ゲーム音楽史 の商品レビュー
始点にスーパーマリオとドラクエを持ってきてインパクトを出したいのは解るけれど、もう少し手前のものを取り上げてほしかった。題材が良いだけにページを割いてでももっと深く取り上げて欲しかった。もったいない一冊。
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ゲーム音楽の「曲」に関する歴史というよりは、ゲーム音楽の「音」に関する歴史がメインになっています。なので「曲」を目的として読んだ人にとっては物足りないかもしれません。逆に詳しすぎても粗が目立つみたいですが…。私はそこまで詳しいわけではなかったので、「なるほどなぁ」と思いながら読め...
ゲーム音楽の「曲」に関する歴史というよりは、ゲーム音楽の「音」に関する歴史がメインになっています。なので「曲」を目的として読んだ人にとっては物足りないかもしれません。逆に詳しすぎても粗が目立つみたいですが…。私はそこまで詳しいわけではなかったので、「なるほどなぁ」と思いながら読めました。 ファミコンから始まり、スーファミ、プレステとメジャーどころだけに留まらず、MSXやX68000といったハードについても触れられているので、ハードが鳴らす音の歴史という意味では、全体的にバランスよくまとまってるのではないかと思います。 個人的には「スーパードンキーコング」や「シヴィライゼーション」といった海外の作曲者に触れられていたので、せっかくならティム・フォリン氏にも触れて欲しかったなぁなんて思ってしまいました。
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ゲーム音楽の技術的制限と、その枠組でどのように音楽を作ったか。 矩形波2つ、三角波1つとノイズを組み合わせて音楽を作る。 またROM側で音源を用意することでPCMなども使えるが容量の制限により工夫を強いられる部分が大きい。 様々な名作についても詳しく説明されている。 DQ, FF...
ゲーム音楽の技術的制限と、その枠組でどのように音楽を作ったか。 矩形波2つ、三角波1つとノイズを組み合わせて音楽を作る。 またROM側で音源を用意することでPCMなども使えるが容量の制限により工夫を強いられる部分が大きい。 様々な名作についても詳しく説明されている。 DQ, FF, マリオetc.
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ゲームミュージックは制約から生まれたというのは有名な話だと思うけど、こうやって系統立てて見るとほんとに興味深い。 植松伸夫さんの「おそらく人って、制限がないと可能性を追求しないのではないかと思います」という言葉が印象的でした。 この本で紹介されている楽曲をまとめてCDにするか配信...
ゲームミュージックは制約から生まれたというのは有名な話だと思うけど、こうやって系統立てて見るとほんとに興味深い。 植松伸夫さんの「おそらく人って、制限がないと可能性を追求しないのではないかと思います」という言葉が印象的でした。 この本で紹介されている楽曲をまとめてCDにするか配信して欲しいけど、権利処理が難しいのかな? ゲームミュージックで一番印象に残っているのは、PC-Engine CD-ROM2のイース3の"Be careful"と"バレスタイン城"。小学生だった当時、米光亮アレンジにどはまりした。その後のPC-Engineのファルコム作品には虜にされて、現在に至る、と。
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アプローチとして、ハードウェアや音源から、音楽そのものから、もしくは作曲者からと語りかたは色々あるだろうが、それらがごちゃ混ぜになってるので体系的な資料としては扱いにくい。あくまでも読み物。本文はつまらないが、巻末に収録されたインタビューは面白かった。崎元さんは特に、スゴい人だな...
アプローチとして、ハードウェアや音源から、音楽そのものから、もしくは作曲者からと語りかたは色々あるだろうが、それらがごちゃ混ぜになってるので体系的な資料としては扱いにくい。あくまでも読み物。本文はつまらないが、巻末に収録されたインタビューは面白かった。崎元さんは特に、スゴい人だなぁ。
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最近注目を浴びつつある、ゲーム音楽史についての本。 音楽史、としては超有名なライン(前書きにあるように、ファミコンからスーパーファミコン、そしてプレステというメインストリームのタイトルについてが殆どで、その他はちょっと触れる程度)しかフォローされていないよう感じますが、その分ゲー...
最近注目を浴びつつある、ゲーム音楽史についての本。 音楽史、としては超有名なライン(前書きにあるように、ファミコンからスーパーファミコン、そしてプレステというメインストリームのタイトルについてが殆どで、その他はちょっと触れる程度)しかフォローされていないよう感じますが、その分ゲーム音楽の最大の特徴「ハード的な制限の側面」が記述の大半を占めているのが面白いです。少々マニアックなのかもしれませんが、幸い私は組み込み系音声処理の経験があったのでなんとなくわかる部分が多く、とても楽しく読んでました。ゲーム音楽のクリエイターは、作曲家であると同時にエンジニアでもあった、というのが本著最大の発見でした。 こうなると、あわせてもっと詳しいゲーム音楽の系譜というのも欲しくなってきます。ぜひとも早いうちにそれをまとめてくれる人が出てきて欲しいところです。(続刊でもいいのよ?)
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こんな本を読んだ自分だけど、実は自分はそこまでいろいろなゲームをやる人間じゃなかったので、正直この本に書いてある音楽についてはほとんどどんな曲なのか分からなかった。もしかしたら、説明を読んであの曲だとわかったのは、スーパーマリオブラザーズの地上BGMぐらいかもしれない。 この本を...
こんな本を読んだ自分だけど、実は自分はそこまでいろいろなゲームをやる人間じゃなかったので、正直この本に書いてある音楽についてはほとんどどんな曲なのか分からなかった。もしかしたら、説明を読んであの曲だとわかったのは、スーパーマリオブラザーズの地上BGMぐらいかもしれない。 この本を読んで思ったのは、音楽はともかく、ゲーム音源はソニーあってのことだったんだなと。プレイステーションはもちろんだけど、スーパーファミコンに搭載されていた音源もソニーのSPC700というものだったらしい。そういう意味で、ゲーム音楽史におけるソニーの役割は大きかったんだろうなと思った。 それと、この本ではあまり深く触れられてないけど、音楽ゲーム(いわゆる、音ゲー)は1996年末にプレイステーションで発売された『パラッパラッパー』から広まったのだとか。案外歴史が浅いジャンルのゲームなんだなと思った。確かに、ゲーム機や音源の性能があがったからこそできるゲームだけど、それ以前には音ゲーってなかったんだろうか。ファミコンの音ゲーとか。
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こうやってゲーム音楽の歴史をみてみるとひとつの文化になってるなあと思った本。出て来るゲームがドンピシャだなあと思ったら著者とは同年代でした。 ファミリーコンピュータからプレイステーション2が中心ですが、各年代にどのような音楽があったか、またハードの制約でどのような工夫がされてい...
こうやってゲーム音楽の歴史をみてみるとひとつの文化になってるなあと思った本。出て来るゲームがドンピシャだなあと思ったら著者とは同年代でした。 ファミリーコンピュータからプレイステーション2が中心ですが、各年代にどのような音楽があったか、またハードの制約でどのような工夫がされていたのか、どういった作曲家がいたのかなど体系的にわかります。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4754814.html
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序盤のビットサウンドの解説に一番力が入っていたようだ。ファミコン初期からの名曲は、自由が制限されているからこそ生まれた楽曲であって、メロディのよさはさることながら、その制限の中のやりくりがいかにすごいことかを理解するための一冊。 後半の作曲家へのインタビューも面白い。音源が発達す...
序盤のビットサウンドの解説に一番力が入っていたようだ。ファミコン初期からの名曲は、自由が制限されているからこそ生まれた楽曲であって、メロディのよさはさることながら、その制限の中のやりくりがいかにすごいことかを理解するための一冊。 後半の作曲家へのインタビューも面白い。音源が発達するウラにはどんな苦悩と工夫があったか。 気になった音源はすぐにYouTubeで聴けるのだから本当に恵まれた時代だ。ラグランジュポイントの発展的な音源が印象的だった。
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1970年代からビデオゲームをしているジジイゲーマーですが、スーパーマリオ、ドラクエを始点とする、というタイトルに「大丈夫かなあ」と思いつつ予約購入。残念ながら悪い予感が当たりました。筆者の思い入れが強すぎて、「音楽史」ではなく「僕の好きなゲーム音楽の歴史について」といった感じの...
1970年代からビデオゲームをしているジジイゲーマーですが、スーパーマリオ、ドラクエを始点とする、というタイトルに「大丈夫かなあ」と思いつつ予約購入。残念ながら悪い予感が当たりました。筆者の思い入れが強すぎて、「音楽史」ではなく「僕の好きなゲーム音楽の歴史について」といった感じのエッセイになっています。事実誤認の記述が散見されたり、個人の感想を前面に出していて客観性に乏しい内容です。歴史上の画期的な事例としてあげるゲームも「なぜこのゲーム?」と首を傾げてしまうものが多く、「ゲーム音楽史」とは名乗るには厳しい。この本の編集担当者はこの分野の素人だったのかなあ。ゲーム音楽の歴史研究という分野に一石を投じたという意味では貴重な本なので、これを機に、ゲーム業界団体などの支援を受けた本格的な歴史研究が進むと良いのですが。
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