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天の梯 の商品レビュー

4.6

378件のお客様レビュー

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    236

  2. 4つ

    84

  3. 3つ

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2014/08/17

内容紹介 『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。澪の心星は揺らぐことなく頭上に瞬いていた。その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々...

内容紹介 『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。澪の心星は揺らぐことなく頭上に瞬いていた。その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか! ? 厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天の美しさとは! ?「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。

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2014/08/17

納得の終わり方だった。正直身請けはどう考えても納得のいく方法では無理だろうと思っていた。この時代になんの後ろ楯も持たない女性が、正当に大金を用意する方法などないはずと。だが、ちゃんと地道に培った能力で答えを出した。それが私は一番印象深かった。よくやった。よく頑張った。 勿論もっと...

納得の終わり方だった。正直身請けはどう考えても納得のいく方法では無理だろうと思っていた。この時代になんの後ろ楯も持たない女性が、正当に大金を用意する方法などないはずと。だが、ちゃんと地道に培った能力で答えを出した。それが私は一番印象深かった。よくやった。よく頑張った。 勿論もっと嬉しかったのは女としての幸せも手にしたことだ。一つの果実を手にしたら、もう一つは捨てないといけない、そんな小説は多いし、現実はもっとそうだ。でも小説の中でくらい夢を見てもいい。

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2014/08/17

とうとう完結。 澪はやり遂げたし、今度こそ恋も成就。 こんなにも続巻を待ち遠しく感じたシリーズはなかったです。ホントに、色んなことがありました 最後は、概ねハッピーエンドで、現実には起きなそうなサクセスストーリーでしたが、澪が幸せになって良かった。 このシリーズに敬意を評し...

とうとう完結。 澪はやり遂げたし、今度こそ恋も成就。 こんなにも続巻を待ち遠しく感じたシリーズはなかったです。ホントに、色んなことがありました 最後は、概ねハッピーエンドで、現実には起きなそうなサクセスストーリーでしたが、澪が幸せになって良かった。 このシリーズに敬意を評して★は5つです。

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2014/08/17

シリーズにはまったのが途中からだったので、勢いで一気に読みました。 前回、最終巻の予告が出た時はそれなりに楽しみではあったんですが、残った問題が山積みだったので、これで伏線全部回収できるのかと少々心配だったんですよね。 「恋」の部分は、ちゃんと堀を固めてる感があったので大丈夫と...

シリーズにはまったのが途中からだったので、勢いで一気に読みました。 前回、最終巻の予告が出た時はそれなりに楽しみではあったんですが、残った問題が山積みだったので、これで伏線全部回収できるのかと少々心配だったんですよね。 「恋」の部分は、ちゃんと堀を固めてる感があったので大丈夫と思いましたが。 メインプロットのカタの付け方は賛否両論ありそうです。 でも、純粋で、不器用で、頑固で真っ直ぐな澪が選んだ方法ですもの、それがどんなものであろうと「苦難の末にたどり着いた結論」だと思うわけで、やはり祝福してあげたいと思います。 ちゃんと「どんでん返し」的なところもありましたしね! この間、改めて読み直しましたが、やっぱり読むと幸せな気分になれる貴重なシリーズと思いました。 完結してしまいましたが、読み直す楽しみもあるので、それはそれで良しとしましょう。

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2014/08/16

完結の巻。 野江の身請けが現実的な目標となり、つる家も新たな料理人を迎え変化を受け入れる体制となる。 案外残酷な展開となったりしていたから、どんな終わり方にをするのか想像がつかなかったのだけれど、正に大団円となって幸せな終幕となった。 しばらくナリを潜めていたライバル店も久々に登...

完結の巻。 野江の身請けが現実的な目標となり、つる家も新たな料理人を迎え変化を受け入れる体制となる。 案外残酷な展開となったりしていたから、どんな終わり方にをするのか想像がつかなかったのだけれど、正に大団円となって幸せな終幕となった。 しばらくナリを潜めていたライバル店も久々に登場、最後の最後でどうなるのかと思ったけれど、物語としては最終盤のため、トラブルにも穏やかな気持で臨めた。 野江についてはかなり駆け足感を感じたものの、最後だし、綺麗に畳んだのだろう。 番外編という形で補足が出るようなので少し物足りない部分は補完されるだろう。 全体を通して結末に向けて進んでいくのだが、4話それぞれのストーリー性も高く、またこれまで出てきた名物料理やエピソードも顔を覗かせ、懐かしく感動が蘇る。 人情と優しさに溢れ涙もポロポロ。最後まで心満たされた。 澪の恋について、小松原さまとの別れを決意し料理の道に進んでから、女としての幸せはないのだろうか(それこそ野江とふたりで料理屋でもやるのだろうか)と思っていたけれど、ちゃんと幸せな結末が用意されていた。 そもそも最初は源斉先生とくっつくと思っていたから、本来の線に戻ったとも言えるけれど。 ただその分最後に小松原さまとの邂逅は複雑な気持ちだった。 あまりにその存在が大きかったからやっぱり心残りがある。 ともあれ、最初から最後まで捨て所も中弛みもない稀有なシリーズだった。 また最初から読み返してみようと思う。

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2014/08/16

高田郁の天の梯(そらのかけはし)を読みました。 みをつくし料理帖シリーズの最終巻でした。 登龍楼の采女の陰謀によって佐兵衛は公方さましか口にしてはいけない食材の酪に手を出してしまいました。 そして、遊女殺しの罪をかぶせられてしまい、料理人を続けることを断念したのでした。 その...

高田郁の天の梯(そらのかけはし)を読みました。 みをつくし料理帖シリーズの最終巻でした。 登龍楼の采女の陰謀によって佐兵衛は公方さましか口にしてはいけない食材の酪に手を出してしまいました。 そして、遊女殺しの罪をかぶせられてしまい、料理人を続けることを断念したのでした。 その酪が何者かにより一柳の座敷に置き忘れられてしまいます。 それを自身番に届け出た柳吾は奉行所に捕らえられてしまいます。 佐兵衛はそれを知り、自分が自訴することにより柳吾を助けようとします。 柳吾が戻って喜んだ芳は代わりに佐兵衛が捕らわれてしまったことを知り悲嘆にくれます。 澪はあさひ太夫の身請けをするために摂津屋の助力を受けながら翁屋伝右衛門と交渉を行います。 そして、身請けされた後も野江が幸せに暮らせるように段取りを整えるのでした。 登場人物たちがそれぞれ落ち着くところに落ち着いて物語が完結しました。 雲外蒼天の澪は青空に虹の梯を見ることが出来たのでした。

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2014/08/18

みをつくし料理帖シリーズ10巻にして最終巻。 色々と思うところもあっただけにしみじみと読んでしまった。 残月辺りからばたばたとイベント回収をしていただけにあとは澪ちゃんの将来、恋愛、野江ちゃんの身受け以外何が残っているかと考えたが…ああ、いたなそんなやつといった感じ。というのも佐...

みをつくし料理帖シリーズ10巻にして最終巻。 色々と思うところもあっただけにしみじみと読んでしまった。 残月辺りからばたばたとイベント回収をしていただけにあとは澪ちゃんの将来、恋愛、野江ちゃんの身受け以外何が残っているかと考えたが…ああ、いたなそんなやつといった感じ。というのも佐兵衛さんの言葉で出てきたのが最後だったわけで。あれもフラグだったのか。 最後まで読んだ後に巻末のアレを見ると感動というかじんわりと嬉しくなるものだった。 澪ちゃんと野江ちゃんが幸せになってくれますようにと願わざるを得ない。 どうやら番外編がでるらしいので楽しみでしょうがない。 願わくばレシピ集も出ますように。

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2018/10/14

とうとう終わってしまった。団円にもっていこうとして、すこしストーリに無理筋もあるような気はするが、まあ、良しとしよう。 種市さんの心境を思うと、胸が詰まりますね。

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2014/08/15

大団円てこういうのをいうんやわ。 終わりに向けて、どんどん紐解かれていく謎や問題 そして、拓けてゆく幸せへの道 これでもか、これでもか、と悲しい出来事の繰り返し もう、どうなっていくのかと、固唾を飲んで見守った九冊をへて、いま、やっとまぁるくおさまった 泣けました ちゃんと、み...

大団円てこういうのをいうんやわ。 終わりに向けて、どんどん紐解かれていく謎や問題 そして、拓けてゆく幸せへの道 これでもか、これでもか、と悲しい出来事の繰り返し もう、どうなっていくのかと、固唾を飲んで見守った九冊をへて、いま、やっとまぁるくおさまった 泣けました ちゃんと、みんな、幸せになったよ!よかった!よかったね

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2014/09/06

ああ。 ついに終わってしまうのね。 もう少し続いてもよかったけど、散々引っ張ってきた部分もあったので、きちんと纏まったのはすっきりしていい。 小松原さんとの邂逅もあり、野江ちゃんの身請けも叶い、そして源斉先生、貴方の慎ましさが大好きです。 改めて、大好きだなぁと感じる最終巻。 ...

ああ。 ついに終わってしまうのね。 もう少し続いてもよかったけど、散々引っ張ってきた部分もあったので、きちんと纏まったのはすっきりしていい。 小松原さんとの邂逅もあり、野江ちゃんの身請けも叶い、そして源斉先生、貴方の慎ましさが大好きです。 改めて、大好きだなぁと感じる最終巻。 表紙も素敵だよね。 勢いでまた一作目から読み直そうとしています。 澪ちゃん、あなたにこれからもたくさんの光が降り注ぎますように。 巻末の番付を見て、色々嬉しく想像してしまいますね。 いつか皆のその後のおはなしが読める日を、今から首を長くして待っています。 (2014年9月5日 再読) 初めから一気に読みなおしての最終巻。 色んな想いが溢れて感慨無量でございます。 大団円だね。 私事でございますが、澪ちゃんに感化されてずっと買おうか迷っていた砥石をついに買いました。 心を込めて包丁研いでます。 食は、人の天なり。

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