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昆虫はすごい の商品レビュー

4.1

71件のお客様レビュー

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2019/01/20

マクロ系生物学をやっていると、時に博物学的な知識に圧倒される方に出会うのだけど、本書の丸山さんもきっとそんな方に違いない。 大学院時代の自分の研究テーマだった擬態、そして社会性昆虫の箇所はどうしても興味があって気になってしまうなー。楽しめた。

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2021/12/09

昆虫って面白い! 人間が生まれるはるか昔から存在しながら、環境に適応するために進化をし続け、奇妙な形、風変わりな生き方になってしまった連中がわんさか。それはまるで人間社会にも通じるようなパーソナリティが垣間見える。 例えば、奴隷にされたアリ。その奴隷に頼りすぎて自らの力では生...

昆虫って面白い! 人間が生まれるはるか昔から存在しながら、環境に適応するために進化をし続け、奇妙な形、風変わりな生き方になってしまった連中がわんさか。それはまるで人間社会にも通じるようなパーソナリティが垣間見える。 例えば、奴隷にされたアリ。その奴隷に頼りすぎて自らの力では生きていけなくなってしまった種。蜜を提供する事で、食い殺されぬよう上手く捕食者と付き合う種。詐欺を働く昆虫。周りに擬態しながら、こっそり相手の卵をムシャムシャ食べる輩。自らの卵を托卵するやつ。生き様も性格も様々。知れば知るほどのめり込む、虫好きの一冊。

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2018/12/21

ヒトの世界の前に社会性を持ち込み、種の存続を果たしてきた虫の世界に感動...。 研究が不十分であることは否めないが、ヒトの世界に応用できる示唆が満載でした。

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2018/09/17

20180318 昆虫たちの生存戦略や、共生社会を組んでいる様子を具体例を挙げながら説明してくれる。 ミクロの世界の中にも、私たちが知らない個体や生活があると考えると神秘的である。そして、知らぬ間に絶滅が進んでいるのも事実で、人間が驕らずに多様性を守らなくてはいけない。 自然淘...

20180318 昆虫たちの生存戦略や、共生社会を組んでいる様子を具体例を挙げながら説明してくれる。 ミクロの世界の中にも、私たちが知らない個体や生活があると考えると神秘的である。そして、知らぬ間に絶滅が進んでいるのも事実で、人間が驕らずに多様性を守らなくてはいけない。 自然淘汰の仕組みの元、昆虫たちの遺伝子がどう適当進化していくのか気になる。 昆虫の特徴 ・動物界節足動物門昆虫網 ・頭部、胸部、腹部 ・足が3対の6本 進化のプロセス ・飛翔能力 ・変態→蛹を経るもの=完全変態 外骨格型=骨で外部が覆われている 交配前生殖隔離 個体固有の膣と陰茎を持つ。 →固有の錠と鍵

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2018/07/28

知られざる昆虫の生態がわかりやすく説明されている。虫嫌いの人にもすすめたい。昆虫の世界をさらに知りたくなる。

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2018/07/04

暮らし方、繁殖、社会生活、ヒトとのかかわりなどの切り口から、特色のある虫たちの生態が次々と紹介される。 植物が食害を防ぐために出す防御物質。 これが出ないように、先に葉っぱにある管を切ってしまってからその内側を食べる羽虫。 植物の生存戦略もさることながら、それとの攻防を繰り広げ...

暮らし方、繁殖、社会生活、ヒトとのかかわりなどの切り口から、特色のある虫たちの生態が次々と紹介される。 植物が食害を防ぐために出す防御物質。 これが出ないように、先に葉っぱにある管を切ってしまってからその内側を食べる羽虫。 植物の生存戦略もさることながら、それとの攻防を繰り広げる虫の面白いこと。 交尾の仕方のバリエーションにもびっくりした。 通常、陰茎を膣に差し込む。 が、中にはメスの腹に陰茎を刺して、血液に精子を送り込むものがいたり。 それどころか、ほかのオスの腹に刺して精子を注入することまである(詳細は未詳とのことだが、刺されたオスがメスと交尾するときに、メスの体内に刺したオスの精子も送り込まれる可能性があるらしい。) 共生のしかたも、さまざま。 対等な共生は少ないとの由。 アリのこともたくさん書いてあった。 本書では生態が描かれているのだが、巣の中の様子などはどうやって観察するのだろう。 そんなことが妙に気になってしまった。

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2018/02/03

「昆虫はすごい」その題名通り、昆虫の社会性や、巧みな暮らしぶりに驚かされた。知らない昆虫の名前がカタカナでたくさん出てくるので、そこは読むスピードが落ちますが、興味深く読み進めました。

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2018/01/30

丸山氏の「昆虫こわい」は観察旅日記で、文中に登場する虫のすべての写真があった。 一方こちらの本は文中に出てきても写真がないものが多々あったので、少し残念でした。 が、様々な虫の特徴的な生態が書かれていて興味深かった。 虫好きではないですが、刺しも噛みもしない虫を叩いたり潰したり...

丸山氏の「昆虫こわい」は観察旅日記で、文中に登場する虫のすべての写真があった。 一方こちらの本は文中に出てきても写真がないものが多々あったので、少し残念でした。 が、様々な虫の特徴的な生態が書かれていて興味深かった。 虫好きではないですが、刺しも噛みもしない虫を叩いたり潰したりするのはやめようと思いました。反省。

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2017/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「利己的な遺伝子」 というのが、本当にそのまま形になったような生存機械といしての昆虫の凄さ。 驚くしかない。 この仕組みは見えにくくなっているけど、人間も延長線上にあると思わざるを得ない。

Posted byブクログ

2017/09/14

昆虫こわいに触発され、こちらも読んでみた。冒険譚ではないけれど、昆虫の凄さが怒涛のラッシュという感じ。昆虫も色々あるのだなぁ。頭の中で、昆虫の世界に彩りが与えられ、世界にもっと興味が出た。昆虫はすごい。タイトル通り!

Posted byブクログ