的に表現しているが,そうした思考言語はどうやって生み出されるのだろうか。他の...

発声言語や音声によるコミュニケーションが出来ない自閉症者が書いたもの。 内容的には,本当に言葉が話せないのかと思ってしまうほど,豊かな内面世界が描かれている。そうした内面世界や思考を特別な技術を使って言語的に表現しているが,そうした思考言語はどうやって生み出されるのだろうか。他の自閉症児者も音声言語は持たずとも,思考言語を持っているのだろうか,それはどうやって形成されていくのだろうか,などといろいろと考えてしまった。

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2014/10/13

もう、22歳になっていたんですね。自閉症の僕が跳びはねる理由から読んでいました。内面も更に豊かに成長し、私たちに何をどのように考えているのかを伝えてくれています。

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2014/10/11

職場関係の方に頂いた本。 とても読みやすくあっという間だった。 インタビューも丁寧に書かれていて良かった。 時間の感覚、線として繋がっていなく点であるとか 人の風景の一部で、自然界としてとてもフラットだなと新鮮な価値観を与えてもらった。 それにしても会話ができない彼に文章を書...

職場関係の方に頂いた本。 とても読みやすくあっという間だった。 インタビューも丁寧に書かれていて良かった。 時間の感覚、線として繋がっていなく点であるとか 人の風景の一部で、自然界としてとてもフラットだなと新鮮な価値観を与えてもらった。 それにしても会話ができない彼に文章を書く才能があることはとても夢があると思った。

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