名前のない星の物語 の商品レビュー
語り部の視点に最初はとまどいを覚えたが、世界観はgood。幻想的な設定ながら、扱っている(扱おうとしている)問題は現実的。ニコルがどう成長していくのかが非常に気になる。 現実的な問題を扱っているのだからこそ、もう少し世界の設定を作り込んでほしいかも。 あとはニコルの旅の間とか...
語り部の視点に最初はとまどいを覚えたが、世界観はgood。幻想的な設定ながら、扱っている(扱おうとしている)問題は現実的。ニコルがどう成長していくのかが非常に気になる。 現実的な問題を扱っているのだからこそ、もう少し世界の設定を作り込んでほしいかも。 あとはニコルの旅の間とかの側面が作り込まれるともっともっと続きが読みたくなる。もうちょっと【旅】って面を出してもいいんじゃないかなーと。 とりあえず、続きも読んでみたい!
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おーもしろかったー! 「名前」を持たない人たちの地上の世界を、空の上の「星たち」の目線で語られる物語。 珍しいタイプだなと思った。 物語を説明する文体で書かれるお話は多いけれど、この「星たち」は第三者ではない。 難しい言葉は、一度ルビが振られたらそのあとは振られてなかったけれど...
おーもしろかったー! 「名前」を持たない人たちの地上の世界を、空の上の「星たち」の目線で語られる物語。 珍しいタイプだなと思った。 物語を説明する文体で書かれるお話は多いけれど、この「星たち」は第三者ではない。 難しい言葉は、一度ルビが振られたらそのあとは振られてなかったけれど、あとがきに書いてあったように『空想』だった、いい意味で。 『空を想う』『空が想う』この話の続編も読んでみたい。
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そこは『名前』が特別な世界 万物のものへの名付けが、歴とした人や機関が行なうものであるように その世界では人々の名前さえ、親が勝手につけることはない 全ては『名付け親』という職業に就く者によって、高額な料金を対価に授けられていた 名付け親になりたての少年は、 仕事の相棒のナナホ...
そこは『名前』が特別な世界 万物のものへの名付けが、歴とした人や機関が行なうものであるように その世界では人々の名前さえ、親が勝手につけることはない 全ては『名付け親』という職業に就く者によって、高額な料金を対価に授けられていた 名付け親になりたての少年は、 仕事の相棒のナナホシテントウと共に 長い長い名付けの旅を続ける *** 語りの視点が夜空に瞬く星であるがためか、 ラノベらしからぬ文体、難関な読みにもルビを振っていないのが まず印象的だった 作者は昔の童話なんかが好きなのかな 名前が高額のお金で取引され、 それこそ身分を証明するものとして存在している もうちょっと、様々な人に出会ってその人となりを見て名を付ける、というのが主流な話になるのかと思ったけど 5話あるうちの実際に名付けをしたのは2話だけで あとは背景だったりなんだりが触れられている 飽きさせずにバランスが良かったのかも知れない 最初、名前がなくてどうやって呼び合うんだろう…と謎だったけれど 通称のようなものは付けていいらしい あくまで名は公的なもののようだ 面白い世界観だったと思う
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