老人と海 の商品レビュー
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有名な作品で物語自体は知っていたが、初めて読んだ。 物語自体はシンプルだし、わかりやすいが、無常観や虚しさなど複数のテーマが上手く詰め込まれている。
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思い返しても本当に良い本だと思った 現代のストーリーテリングの形式に及ぼした影響うんぬん抜きにして心に残る本だった
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2025.1.1読了。 ここのところよく行っている古着屋の店長が「迷ったときによく読む」と話していたのでさっそく買って読んでみた。 ヘミングウェイははじめてだけれども簡潔な文体とどこかで聞いた通り、シンプルで読みやすく、最後まですらすらと読め、そして最後、妙に感動した。 内容はといえば、とある村(おそらく南の国)の老漁師が長く続く不漁を挽回しようと沖に出たところ大物に出会い、苦戦しながらもどうに釣り上げる。乗っている舟よりも大きなサイズの魚をどうにか陸まで持って帰らなければいけないが結果として鮫に食い尽くされてしまい、老漁師は村に帰る。 というだけの話なのだが、舟の上での老漁師の呟きや、失敗との向き合い方、そのあっけらかんとした感情に逞しさを感じとってそこに感動したのだった。 古着屋の店主は「結論がないのが良い」と言っていたがまさにその通りで、人生のままならなさやそれとの付き合い方が滲み出るように思えたのだった。
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名前のみ知っていた話で、図書館に出向いたときに文庫本が目についた。おお、割と薄い。読んでみようかと思った。不漁に悩まされている漁師の老人が、慕ってくる少年を置いて漁に出て、大物と出くわし堂々と戦う。ハラハラと読みながら、なんとなく途中で「老人と海」を辞書で引いてみるとカジキは仕留められるがサメに襲われて骨になってしまうというオチまで載っていた。やっちまったなあ、と思う。老人はカッコよく、少々古臭い表現かもしれないが、男らしい。
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一度は読んでみたいと思って手に取ってみた名作 簡単に言えば釣りの話 カジキを釣り上げ、持ち帰るまでの経過が書かれています カジキと老人、そして鮫 老人が海と共に生きてきた、それが釣りという行動によって表現されています 老人と海との関係性 お互いに生きるための行動ですよね
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凄い。流石、構造主義の犠牲者世代と言わざるを得ない。 自己とは他者を含む。 海にいる老人は、少年であり一匹のおおかじきでもあった。
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難しかった。ひとことで言えば、運に見放された老人の闘漁記。三日間もカジキと闘った老人の必死さや強さが映像で伝わってくるほど描写が素晴らしかった。30年後に読めば、もう少し面白いと思えるはず。
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老人とカジキの同一化。孤独ではないが、種を同じくする生きものが、自分のほかにはいないとき、人が対話をするのは、「わたし」だし、向き合うのも、「わたし」なのかもしれない、と思う。 地の文と、台詞とが、齟齬を起こして、喧嘩のようなものをするところと、回遊するカジキに引きまわされて、...
老人とカジキの同一化。孤独ではないが、種を同じくする生きものが、自分のほかにはいないとき、人が対話をするのは、「わたし」だし、向き合うのも、「わたし」なのかもしれない、と思う。 地の文と、台詞とが、齟齬を起こして、喧嘩のようなものをするところと、回遊するカジキに引きまわされて、自分が分からなくなっていくサンチャゴが、特に好きだった。
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「久しぶりに読んだらめっちゃ良かったです!ぜひ読んで下さい!!」 と高校生が目をランランに輝かせて勢いよく言われ、そういえばちゃんと読んだことなかったな、と思ってよんでみよっかな~と。いう淡い気持ちで読む。 読もうとする動機は、ただ、目の前の興奮に感化されて。 なので、最初、老人と海...少年?...また海、老人とタイトル通りのお話。いったん休憩。やぱい。疲れた身体には、ちょっと睡魔が勝ってしまう。 再度1か月後に読んだ。半分くらいで、スラスラ読める。いつもまにか老人を応援している自分がいる。一緒にハラハラする。時々、老人の一言に感心する。 なんだかいい世界。 そうして、いい感じになったところであとがき。えーーーーこんな薄い本だったの??と驚き。 P109 「だが人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。」老人は言った。 「叩き潰されることはあっても、負けやせん。」 勧めてくれた子もこの一文を読んだだろうか。 そうであったら、このうえない嬉しさがこみ上げる。 勧めてくれてありがとう。いい出会いでした。 また再読したいな。
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学びは、漁の周りの漢字の読み方とか魚の部位の漢字とかが勉強になったし、英語を翻訳してるから?長さの単位とか(ft、mile)の一般常識的なものも知れた、あとイルカがなんで跳ねるかの理由とかも知れた! 感想は老人視点での海(湖?)の美しさ、楽しさ、とそれでも過酷で厳しい部分が伝わってきて沖でひとりぼっちの雰囲気を味わえた気がした所と、老人の漁(仕事)に対する向き合い方が終始共感できて、とても人間らしいと感じました!
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