なぜ、健康な人は「運動」をしないのか? の商品レビュー
《健康長寿への橋渡し》本書は健康に長生きするために、身体にとってちょうど良い強度の運動を適度に継続することを勧める。ちょうど良い強度というのは、概ね早歩き相当だそうで、良い収穫になった。ただ、最終的に、適切な運動の必要条件がよくわからなかったのは残念。低強度の運動の中に中強度の運...
《健康長寿への橋渡し》本書は健康に長生きするために、身体にとってちょうど良い強度の運動を適度に継続することを勧める。ちょうど良い強度というのは、概ね早歩き相当だそうで、良い収穫になった。ただ、最終的に、適切な運動の必要条件がよくわからなかったのは残念。低強度の運動の中に中強度の運動が一定以上含まれる事が必要とのことだったが、それでは高強度の短時間の運動でも良いのか、といった本質的な疑問は解消できなかった。発売も2014年とそこまで新しくはないので、改めて情報収集が必要かも知れない。
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歩数にこだわるだけじゃダメで、併せて中強度の運動をしなさい、という本です。それには20分の速歩きがいいとのこと。スロージョギングと同じ考え方ですね。
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*著者:東京都健康長寿医療センター研究所 *群馬県中之条町で65歳以上野5000人を対象に「中之条研究」を行った。 ・運動好きな方が健康とは限らない ・さして運動していない方が健康だったりする ・運動には年齢に即した「最適な強さ」がある ・強すぎても、弱すぎてもダメ ・「中強度の運動」が健康に良い ・基準となる単位を「メッツ」で示す(メッツ健康法) ・9割以上の高齢者に健康状態の改善が見られ、10年以上持続している ・日本の死亡原因の上位になっているガン、脳卒中、心筋梗塞をはじめ、糖尿病、高血圧、動脈硬化などが予防・改善できる ・細胞が活性化し、万病を退けてくれる *活動の量と質で、予防できる病気が決まる ・寝たきり:2000歩、0分 ・うつ病:4000歩、5分 ・要支援、要介護、認知症、心疾患、脳卒中:5000歩、7.5分 ・ガン、動脈硬化、骨粗しょう症、骨折:7000歩、15分— ・筋減少症、体力の低下(特に75歳以上の人における下肢筋力や歩行速度):7500歩、17.5分 ・高血圧症、糖尿病、脂質異常症、メタボ(75歳以上の場合):8000歩、20分 ・高血圧(正常高値血圧)、高血糖:9000歩、25分 ・メタボ(75歳未満の場合):1万歩、30分 ・肥満:1万2000歩、40歩(これ以上の運動は無意味、健康が害するリスクがある)
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この本のエッセンスを言えば、 体を健康に保ち、病気にかかりにくくするには、 ただ散歩するだけでは、だめで「強度」と「時間」が重要だということ。 その強度として、平均心拍数を超える中強度の20分ほどのウォーキングを、 毎日行うことが理想的(年齢は限定されていないが、早ければ早いほ...
この本のエッセンスを言えば、 体を健康に保ち、病気にかかりにくくするには、 ただ散歩するだけでは、だめで「強度」と「時間」が重要だということ。 その強度として、平均心拍数を超える中強度の20分ほどのウォーキングを、 毎日行うことが理想的(年齢は限定されていないが、早ければ早いほどよい)。 運動は、ある範囲の強度ならば、薬にも毒にもなるということ。 確かに、健康な人というと、スポーツ選手を思い浮かべますが、 短命であるという統計データーもあることから、過激なスポーツは、 寿命まで縮めるのでしょう。
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【目次 】: 第1章「毎日1万歩」でも病気になる?(運動をして寿命を縮めている人々/ いくら歩いても健康にはならない/ 運動はやらなくてもダメ、がんばってもダメ/ 健康になりたければ、今すぐ筋トレはやめなさい)/ 第2章 健康長寿の遺伝子にスイッチが入る「メッツ健康法」(Aさんに...
【目次 】: 第1章「毎日1万歩」でも病気になる?(運動をして寿命を縮めている人々/ いくら歩いても健康にはならない/ 運動はやらなくてもダメ、がんばってもダメ/ 健康になりたければ、今すぐ筋トレはやめなさい)/ 第2章 健康長寿の遺伝子にスイッチが入る「メッツ健康法」(Aさんにとって健康になる運動が、Bさんには病気のもとになる/ 健康維持のお助けグッズ「身体活動計」を活用しよう/ 絶対に健康になれる黄金の法則)/ 第3章 あなたの健康を一生守る8000歩/20分‼️(健康を守る黄金バランスは8000歩/20分‼️/ 症状が重い病気ほど、簡単な運動で予防しやすい/ 日本人の三大死因とそのリスクになる病気を防ぐ)/ 第4章 万病を防ぐ奇跡の「メッツウォーキング」(8000歩への道のりは意外なほど近い/ 週末だけでもOK、さぼっても大丈夫/ 効果的に、無理なく「8000歩/20分」を続けるための秘策)
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①中京殿運動量を見つけるには? ・筋トレは必要ない(筋力の極端な低海外のケース) ・早歩き(歌は歌えないけど人と会話ができる程度)がおすすめだが、年齢によって負荷が異なる ・一日8000歩で中京殿運動も取り入れる ②気づき ・低強度(家事など)の運動は健康にとって意味がない ・高強度(トライアスロンなど)の運動は健康にとって意味がない、活性酸素が発生する ・中強度は、活性酸素が発生しない。NK細胞が活性化 ・統計的には、一万ぼの人は中京度30分、8000歩=20分、6000歩=10分 ・4000-5000歩、中京殿活動5-7.5分以上の運動していた人にうつ病の症状はなかった
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フォトリーディング後に高速を交えて熟読。 平常のエネルギー消費の3~5倍の活動が中強度の活動で、この活動を40分ほどすること。それと、筋力が戻ってくる(老人になっても)という幻想を捨てないと、年相応の運動を忘れ、ついつい高強度の運動をしてしまい、体の内部を破壊してしまうとの事。...
フォトリーディング後に高速を交えて熟読。 平常のエネルギー消費の3~5倍の活動が中強度の活動で、この活動を40分ほどすること。それと、筋力が戻ってくる(老人になっても)という幻想を捨てないと、年相応の運動を忘れ、ついつい高強度の運動をしてしまい、体の内部を破壊してしまうとの事。 長寿遺伝子は腹7分でオンになる。それよりも中強度の運動を毎日2~30分し、2カ月続けることでもオンになるとの事。 あとは枝葉。読みやすくて面白かったので星三つ。
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一見運動しない方が健康になるかのような誤解を与えるタイトルだが、本の内容はそうではなく、中強度程度の運動は必要というのがこの本の趣旨。年齢によって中強度の運動は変わり、やり過ぎるとよくないとのこと。1日の平均の歩数によって、予防できる病気の範囲が変わるというのは興味深かった。
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著者は、長年、高齢者の体と健康について研究し、『運動には年齢に即した「最適な強さ」がある』ということに気づきます。 そして、この研究成果を「メッツ健康法」と呼ぶ独自の理論としてまとめまました。 本書は、誰にでも手軽にできる「メッツ健康法」の具体的なやり方をわかりやすく解説...
著者は、長年、高齢者の体と健康について研究し、『運動には年齢に即した「最適な強さ」がある』ということに気づきます。 そして、この研究成果を「メッツ健康法」と呼ぶ独自の理論としてまとめまました。 本書は、誰にでも手軽にできる「メッツ健康法」の具体的なやり方をわかりやすく解説した1冊です。 詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=4366
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激しい運動で体に負荷をかけることは、必ずしも良い訳ではない。 落ちた運動能力は、鍛えても回復するとは限らない。 こういうインプリケーションは大事ですね。40を過ぎてマラソンに目覚めた人を見てみるといい。結局のところ人は体力相当の運動しかできない。20代の頃と同じ運動ができる訳は...
激しい運動で体に負荷をかけることは、必ずしも良い訳ではない。 落ちた運動能力は、鍛えても回復するとは限らない。 こういうインプリケーションは大事ですね。40を過ぎてマラソンに目覚めた人を見てみるといい。結局のところ人は体力相当の運動しかできない。20代の頃と同じ運動ができる訳はなく、同じ50代でも走れる人と走れない人がいる。しかし、「歩けない」または「歩かない」となると、いつかレッドゾーンを越えてしまう、そういうことなのだろう。 そういう気付きがある点で良い本。残念としたら、65歳以上のお年寄りの実証研究に基づいた本であること。もっと若い層に焦点を当てた研究があったら、有益なものになったはず。しかしながら、30代や40代は体力差が大きく、何が「中程度」かという点で定義付けが難しいだろう。現実には、その難しさの中を試行錯誤しながら体力回復に取り組む人達の姿があるのだろうけど。
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