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教養としてのプロレス の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2015/10/12

著者にコンプレックスというかジェラシーというかリスペクトというか…身近な友人に感じる複雑な感情を抱いてしまいました。なぜか?それは自分が活字プロレスの終焉から総合の収束ぐらいのタイミングで完全にプロレスを卒業してしまったから。(いや反対にブシロード木谷会長に見限られたファンである...

著者にコンプレックスというかジェラシーというかリスペクトというか…身近な友人に感じる複雑な感情を抱いてしまいました。なぜか?それは自分が活字プロレスの終焉から総合の収束ぐらいのタイミングで完全にプロレスを卒業してしまったから。(いや反対にブシロード木谷会長に見限られたファンであるいうことが本書を読んでよくわかりました。)オカダカズチカ、WHO?なのです。だけどプチ鹿島はそんなプロレスも含めて抱きしめている。自分が古い恋を思い出しているだけなのに著者は現役バリバリの恋。すごい!その寛容性にたじろぎました。ただ、笑っていいとも最終回から木嶋佳苗までのプロレスアナロジーは卒業生のツボにも入りまくり。また文章の着地のノリツッコミが亡きナンシーを思い出させ涙。さあ、ここからメジャーになれんのか?

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2015/10/02

プロレスにおいて「負ける」とは試合に負けることではなく観客を魅了できなかった事を指す。 何が勝ちで何が負けかわからなくなってきた昨今 負けの美学とは違う 人生の耐え方とそれをどう表現していけば観客を魅了していけるかを世の中の出来事をプロレス的に交えながらカウントを取っていく。

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2023/11/08

初恋のひとがダイナマイト・キッドと言う私は深く激しく頷く箇所が多々アリでした。 そっかぁ 私がこういう性格になったのもプロレス好きだったからなのかもねぇぇ と。 いまの日本人、狭量になってきた感じってほかの本のレビューで書いたりしたけど 「学級会」って比喩は言い得て妙!

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2015/08/17

おもしろかった。エンタメ論のところで、エンターティナーは、コップに満杯の水を入れて全力ダッシュするが「おれは落とさない」をやれる人っていうのがおもしろかった。 また国民総ツッコミ時代という表現。その中にあって中畑清の話はいいなと思った。明るさと思い切りの良さが大事。 プロレスを通...

おもしろかった。エンタメ論のところで、エンターティナーは、コップに満杯の水を入れて全力ダッシュするが「おれは落とさない」をやれる人っていうのがおもしろかった。 また国民総ツッコミ時代という表現。その中にあって中畑清の話はいいなと思った。明るさと思い切りの良さが大事。 プロレスを通じての社会評論がおもしろくて納得されるところも多かった。 プロレスとは職業で映画の台本があるのと同じ。ということを初めて知った。人に見せるという性質がある。 また白か黒かをはっきりさせる時代は息苦しいという表現に納得。 引き受けるということ 127 無価値に惹かれるのもまた人心 157 今ではほとんどが同じ?(観客中心) 181 プロレスラーは誰でも成れる訳ではないのに、観客より下の不思議さ 183

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2015/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメトークでオードリーの若林さんがおすすめしてたんで読んでみました。 サブカル系の本かと思っていました。 でもグレーゾーンを楽しみ方とかの「新しい社会の見方」を提示してくれたりと面白く読めました。 個人的には好きだったテーマがとアイドルとの共通点。 傷つきながら夢を見る 段取りの有無や結果を気にするのではなく、プロセスを楽しむ アイドルやプロレスに関わらず、いろんな事に対してこういった視点で物事を見れるようになれば、 きっと楽しい人生がおくれるんではないでしょうか。

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2015/07/08

プロレスを通じて世の事象、そのほとんどが芸能界の例であったが、を考えて本質を見抜くスタイルを教えてくれる一冊。プロレス用語が飛び交い、一歩進んだ知識を得たければ調べないといけない、その楽しさもある(注釈があまりなく、写真等一切ないのも活字プロレスを全うする意志か)。くどい一文やつ...

プロレスを通じて世の事象、そのほとんどが芸能界の例であったが、を考えて本質を見抜くスタイルを教えてくれる一冊。プロレス用語が飛び交い、一歩進んだ知識を得たければ調べないといけない、その楽しさもある(注釈があまりなく、写真等一切ないのも活字プロレスを全うする意志か)。くどい一文やつたない書き方も見受けられるが、それも全て「プロレス」なのであると読者は納得しよう。

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2015/03/20

http://staygold1979.blog.fc2.com/blog-entry-697.html

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2014/12/23

半分ぐらいまでは楽しかった どうせならトコトンプロレスにこだわって話を組み立てて欲しかったが中途半端

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2014/10/31

プロレスの本ではなく、プロレスというツールを用いて世界を読み解く本。 プロレスというシステムを応用して芸能を、政治を、社会を、世界を考究している。 多くの人が心の底に抱えている思い、鍋底の澱、何かと何かの見えない関係性、そういうものを可視化してくれる本。 落とし物を拾う。胸のつか...

プロレスの本ではなく、プロレスというツールを用いて世界を読み解く本。 プロレスというシステムを応用して芸能を、政治を、社会を、世界を考究している。 多くの人が心の底に抱えている思い、鍋底の澱、何かと何かの見えない関係性、そういうものを可視化してくれる本。 落とし物を拾う。胸のつかえが取れる。すっきりする。「そうそう、それ。それだよ」という相槌を打ちつつ読み進められた。 プロレスなるものの奥行き、その懐の深さを目の当たりにした。ほんの数回生でプロレスを観戦したことがあるが、次回はあの時とは違う視座でもって味わうことができそう。私自身はプロレスについて詳しいわけでもないが、周囲にプロレスファン、プロレスフリークがいる。そういう人たちの深層心理に肉薄してもいる。 自分の仕事にとっても、プロレスが、プロレス的な因果は大変参考になると気づかされた。優れたビジネス書としても読める。 そもそもなぜこの本を手にしたか。 それはプロレスに興味があったからではない。 興味のない分野についても手を伸ばしてみようという冒険的発想でもない。 それは著者に興味があったからだ。ラジオ・ポッドキャストのパーソナリティーをされていて毎回面白いお話を聞かせてくれる。そういう人の本を読まない手は無い。そういう次第だ。そしてその期待に期待以上の筆力でもって応えてくれた。

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2022/06/01

プロレスはメディアリテラシーであった、という。それは半信半疑力の強化でもある。 プロレスと聞いて怪訝そうな、あるいは拒絶する人もいれば、猪木、と呼び捨てにすると「猪木さんと言え!」と怒り出す奴もいる。あんなのはやらせだよ、いやスポーツの王様だ、という様々なご意見に対して立ち...

プロレスはメディアリテラシーであった、という。それは半信半疑力の強化でもある。 プロレスと聞いて怪訝そうな、あるいは拒絶する人もいれば、猪木、と呼び捨てにすると「猪木さんと言え!」と怒り出す奴もいる。あんなのはやらせだよ、いやスポーツの王様だ、という様々なご意見に対して立ち向かうための半信半疑力。 オウム真理教にはまった若者達は、プロレス力が弱かったのであろう、と分析する。剛力彩芽は強烈な批判を受けきって自分を演じている。酒井法子は介護士にならないのか、と批判する小ささを憂う。 興業としてのプロレスは、やがてプロレスメディアの煽りや暴走によってパワーバランスが変わっていく。ロープに振っても帰ってこないプロレスも生まれ、また台本があることをオープンにしているプロレスも生まれる。僕が幼い頃、プロレスは重要なコンテンツだった。 あまり仲の良くなかった祖父と、唯一といっていいほど一緒に見ていたのが金曜8時の新日本だったなあ、と、この本を読んで思い出した。タイガーマスクの正体もそこそこ気になった。雑誌の類は買ったことがないけれど、団体の力関係などはなんとなく感じ取っていた。けどいつか、プロレスが生活からいなくなっていた。 プロレスを社会の変遷に当てはめたりと、いろいろな考察がされているし、プロレスファンじゃなくても読んで、と呼びかけている。 もっとああすれば、こうすれば、これはいらないんじゃないか、なんていう思いもあるのだけど、突っ込むのではなく、まずはこの技を受けて、かっこ良く返さなければならない。読みがいもあるし、だからどうやってこの本をひとに紹介するか、挑戦しがいもある。 (かつての)プロレスはメディアリテラシーであろうが、現代型メディアとはあわないのでは、と思う。昔は良かったといいたいが、そんなつまらない言葉を言ったら負けである。

Posted byブクログ