世界はなぜ月をめざすのか の商品レビュー
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単純な岩石のかたまりというわけではなくて、地殻やマントル、核がどうやらありそうで、さらに表(地球の方を向いている面)と裏でかなり地殻の組成が異なるそうだ。 アメリカがアポロの着陸地点等を歴史的遺産として保護するという目的で、一定範囲の立ち入りや上空の飛行などを禁ずるという取り決めを作ったらしい。 人類史上、とても重要な科学的・歴史的遺産にはちがいないが、こうすると月のある場所(範囲)を占有できてしまうというあたりがいやらしい。中国なんかこれを狙って、なんとか探査船の着陸や有人探査の痕跡を残したいともくろんでいるんだろうなと思う。月まで行く科学と技術がありながら、結局陣地の取合いみたいな事になりそうなところがなんともいえない。
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かなり興味深い内容でした。月の表面温度に始まり、知らない事だらけ。いつも何気なく見上げていた月が非常に面白い対象になった。そもそもの生誕も諸説あり謎とのこと。放射性物質がある事など科学を超えた様々な思惑の対象となるのだろう。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16331824
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世界はなぜ月をめざすのか?日本は何をめざせばよいのか?「かぐや2」計画に携わる著者が示す「宇宙大航海時代」の針路!
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かぐやプロジェクトに参加した科学者が、月の科学的な紹介とともに、日本が月探査を継続する必要性を熱く語る。かぐやの成果の部分はちょっとお手盛り感を感じた。月の地質学的価値に重点。
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第2章の「今夜の月が違って見えるはなし」が良かった.盆のような月が衝効果によるものであるという件は特に面白かった.また、「かぐや」による数多くの成果もおぼろげには知っていたが、これだけ素晴らしいものだとは驚きだ.中国が着々と結果を出していることには、警戒が必要だろう.
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世間ではなかなか注目されていない月の研究についてJAXAの研究員でもある作者が現状や今後の展望を紹介している。月の探査衛星「かぐや」の実績紹介などは開発メンバーの作者が書くと手前味噌な感じもあるが普段のメディア報道ではしれないことが多くあり良本だと思う。ただ「詳細は後で」の部分が非常に多く内容の構成はもう少し考えてほしかった。
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世界が月を夢のフロンティアや資源の宝庫と思っている、というほどの感触はなくタイトルは煽りに近いが、月を開拓する意義や課題がわかりやすく書かれている。 特に意義については、筆者の個人的見解も強いだろうが、月を目指すための協調作業が外交上の安全保障策になること、そして月と火星を開発...
世界が月を夢のフロンティアや資源の宝庫と思っている、というほどの感触はなくタイトルは煽りに近いが、月を開拓する意義や課題がわかりやすく書かれている。 特に意義については、筆者の個人的見解も強いだろうが、月を目指すための協調作業が外交上の安全保障策になること、そして月と火星を開発できれば人口問題・資源問題が解決されて人類平和につながるという考えは新鮮だった。 月について現時点で分かっていることが分かりやすくまとまっていて、それが内容の多くを占める。メジャーでないアイディアも含まれているようだが、主流でないこと自体をきちんと書いてる。
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