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誰が星の王子さまを殺したのか モラル・ハラスメントの罠 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2015/04/19

大人になると、子供の目線を忘れてしまう。 あらためて「星の王子さま」を読んだ時、理解できなかった部分がスッと入ってくることもあります。 しかし、少し違和感があるのなら子供のような純粋さを失ったのではなく、大人になって違った視点が加わったはず。 「誰が星の王子さまを殺したのか」は、...

大人になると、子供の目線を忘れてしまう。 あらためて「星の王子さま」を読んだ時、理解できなかった部分がスッと入ってくることもあります。 しかし、少し違和感があるのなら子供のような純粋さを失ったのではなく、大人になって違った視点が加わったはず。 「誰が星の王子さまを殺したのか」は、バラやキツネなどついて「なるほどと感じた」なら、それなりの理由があるのでしょう。 少し心が軽くなるのかもしれません。 「星の王子さま」の新たな一面を垣間見る一冊です。

Posted byブクログ

2014/11/29

この本を読んでいる途中に、キツネの話を聞いて頭の中が真っ白になって、ただ茫然と言葉を繰り返す王子さまの感覚を私も知っている!?と思った自分が謎でした。 そして、よ〜く考えて辿り着いたのは、20歳ころの3年間の自分。 でも、どんなに考えても、ハラスメントを仕掛けられていた記憶はない...

この本を読んでいる途中に、キツネの話を聞いて頭の中が真っ白になって、ただ茫然と言葉を繰り返す王子さまの感覚を私も知っている!?と思った自分が謎でした。 そして、よ〜く考えて辿り着いたのは、20歳ころの3年間の自分。 でも、どんなに考えても、ハラスメントを仕掛けられていた記憶はない。もちろん、ハラスメントだ!と即座に感じられる感覚が自分にあればそんな状況は長く続くわけがないから、やっぱり感じていなかった3年間なんだろう、と漠然と思いつつモヤモヤしました。 モヤモヤが晴れたのは、ニュースサイトでみたコチラ、ある俳優さんの結婚の条件、です。 1、仕事のワガママは許すこと 2、映画鑑賞について行かない 3、目標を持ち一生懸命な女性 4、“いつも一緒”を求めない 5、女の心情の理解を求めない 6、メール返信がなくてもOK 7、1カ月半会話なしでも我慢すること…… これ満たした新婦さんは「プロ彼女」って言われてますね。 私にとって、7番以外はできるよ!って条件です。 だから、「プロ彼女」なのかな?って最初は思ってました。 でもね、これ、コチラの「仕事のワガママも許してくれる」とか、「いつもご飯があることを求めない」とか、そういうコチラ(女性)側の条件がなかったとしたら…ハラスメントだな、って思いました。 そもそも、コチラ(女性)も「5、男の心情の理解を求めない」って書いたら、成立しない条件がいくつもあるわけです。 ま、それはおいといて、結婚に際して新郎となる人がこの条件を提示してくれたとしたら、それはまだ良心的ですね。 考えられるから。 もっと巧妙に、狡猾に、決して要求したなんて証拠を残さないように、相手が「勝手に」そう思い込むように、仕向ける。 それがコワイところ。 20歳ころの3年間という時間。ツラいこともたくさんあったけど、それでも素敵な恋愛関係だったんだいう記憶を保持し続けていたけれど、何度考えても、どうしてこんなツラい目にもあったのに、あの人の何にそんなに惹かれたんだろう?って心のどこかで考えていたことの答えがこの本に書いてありました。 「きみのバラのためにきみが無駄にした時間のゆえに、きみのバラはそんなにも大切なんだ」 そう、苦しくてもツラくても悲しくても、それを感じる自分を感じないようにした時間の分だけ、その関係が大切だったのですね。 ま、性懲りもなく、30歳前後の同じような期間にも、同じような関係に陥っていたわけですが(苦笑) 何かが違う… そう感じるだけの自分があってよかった。 そう感じて、関係を終わらせることのできた自分に拍手。 20年以上経っても気づかなかったモヤモヤに気づかせてくれたこの本と、タイミングよくニュースサイトに取り上げられた7つの条件に感謝です。 老婆心ながら、この7つの条件、(仮に対等だったとしても)結婚には有効かもしれないけど、お子さん誕生したら反故にする契約が必要ですよね。 2人暮らしが3人、4人になるたびに、更改しないとね。生きているうちに「変わらないこと」なんてそうそうないから。

Posted byブクログ

2014/09/28

星の王子様のお話は本当は、怖い・・モラルハラスメント の話であるという論述。 言ってみれば『本当は怖いグリム童話』と同じ と言えば同じような本。 『星の王子様』は確実に子どもの頃読んだ覚えが あるし、いろいろな挿絵は覚えているのですが 驚くくらいに内容は忘れてしまっていました。 ...

星の王子様のお話は本当は、怖い・・モラルハラスメント の話であるという論述。 言ってみれば『本当は怖いグリム童話』と同じ と言えば同じような本。 『星の王子様』は確実に子どもの頃読んだ覚えが あるし、いろいろな挿絵は覚えているのですが 驚くくらいに内容は忘れてしまっていました。 もう一度読もうと思います。 私自身。確実にモラルハラスメントの虐待者に 近しいと思っていて、この本のキツネの言っている ことや役割、『飼いならす』を『責任がある』 にすり替えるテクニックは非常によくわかる と思います。所謂ここで言うセカンドハラスメント をもたらす虐待者になりうると自分では思っています。 ということも踏まえて、気をつけないとなあと 思いました。特に私は子どもにそういう仕打ちを していないかを自問自答すべきだといつも思いますが でも、つけ上がるときもあるので。。。 また、こういうモラルハラスメント的な対応で 人との会話を実施する人って特に仕事・会社・親戚 ・先生・・・多いよなあ!!と思います。

Posted byブクログ