岳飛伝(十) の商品レビュー

北方謙三(著者)

2025/07/28

戦いが激化すると思いきや王貴、王清の両名が結婚とほのぼのとした展開に。

今回のクライマックスは蔡豹と陳麗華の最期ですか。哀しすぎます。

南では辛晃が動き出し岳飛軍と激突！

2024/08/12

蕭ケン材が燕京から逃れた。

王貴と会い、小梁山や岳都を巡り、自由市場の拡大に一役かいそう。

南宋水軍との闘いは梁山泊が勝利し、無為軍の造船所も破壊した。

金国とのぶつかりも梁山泊が制した。

闘いは単純なぶつかり合いから市場を巻き込んだものに変容していった。

王貴が聖儀庁に戻り、蕭ケン材に輸送網を託す。飛脚網と輸送網を合体させようとしていた。

南では辛晃を秦容と岳飛が撃退する。

2024/06/30

『岳飛伝』巻の十です

しっかし北方謙三アニキはわいをどこに連れて行こうとしているのか、当たり前の話なのかもしれないが、もうだいぶ見たことない景色を見せられてる気がする
気がすーる

なんていうかこの別天地感はほんと凄いのよ

そして『岳飛伝』はちょっといやになっちゃうくらいLOVEに溢れている
LOVEだらけだ
猫LOVEだらけ
いや猫出てこないけど
象は出てきた
そして象もLOVE
象とLOVEする『岳飛伝』凄い
『LOVE飛伝』だ
うまくはない

2022/07/16

表紙、崔蘭ちゃんだ！かわいいなぁ！

史進、史進が死なないのは本当に強いからだよ。心も身体も武術も強いから。だから死ぬことに拘らないでいて。

張朔こぇぇぇぇぇぇ
船をやられても水にさえ飛び込めば助かると思ってたのに、大将ゆが礫で打たれた衝撃がすげぇ
狄成も項充もよかった

第三世代(王兄弟、蔡豹、宣凱、張朔はまだか)がみんな幸せになって良かったと思った、のに蔡豹。
好きな人を守って死んだのは楊志と蔡豹だけかも。
最期に人を愛する喜びを知り、歓喜に似た感情で闘い続けたのは格好良かった。でも、もう少し、幸せでいて欲しかったよ。
蔡福が蔡豹にあてた手紙をダランに渡していたんやけど、それはどうなったのかが気になる。
蔡豹はずっと心配やったから。。。あぁ悲しい。

唐昇も上青もひっそり死んでいくなぁ。
南宋と金国とはどうなっていくだろう。
後7巻。終わりが見えてきた。

2018/01/18

シリーズ第10巻　読了

前巻では、狄成に不穏な別れが予測されたが、無事生き残ったのは良かった。
だが思わぬところで、若い蔡豹が退場することのなった・・・陳麗華を護りながら死んでいくところは、水滸伝での楊志の最期を思い出す。意識が薄れ斃れていくシーンは、北方作品の読み応えあるシーンの１つ。
最期まで不幸だったイメージも、陳麗華と共に終えたので良かったのだろう。

2015/02/24

水滸伝で言えば「梁山泊」、楊令伝で言えば「楊令」の
ような世界や物語と中核となる部分を欠いたまま進む
岳飛伝。それゆえ物語が拡散して薄くなってしまって
いる感じがずっとしていたのだが、今回それがより強く
感じられた。
北方水滸史上、最も悲惨と言っていい過去を背負って
生きてきた蔡豹の扱い方、あれはあれでいいのかという
思いが今でもしている。なんとももったいない気が。

はたしてこの長く続いた物語はどう終わるのだろうか。
改めて期待と不安が交錯する一巻となったな。

2015/01/18

北方さんの話は面白いんだけど、なかなか大きな話に進まず、小競合が続く感じ。岳飛も花嫁の父になりましたか・・・

2015/01/18

この話の中の勝利者は、誰。
何を持って勝利と言おうとしてしているのか。
求めている勝利は何か。人はどううつろうのか。
ま、じっくり作品に付き合うしかないか。

2014/12/07

南宋軍と梁山泊の水軍戦が始まり、南方では、秦蓉と岳飛軍が手を組み南宋軍との緒戦を勝利する。金軍との戦いは、休戦中。

2014/12/03

収穫が終わったので久しぶりの本。

岳飛と秦容が手を組んで南宋軍を蹴散らすくだり、陽令伝の時代から時間が流れた感じがして、なんともゾクゾクした。やっぱりこの二人最高！