ビッグチャンス の商品レビュー
この人の本は今までにも何冊か読んで感銘を受けた。本書もその一冊になった。グローバルで戦うには、あるいはローカル戦を選ぶのなら、という視点で、とにかく過去の成功体験に縛られずにどう戦うべきかを説いている。 同じコンサルでも大前研一氏とは違う説得力を感じる。冨山氏が実際に経営者であ...
この人の本は今までにも何冊か読んで感銘を受けた。本書もその一冊になった。グローバルで戦うには、あるいはローカル戦を選ぶのなら、という視点で、とにかく過去の成功体験に縛られずにどう戦うべきかを説いている。 同じコンサルでも大前研一氏とは違う説得力を感じる。冨山氏が実際に経営者であり、数々の社外取締役も兼任しているから、歯に衣着せぬ発言にも責任感が背後にあるのだと思う。 技術が進歩し細分化し過ぎているからこそ、日本企業が昔から持っているチームプレイが力を発揮する時だと説いている。しかしそれは過去のやり方を踏襲したり小手先の改革ではなく、海外も含めた競合を踏まえ、優秀な人材の活かし方を考えた上でのチームプレイだ。 早速、自分の仕事の中でも「何が一番大事か」の原点に戻って臆せず実行してみたい。
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グローバル競争で勝ち抜いていくためにはムラ社会的なメンタリティを刷新し実力主義を根付かせる必要がある、という主張をベースに、事業、社員の年俸、社長(リーダー)などの視点から日系企業を批評する一冊。 献本頂いたものの、数年間積読してようやく読破(すみません)。これまで著者の著作物を数冊読んでこられた方にとっては重複する内容がある可能性がある点(小生の場合は最初の半分は知っている内容だった)はマイナスだが、世界の市場を相手にする際に企業、社員が必要なプロフェッショナリズムを網羅している内容。
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「なぜローカル経済から日本は甦るのか――GとLの経済成長戦略」で描かれたGの世界に焦点をあて、なぜ日本企業が敗れたのか、これからそこで戦うためには、企業と社員はどういう条件・覚悟が必要となるかを詳述。 年功序列に安住する大企業を、ムラ型メンタリティーの「クソ」サラリーマン会社と...
「なぜローカル経済から日本は甦るのか――GとLの経済成長戦略」で描かれたGの世界に焦点をあて、なぜ日本企業が敗れたのか、これからそこで戦うためには、企業と社員はどういう条件・覚悟が必要となるかを詳述。 年功序列に安住する大企業を、ムラ型メンタリティーの「クソ」サラリーマン会社と罵倒しまくって、相変わらず意気軒高。 読んでいると元気が湧いてくる。 ちなみに、「エピローグ―真正「稼ぐ力」再生のための20の質問」(p289)に答えてみたところ、見事0点。 わが社は典型的「クソ」サラリーマン企業だった!
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新「和魂洋才」経営で、日本企業は再び世界の覇者になる! グローバルゲームのルールを知り尽くした著者が、世界で勝てる人事・組織への切り替え方を説く。会社とビジネスパーソンの稼ぐ力を見極める「20の質問」も掲載。
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株式会社ニッポンの栄光と挫折。 低迷の原因は3つ ・グローバル化に立ち遅れた。人間は成功からは学べない。 ・デジタル革命の波に乗り遅れた ・ムラ型メンタリティが改革を阻んだ。 80年代大成功した日本はその成功体験があるがゆえ、ゲームのルールが変わり時代の変化についていくことができ...
株式会社ニッポンの栄光と挫折。 低迷の原因は3つ ・グローバル化に立ち遅れた。人間は成功からは学べない。 ・デジタル革命の波に乗り遅れた ・ムラ型メンタリティが改革を阻んだ。 80年代大成功した日本はその成功体験があるがゆえ、ゲームのルールが変わり時代の変化についていくことができなかったということか。 この20年でぐるっと1周回って日本企業のもつ強みが活かせるモードに戻ってきた。 まずは厳しい「あれかこれか」できるようになることが、新しい「すり合わせ」時代の競争で覇権を取り戻すための必須の条件である。 あとビジネススクールで学んだことで一番約に立ったのが簿記だとは意外だった。
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グローバル競争の中で日本企業がどのように戦って行くかの処方箋。今、世界がどんな風に変化しているかを網羅的に学ぶことができる。
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事業売却されたら、基本的にその事業を必要とする会社に買収されたわけだから、出て行った人はこれまで以上にその能力を発揮しやすい環境に恵まれる。 まともなMAである限り、競争優位も高まるので、より有利な戦い方もできるはずだ。そこで新たなやりがいを見つける人もでてくるだろう。一方、無理...
事業売却されたら、基本的にその事業を必要とする会社に買収されたわけだから、出て行った人はこれまで以上にその能力を発揮しやすい環境に恵まれる。 まともなMAである限り、競争優位も高まるので、より有利な戦い方もできるはずだ。そこで新たなやりがいを見つける人もでてくるだろう。一方、無理して会社に残った人は、これまでとは違う職場に移り、業務内容も大きく変わるので、かえってストレスフルな環境になりやすい。残ったほうが幸せとは限らないのである
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ソニーをやり玉にかつて栄華を極めた日本企業が没落した理由をグローバル化とデジタル化への対応を中心に説き、病んでいる日本企業への処方箋をサラリーマンのメンタリティや人事を重点的に提示する。今も元気な日本企業として、KOMTRAXでIoTの先駆けとして知られているコマツを挙げていて、...
ソニーをやり玉にかつて栄華を極めた日本企業が没落した理由をグローバル化とデジタル化への対応を中心に説き、病んでいる日本企業への処方箋をサラリーマンのメンタリティや人事を重点的に提示する。今も元気な日本企業として、KOMTRAXでIoTの先駆けとして知られているコマツを挙げていて、ERPををほぼ標準のまま導入したとのこと、やはり他の日本企業とは一味違うようです。少し前にネットでも盛り上がったグローバル大学、ローカル大学構想の片鱗も述べられている。復帰後のジョブズからアップルへの出資依頼をソニーが断った話があって驚いたけど、本当の話なんでしょうか?
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企業とは、シンプルに儲けを出し続けなくてはならない社会的な公器である。 デジタル化、コモデティ化が進み、グローバルに水平分業が進む中、従来の発想・経営の日本企業に対する警鐘を鳴らす著者。 ローカルなマーケットにおいて経営すると判断すれば、それはそれなりに生き残っていく道もある...
企業とは、シンプルに儲けを出し続けなくてはならない社会的な公器である。 デジタル化、コモデティ化が進み、グローバルに水平分業が進む中、従来の発想・経営の日本企業に対する警鐘を鳴らす著者。 ローカルなマーケットにおいて経営すると判断すれば、それはそれなりに生き残っていく道もある。 シビアなM&Aの実践を積んでこられた著者の理屈であるが、解りやすくて面白い内容でした。
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さすがです。 グローバルな競争が不可避な業界において、なぜ日本企業が凋落・苦戦しているのか、もしもそこで競争して行こうとするなら企業組織と人の何が問題で、何にどう取り組まなければいけないのか、をストレートに語っています。何せ、グローバルき競争する心構えも態勢も整っていない(少なく...
さすがです。 グローバルな競争が不可避な業界において、なぜ日本企業が凋落・苦戦しているのか、もしもそこで競争して行こうとするなら企業組織と人の何が問題で、何にどう取り組まなければいけないのか、をストレートに語っています。何せ、グローバルき競争する心構えも態勢も整っていない(少なくとも整えようという努力をしていない)企業を「クソサラリーマン企業」などと表現しているくらいですから… でも、これが現実なんですよね。目をそらしている場合じゃない。
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