魔法使いの嫁(ブレイドC版)(2) の商品レビュー

ヤマザキコレ(著者)

2021/03/18

すごく優しい世界だ…。
いや、世界そのものは優しくもなくて、悪意を持ったものも悪意を悪意と思わないものもあるんだけど、チセの周りの生き物がチセに優しくて、すごく安らぐ。

こういう世界で生きたかったなと、思ってしまう。

チセとエリアスのような、自然と対話して馴染んでいくように、ただお互いがそこにいることで心が解けていくように。

2019/11/10

教会から依頼されたお使いの途中、チセとエリアス。
襲撃するのは二人組。レンフレッドとアリス。
間一髪、エリアスの助けが入るが、チセは淀みの記憶の中に。
身体の弱いミナの為に夫のマシューはネコを殺し続け。
唆したのは魔術師カルタフィルス（ロビン）。
ミナは淀みの記憶の中で、チセに「消して」と頼む。
チセは種として、淀みを吹き飛ばす。
その後、倒れる・・・。
復活させる為に眠り続けるチセ。
そこに現れるは妖精の女王「ティターニア」と、夫「オベロン」。
チセは目覚め色々な事を勉強を始める。
魔力の生産を抑える指輪がアンジェリカから届く。
身につけて、協会からのお使い続行。
そこは教会。墓地にて、チセはよくないモノに話しかけられる。
話してはいけない。
襲われそうになった瞬間、助けられた。
ユリシィという黒い犬。
飼い主であるイザベラを守る為にずっと付き添っていた。
馬車に撥ねられて亡くなった少女の飼い犬。
寄越せというアリス。
渡さないチセ。
アリスを庇って、怪我を負うチセ。

いい感じで終わっております。
次の巻が楽しみ。

2018/10/20

猫を犠牲にしてまでも愛する人を救いたかった男の話は、アニメで見た時もリアリティがすごかったな……。壊すではなく、行くべき・逝くべきところへと風と共に運ぶチセの優しさは、見たから出来たことだろうな。現実は苦しいけれど。
エリアスは子どもで、感情の理解も難しくてっていうのは、後々になってチセとぶつかる要因になってくのを知ってるので、「あーそうだわー」ってなる。
シルキーはほんとにチセ好きね。

2018/01/08

加速する、少女の物語―…。教会から依頼された『3つの仕事』を片付ける中で、少女は愛の所在とその意味を識っていく―…（Amazon紹介より）

2017/10/14

物語が進むにつれて、チセの表情と感情に変化が
現れてきました。人間らしく少女らしくなってきました。
亡者、いろいろな生き物たち、魔術師たち、不死の人？
そして妖精界の女王と王！
短期間で実に多くの関わりを持ってしまってますね。
エリアスのことも気になり始めたし･･･。
そのエリアスの「いや･･･今内臓がぎゅっと･･･なんだろ」
のセリフ、秀逸です♪胸キュンだよ、絶対！
各篇のタイトルはことわざ＆格言なのね。
勉強になります♪

2016/12/04

「考えを理解はできる でも共感はできない」

じゃあ、なんのために？
しかし、今までの言動に信頼を寄せていたチセは、

「そんなに怖がらなくていいんです」

とやさしい言葉を。

文学的に2人の関係を楽しんでます。

2016/09/04

主役が死んだ目でなくなってきました。
ふさふさした猫って高貴なイメージがあるんでしょうか。色んな作品で猫の王様ってふさふさな気が。
ティターニアとか縫い目のないシャツとか黒い犬とか、ファンタジー＆ホラー要素たっぷりでとても楽しめました。
スカロボフェアをＢＧＭに読みたいです。笑

2016/07/01

2年のブランクを経てやっと2巻を読みました。
とても魔法使いだとか魔術、悪魔、妖精などの感じが深く物語りに入り込んでいて、作者の方の知識量もすごいんだろうなとは感じる。だから単純にすごいなと感じるし、私もそういう系ばっかり昔から好きだから、自分でも私の好みとピッタリだとは思うのだけど・・・。しかも大ヒットしてる作品で、しかも最近の人外×少女ブームな火付け役とも言える作品なのだと思うのだけど。うーん、なんだろう？何かが私と噛み合ってないかんじ。でも、気になる。残念ながら私の場合はストーリーがではないのだけど。ごめんなさい。

2015/07/04

なんか萌える設定だなと。
淡々と、イギリス郊外みたいな寂れ綺麗な風景画みたいな読後感。
盛り上がりはこれからの模様。

2015/06/02

エリアスのヘタレっぷりがたまりませんなぁｗ

魔法と魔術の暗黒面、開闢。
益をもたらすだけではなく、害を与える側面。
…とはいえ。これはエグいわぁ…。マシューの行いも酷いものだけど、その結果が余りにも惨い。心が壊れるのも当然というもので。
この流れをキッチリ描いてしまうというのは、ホントに容赦がないなぁ、と。

そんな二人が花と共に去っていく姿は、哀しいけれどもどこか癒しを覚えます。

で。どうやらタチの悪い悪役が出てくるようで…正直ヤなもんですねぇ（苦笑）
チセとエリアスの微妙な夫婦生活を描いてくれるだけでいいんだけどなーｗ

そんなエリアスは冒頭の通り、ちょっと内心暴露されたくらいで「嫌われようとする」ヘタレ具合。ニヤニヤもんですｗ
確かに彼の言うとおり、エリアスは人としての機微が疎い、というかどこか違和感を覚えるのですけれど、少しずつ素の感情を出してきてる感じが実に良い。

そんなわけでブチギレモードに突入するようですが…ぶっちゃけ、もっとしっかりガードすべきじゃないのかい、旦那としては（苦笑）