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ソロモンの偽証(2) の商品レビュー

4

185件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    82

  3. 3つ

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2020/05/12

一気に読みました。 「柏木君は自殺じゃない。」 一通の告発文が、大きく物語を展開していきます。 下巻は、大人の事情に振り回される子どもを中心に描かれています。 話はどんどん脚色、飛躍、拡大解釈され、次の事件が起きます。 死んだという事実は消えないのに、 その周囲はもやがか...

一気に読みました。 「柏木君は自殺じゃない。」 一通の告発文が、大きく物語を展開していきます。 下巻は、大人の事情に振り回される子どもを中心に描かれています。 話はどんどん脚色、飛躍、拡大解釈され、次の事件が起きます。 死んだという事実は消えないのに、 その周囲はもやがかかったように見えない。 とにかくみんな違和感しかないし、どこかがゆがんでいて気持ちが悪いです。 宮部さんの描く人物って。。。すごい。 早く続きを読まなくちゃ。

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2020/03/19

この人の本はどうして毎回こんなにまわりくどいのだろう… もっと簡潔に纏められないのか 全然話が進まなくて、全部読み終わるのか不安になる作品

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2020/03/09

事件起こりすぎるわりに、同じところをぐるぐる回っている感じ。 でも確実に進んでいて、螺旋階段とでも表現すべきか。 子が亡くなった親の描写を読んでて胸が痛くなったけど、途中でノンフィクションだと気付いて、宮部みゆきにしてやられた感があった。上手いなぁ。 最後の場面、敏腕ジャーナリス...

事件起こりすぎるわりに、同じところをぐるぐる回っている感じ。 でも確実に進んでいて、螺旋階段とでも表現すべきか。 子が亡くなった親の描写を読んでて胸が痛くなったけど、途中でノンフィクションだと気付いて、宮部みゆきにしてやられた感があった。上手いなぁ。 最後の場面、敏腕ジャーナリストと対等に渡り合える中3がかっこよすぎる。

Posted byブクログ

2020/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

涼子が立ち上がる決意をするまでの流れが、同じ段差の階段をテンポ良く上がってるみたいに、でも丁寧に、じわじわと描かれていて、ひたすら次巻への期待が募る作りになっている。それぞれの心情をつまびらかにしつつも、スピードのある展開で読者を飽きさせないのがすごい。 三宅樹里と垣内美奈絵の"邪悪さ"のリンク、学校が後手に回って崩壊していくさま、大人たちの動揺、子供たちの不安、怒り、自分が思っているよりずっと繊細で弱い樹里のひび割れかた、とにかく巧い。一巻で丁寧に撒いたひとつひとつの事象を、計画通りの順番で、これまた丁寧に拾い上げて繋ぎ合わせている感じ。 ただ野田くんの件はちょっと唐突だったかな、、、まあ所々に出てくる謎の少年をこっち側に引っ張り込むための伏線なんだろうけど。これだけ文字数あるのに、喋ってほしい人ほど何も言わないの、わざとなんだよなあ、、、橋田くんとか何考えてるんだほんと、、、続き読みます。

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2019/09/26

第1部終了? どうすんだ? 中学生たよ。茂木記者ではないけれど、ちょっと問題が大きすぎないか? 3人の子持ちの母、とっても心配です。 三巻へ

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2019/05/31

映画からの流れで読み始めて2冊め。 相変わらずなかなかお話は進まないんだけど、 キャラクターが出揃い、関係性がはっきりしてるせいか、 1巻よりはすんなり読み進められました。 お話が進み始めると、ぐいぐい引っぱられる力を感じます。 すでに、映画とは違う展開もあったりして、先が気にな...

映画からの流れで読み始めて2冊め。 相変わらずなかなかお話は進まないんだけど、 キャラクターが出揃い、関係性がはっきりしてるせいか、 1巻よりはすんなり読み進められました。 お話が進み始めると、ぐいぐい引っぱられる力を感じます。 すでに、映画とは違う展開もあったりして、先が気になります。 ささ、3巻をGETせねば!

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2019/05/21

テレビ(メディア)の恐ろしさ、怖さを感じつつ…それが背景にあるからこそ、この後の学校裁判に繋がってくのかも。勝手に報じられるのではなく、自分たちで真相に迫りたいと思う原動力になる、というか… 実際問題、やや荒唐無稽な設定だとは思うし、中学生じゃ無理だろという気はするんだけど、そう...

テレビ(メディア)の恐ろしさ、怖さを感じつつ…それが背景にあるからこそ、この後の学校裁判に繋がってくのかも。勝手に報じられるのではなく、自分たちで真相に迫りたいと思う原動力になる、というか… 実際問題、やや荒唐無稽な設定だとは思うし、中学生じゃ無理だろという気はするんだけど、そう思っても読ませる力があるのが宮部みゆきのすごさ。

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2019/04/09

いかに真実が存在しないかということが胸に染みる。 それぞれの憶測や思惑によって真実は捻じ曲げられ、一人歩きをしてしまう。 それぞれが自分が考えられる範囲内でしか物事を考えられないからしょうがないことだ。 特に郵便物が盗まれるなんて誰も考えられないことだろう。 調べたらどうに...

いかに真実が存在しないかということが胸に染みる。 それぞれの憶測や思惑によって真実は捻じ曲げられ、一人歩きをしてしまう。 それぞれが自分が考えられる範囲内でしか物事を考えられないからしょうがないことだ。 特に郵便物が盗まれるなんて誰も考えられないことだろう。 調べたらどうにかなりそうな事も、警察や学校側の大人の事情により捜査すらしてもらえないところが生々しい。 唯一の希望の光である涼子の活躍が楽しみだ。

Posted byブクログ

2019/04/09

 学校の中で中学生が死んだ。その事件をきっかけに、新たな問題が立て続けに起こったり。次々と新たな登場人物が現れるので、そのたくさんの名前についていけるのだろうかと心配したが、それぞれのキャラクターが丁寧に描かれているせいか、ちゃんと最後までついていくことができた。

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2019/02/28

2巻目を読了し、長い物語の第一部―事件―を読み終えたことになる。全体三部構成で、各部上・下巻からなるので、いよいよ第二部に入るところだ。第一部で、いくつかの事件とそこに関連する人たち、そして、その人たちが事件に関与する過程で感じたり、考えたりしたことが網羅的に書かれているのが第一...

2巻目を読了し、長い物語の第一部―事件―を読み終えたことになる。全体三部構成で、各部上・下巻からなるので、いよいよ第二部に入るところだ。第一部で、いくつかの事件とそこに関連する人たち、そして、その人たちが事件に関与する過程で感じたり、考えたりしたことが網羅的に書かれているのが第一部であったように思う。 第一部では、登場人物の視点(話者)がつぎつぎと入れ替わり、小さな出来事が矢継ぎ早に語られた印象がある。これは事件を語るために、宮部氏が選んだ手法だったのだろう。作家の企みは成功していると思うが、第一部では語るのみで事件は何一つ収斂しないので、読み手もまだ霧の中に置かれたような気持になる。 もやもやとした気分は残るが、同時に、それは第二部―決意―で語られる物語への期待感を煽るものでもある。まだ先は長いが、読み続けようというモチベーションは第一部を読み終えても揺るぎない。先が楽しみである。

Posted byブクログ