西尾維新対談集 本題 の商品レビュー
読み応え抜群、活躍している人たちの言葉には、一つ一つに重みを感じざるを得ない。 西尾先生や辻村先生でも「作家」と名乗ることに抵抗があるとか、聞いて驚くエピソードもあった。 どれだけ大きな成功を収めてもそこにいるのは一人の人間であることに変わりない。 不安になることもあるし、...
読み応え抜群、活躍している人たちの言葉には、一つ一つに重みを感じざるを得ない。 西尾先生や辻村先生でも「作家」と名乗ることに抵抗があるとか、聞いて驚くエピソードもあった。 どれだけ大きな成功を収めてもそこにいるのは一人の人間であることに変わりない。 不安になることもあるし、ひどい目にあったり、うまくいかないことだってある。 天才って大変。 作家としてデビューするまでも大変だけど、その後も書き続けて作品を発表していくことはもっともっと大変なこと。 例外的な存在はいるとして、天才だからって別の人間になれるわけではないのだと感じた。 小説を書くことだって、そうしていくことでしか生きていけなかったからと語る西尾先生の胸中は、私には想像もし得ないものだけど、今までより少しだけ「天才作家陣」たちのことが身近に感じることができた一冊。
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西尾維新と5人の創作活動をする方々の、創作活動へのスタンスや世界に関する見方を覗き見れる素敵な対談集。 特に羽海野チカさんとの対談で語っていた「才能」のお話が興味深かったです。私はもう簡単に「才能があって羨ましい」なんて言えなくなっちゃいました(笑) 第一線で活躍している、それこそ”世界を創り出す”人々の創作活動への姿勢は趣味で文字を書く者としてもとても勉強になりました。 テンポの良い対談で読みやすいのもよかったです、創作活動をする人にも、しない人にも、ぜひ読んでほしい1冊。
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図書館で見つけたので読んでみました。 この本で1番印象に残ったのは才能についての話でした。 才能が自己犠牲の結果であるという考えにはハッとさせられました。
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西尾維新が5人の作家と交わした言葉の記録です。コント、漫画、小説を通して、誰も見たことのない物語を生み出す人どうしが、互いの言葉を聴き、そして考え、自らの言葉で語ります。特に小林賢太郎との話で目立ったのですが、西尾維新の言葉に対する感度はとても高い。新しい言葉を知ると、その言葉を...
西尾維新が5人の作家と交わした言葉の記録です。コント、漫画、小説を通して、誰も見たことのない物語を生み出す人どうしが、互いの言葉を聴き、そして考え、自らの言葉で語ります。特に小林賢太郎との話で目立ったのですが、西尾維新の言葉に対する感度はとても高い。新しい言葉を知ると、その言葉を目にする機会が増えるのが好きだったと彼は語ります。言葉を知ると、生活の中でその言葉に出会うことが増える。言葉は新たな世界の扉を開ける鍵なのだと思います。
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西尾維新さんは「物語」シリーズが有名ということと、アニメの『化物語』を少し見たことがあるくらいしか接点はなかったけど、独特の世界観というか作品観を感じる作家さんだった。 そんな西尾維新さんが対談した相手というのがまた豪華絢爛。。 あまり、こういった形での媒体に出てくるイメージが...
西尾維新さんは「物語」シリーズが有名ということと、アニメの『化物語』を少し見たことがあるくらいしか接点はなかったけど、独特の世界観というか作品観を感じる作家さんだった。 そんな西尾維新さんが対談した相手というのがまた豪華絢爛。。 あまり、こういった形での媒体に出てくるイメージが無い方ばかり。 対談内容も作家さん、漫画家さんなどの表現者同士ということで、その場でしか生まれないことばかりで、タイトル通りまさに『本題』。 小林賢太郎さんの「言葉ポーカー」、面白い。 物語の最終回をどう捉えているか? 才能はどこから語ったらいいか。 小説家と漫画家の違い。 登場人物の名前のつけ方。 小説の最初の一行を書くまでの大変さ。 作品を書き終える日の気持ち。 などなど。 それにしても西尾維新さんの毎日2万字を書くというルーティンは凄い。。
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漫画家・作家6人×西尾維新の対談集。それぞれの創作の立場の違いや裏話的な小話もあって面白い。その中でも共通して「上手くなるには」「その職業になるには」の回答が言葉の違いはあっても「時間を費やす事」なのが正直過ぎる。一万時間費やしたらその先も時間を積むしかないという羽海野さんの言葉...
漫画家・作家6人×西尾維新の対談集。それぞれの創作の立場の違いや裏話的な小話もあって面白い。その中でも共通して「上手くなるには」「その職業になるには」の回答が言葉の違いはあっても「時間を費やす事」なのが正直過ぎる。一万時間費やしたらその先も時間を積むしかないという羽海野さんの言葉は創作する人に限らず何かを目指す人は目を反らさない方がいいんじゃないかな。
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対談集。「どうしてその仕事につこうと思ったの?」ってめちゃくちゃ暴力的な質問だよなあと思っていたから、その話題が出てきて興味深かった。そんな世間話みたいなノリで時間をかけずに話せるもんでもないだろうに、みんなどうして気軽に聞いてくるんだろう。
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西尾維新の創作スタンスが分かって面白かった 一日2万字は同業者から見てもやはり驚かれるらしい。 西尾だけでなく対談相手も含めて作家というのはそれぞれいくらでも語れる思想信条がしっかりあるんだなと思った。 先を見据えず積み上げていく書き方だったのは意外。 もっとビッチリ組んでいるの...
西尾維新の創作スタンスが分かって面白かった 一日2万字は同業者から見てもやはり驚かれるらしい。 西尾だけでなく対談相手も含めて作家というのはそれぞれいくらでも語れる思想信条がしっかりあるんだなと思った。 先を見据えず積み上げていく書き方だったのは意外。 もっとビッチリ組んでいるのかと思っていた。
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西尾さんの作品について語る対談集かと思ったら、西尾さんが話したい人をお招きするかたちだった!羽海野先生や荒川先生、辻村さんなどなど対談相手が自分のすきな人たちばっかりで嬉しかった!それぞれ創作について方法だったり仕事に対する考え方を話していて、なるほどな〜って思ったし、これを読ん...
西尾さんの作品について語る対談集かと思ったら、西尾さんが話したい人をお招きするかたちだった!羽海野先生や荒川先生、辻村さんなどなど対談相手が自分のすきな人たちばっかりで嬉しかった!それぞれ創作について方法だったり仕事に対する考え方を話していて、なるほどな〜って思ったし、これを読んでから作品を読むと見方が変わるなって思いました!個人的には3月のライオンと物語シリーズの裏話がおもしろかったです!
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西尾維新の対談集。西尾維新自身というより、対談相手のうち荒川弘、羽海野チカ、辻村深月の3名が好きなので買ってみた。(もう2人の小林賢太郎さんと堀江敏幸さんは知らなかった…) 印象的だったこと。 「僕はいつか書いてみたいと思っているんです、『長編の最終回だけ』が集まっているという...
西尾維新の対談集。西尾維新自身というより、対談相手のうち荒川弘、羽海野チカ、辻村深月の3名が好きなので買ってみた。(もう2人の小林賢太郎さんと堀江敏幸さんは知らなかった…) 印象的だったこと。 「僕はいつか書いてみたいと思っているんです、『長編の最終回だけ』が集まっているという短編集を」(荒川弘との対談)→すっごく読んでみたい! 「漫画家さんでも、ご本人がすごくうまい先生とかは、すごくつらそうに仕事されていますね。(中略)それで、『もう、いいからぜんぶ自分でやろう』となって、だんだん寡作になっていって…」(羽海野チカ) 「実は、私には十代の経験を抜けた今を『余生』みたいに感じている部分があって。(辻村深月) 「漫画やゲームも含めて、自分が夢中になっている『物語』を馬鹿にされるのが、ほんとうにイヤでたまらなかった。(中略)今、自分がこうして小説を書いている原動力のひとつは、その時周囲に対して感じた怒りだと思います。」(辻村深月) 自分は西尾維新の作品は小説よりもむしろ漫画(原作)の方が好きで、だから荒川弘さんや羽海野チカさんとの対談では漫画のことについて話してほしいという気はしましたが。 西尾維新の小説の書き方(全体を予め俯瞰せずに書く、とか)が分かったので、それを念頭に置きながら読めば、小説もまた楽しめるでしょうか。
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