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Nのために の商品レビュー

3.6

858件のお客様レビュー

  1. 5つ

    114

  2. 4つ

    288

  3. 3つ

    339

  4. 2つ

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  5. 1つ

    5

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タイトルの意味

登場人物それぞれが『Nのために』考えて動いていて、どんどん湊かなえの世界に引き込まれていきました。感情移入しすぎてのぞみちゃんの両親に何とも言えない感情を抱き、途中悶々としました(笑) ちょっぴり切なかったかな…

鹿内美保

2025/02/12

「愛」求めてみんなが嘘をつく。 読後タイトルである"N"とは誰を指すのか、誰のためなのか特定することはできなかった。 ただ、だからこそ"N"のために罪を共有し、嘘を重ねる姿は切ないものだった。

Posted byブクログ

2025/02/10

それぞれが誰かのため嘘をついて誰かのために行動する。その誰かの全員にNというイニシャルがつくというお話し。でも、余命宣告を受けて真実を知りたいと思い始めてしまう。それぞれが信じることが真実、それでいいのではないかな。

Posted byブクログ

2025/02/09

評価が分かれそうな作品。読了後に他の方のレビューも読んだが、星5の感想も星1の感想もどちらも頷けた。 同じシーンを複数人の立場から繰り返し説明されるので、中弛み感あり。いずれの登場人物にも共感できないので没頭はできない。同著者の「リバース」や「告白」と比べると現実離れした展開なの...

評価が分かれそうな作品。読了後に他の方のレビューも読んだが、星5の感想も星1の感想もどちらも頷けた。 同じシーンを複数人の立場から繰り返し説明されるので、中弛み感あり。いずれの登場人物にも共感できないので没頭はできない。同著者の「リバース」や「告白」と比べると現実離れした展開なのでドキドキハラハラという感じがない。ただ、それらを覆すくらいの鬼才感あるストーリー。湊かなえ凄い、どうしたらこんな話を思いつくのかと感心するばかり。軽い気持ちで読むと後悔する。心して読むこと。

Posted byブクログ

2025/02/07

自分本位の人がいなくてみんな誰かを 守るために必死だった。 正しい愛の形なんてないんだなと再確認。 灼熱バードだけでもすごくよかった。 本の中で本を読めるのが魅力的。

Posted byブクログ

2025/02/07

作品中、人物と時系列が次々に変わっていく為、内容を把握するのにちょっと苦労したw ただ、最後まで先が気になる&各々の話が繋がっていき楽しむ事ができました。

Posted byブクログ

2025/02/04

ん〜? なんだったのかイマイチ解らない作品でした。 同じ出来事を数人の目線からみた描写は後半飽きてしまい、結末に至る展開もかなりのダラダラ描写でラストシーンは全く盛り上がらず、最後の回想シーンはもはや意味不明です。 読み出して途中断念しないタイプなので読みましたがキツい作品でした...

ん〜? なんだったのかイマイチ解らない作品でした。 同じ出来事を数人の目線からみた描写は後半飽きてしまい、結末に至る展開もかなりのダラダラ描写でラストシーンは全く盛り上がらず、最後の回想シーンはもはや意味不明です。 読み出して途中断念しないタイプなので読みましたがキツい作品でしたー

Posted byブクログ

2025/02/02

いつものどんでん返し系じゃなかったからちょっと違和感だった この人のためならなんでも出来る!って感覚が私にはあんまりわかんなくて微妙だったな

Posted byブクログ

2025/02/01

最高だった。 最初に結末が出ているから変に展開を想像しないで、でも続きが気になってぐんぐん読めた。 まず事件の供述で、明らかに嘘が混ざった展開を聞かされる。それでいて事件の概要はざっくりと知れる。 そこからただの探偵ものだったりミステリーに行くのではなく、それぞれの登場人物が何を...

最高だった。 最初に結末が出ているから変に展開を想像しないで、でも続きが気になってぐんぐん読めた。 まず事件の供述で、明らかに嘘が混ざった展開を聞かされる。それでいて事件の概要はざっくりと知れる。 そこからただの探偵ものだったりミステリーに行くのではなく、それぞれの登場人物が何を思っていたのかに焦点があたる。そしてそれは種々の一人称で語られていくのだが、それらが繋がったり交わったりする瞬間が本当に気持ち良い。 登場人物それぞれに対してそこまで変にイライラしないし、各々のキャラが立ってて一貫性があっておもしろい。ダークミステリーではあろうものの、不必要なダークには感じない。ずっと入ってくる。 またただのミステリーとは異なり変に展開を予想したり伏線を疑ったりする必要がなく、それでいて展開に驚かされる、極上の作品でした。

Posted byブクログ

2025/01/30

様々な登場人物「N」たちの視点を切り替えながら、「Nのために」起こった事件の真相を詳らかにしていく。人間の狡猾さと純粋さ、それらが生む理解と誤解が交錯して各々の思惑は複雑さを増していく。章ごとに挟まれる「十年後」の事件に対する想い。人の純真と負の面に光を当てる描写力はさすが。

Posted byブクログ