キング誕生 の商品レビュー
冷たくて優しい池袋のキング誕生秘話。実は彼には池袋の優しいボスだった兄と、病弱な母がいて、そこからある事件を機にその生まれ持った才能をフルに活用するキングへと成長する。相変わらずの一気読みフルスピード。何よりこのシリーズが完結していなかったことが嬉しい。
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タカシがなぜ氷のキングになったのか、そのきっかけの事件、彼らの高校時代のお話。 昔からIWGPシリーズが好きで読んだいたけど、どうしても時間軸が引っかかってしまった。 氏は常にその時世の社会問題をこのシリーズに投影してきた。 マコトたちは現実と同じスピードで年はとらないが、常に現実世界と同じ情報レベルの中を生きている。 しかし、過去となるとまた別で、いつの段階から遡ったのか?どうしても気になってしまった。 おれおれ詐欺や満喫なんかも出てくるが、IWGPの初期の頃から数年遡ると錯誤してしまう。かといって、チーマーの抗争はその頃から遡ると起こっていた話。 どうしてもその矛盾が受け入れきれなかったのが残念。 タカシは大好きな人物なので、彼を取り巻く環境や境遇を知れたのは良かったかな。
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IWGPシリーズ初の文庫書き下ろしでは、キングがいかにしてキングになったのかが語られます。初々しいマコトとタカシの描写も新鮮で、シリーズファンは必読の一冊。
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タカシがいかにして池袋の王様になったかというお話。 高校生のマコトとタカシは初々しいですね。特にタカシが。母親の前でよくしゃべったり、はにかんだり、マコトに甘えてみたり。本編ではもう冷たい王様になっていたので、血の通った男の子だったタカシが、ある意味痛々しいです。 最初の語り口で...
タカシがいかにして池袋の王様になったかというお話。 高校生のマコトとタカシは初々しいですね。特にタカシが。母親の前でよくしゃべったり、はにかんだり、マコトに甘えてみたり。本編ではもう冷たい王様になっていたので、血の通った男の子だったタカシが、ある意味痛々しいです。 最初の語り口でお兄さんが死んじゃうことが明かされているので、このあと起こることを思うと気が滅入って、なかなか読み進められませんでした。 ヤクザでもない不良たちが殺しあうって正直、よくわからない世界ですが、IWGPファンは是非ご一読を。
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よかったぁ。あっという間に読んじゃった。 高校生のタカシとマコトに会えて。 そして、タカシの家族… アイスとメロン。 タケルも、よかったぁ。 辻村深月の解説プラス。
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安藤崇がキングになるまでのあれやこれやのお話し タカシ、兄貴いたのね。そして、お母さんも… マコトは昔から変わらないんだけど、タカシの覚醒っぷりがカッコイイ そして、一般人だったところから周りが一目置くようになり、Gボーイズのトップになるまでの変化が読んでいてよくわかる 最後の方...
安藤崇がキングになるまでのあれやこれやのお話し タカシ、兄貴いたのね。そして、お母さんも… マコトは昔から変わらないんだけど、タカシの覚醒っぷりがカッコイイ そして、一般人だったところから周りが一目置くようになり、Gボーイズのトップになるまでの変化が読んでいてよくわかる 最後の方は本編ではおなじみのキングなんだけど、最初の頃のタカシも結構好き そういえば、本編では元Gボーイズのキングの人が無認可保育園の話しで出てきてたけど・・・ タカシはそのままキングになったわけじゃないのかね? そのうち、詳細が描かれるのを期待
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面白い!池袋ウエストゲートパークのファンとしては絶対に読まなければならない小説。タカシはかっこいい。
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面白かった。 何か足りないような・・・・・と思っていたら、この作品にはIWGPシリーズでは必ず絡められる音楽がない。 他にも物足りなさには原因がありそうだけど、とりあえず、タカシをもっと好きになる一作。 最後の辻村深月氏の解説はIWGPファンブログみたいで、読む価値はなかった。
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キングがキングになるまで。 池袋のギャングを束ねて、ボスになった兄貴の絶対的存在と喪失。 タカシとマコトがばかなガキで不真面目な高校生でただの親友だったころ。 マコトがチーマーでなくただの果物屋手伝いを貫いているわけや、強くて冷たいキングの弱さや人間性が語られるアツい一冊。
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やっぱり面白い。 内容は表題通り。 ドラマを見ているから、人物が想像しやすくて更に入り込める。 IWGPシリーズは、読んでも多分得るものはない。 エクセルかなんかの表みたいに本屋にずらっと並んだ「意識高い系」が読む新書なんかと違って。(これは俺なりの皮肉) ただ、読むのが心地...
やっぱり面白い。 内容は表題通り。 ドラマを見ているから、人物が想像しやすくて更に入り込める。 IWGPシリーズは、読んでも多分得るものはない。 エクセルかなんかの表みたいに本屋にずらっと並んだ「意識高い系」が読む新書なんかと違って。(これは俺なりの皮肉) ただ、読むのが心地良い、ストレス社会で心に立った波が凪いで、物語に沿ってまた自然な波を立てる。心の調整をしてくれる。 きっとまことと一緒にいるとそういう気分になるんだろう。 奴の友達はラッキーだな。 以上まこと風にレビュー。
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