おかあさんどこいったの? の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝この間ぼくらは、お母さんに「さよなら」を言った...お母さん、何処へ行っちゃんたんだろう?...ときどき、お父さんとお姉ちゃんとぼくで、お母さんにお花を持っていくんだ...でも、お母さんは,ちっとも、とりに来てくれない。...お母さんがいなくても、ぼくらは家族で、やっていかなくちゃ、いけないんだよね...天国に、聞こえるかなあ。ずっと、ずっとお母さんのことが、大好きだよ…〟現実を受け入れられずにいた男の子の心情を、優しい目で見つめた絵本です。
Posted by
2歳の子どもに理解できるか分からないけど、とりあえず音読してみようと思って読んだけど、悲しくて泣きそうになった。絵が良い。仕草や表情の一つ一つが丁寧に描かれている。訳文も心を打つ。
Posted by
-のこされたひとは、生きていかなくてはいけない ほんとにね、そうだね。 思い出して、心の中で話して、笑って、泣いて。 遠いけど、近くにいる。感じる。 あー、でも、やっぱり会いたいな。
Posted by
大好きな人との死に向き合う絵本。大好きなおかあさんの死を徐々に受け止めていくぼくや家族の様子が丁寧に温かく描かれている。亡くなってしまっても思い出はここにある、残された人との時間を大切にしよう、それでもやっぱり寂しい…そんなぼく(や家族)の複雑な気持ちが切ない。おかあさんが亡くな...
大好きな人との死に向き合う絵本。大好きなおかあさんの死を徐々に受け止めていくぼくや家族の様子が丁寧に温かく描かれている。亡くなってしまっても思い出はここにある、残された人との時間を大切にしよう、それでもやっぱり寂しい…そんなぼく(や家族)の複雑な気持ちが切ない。おかあさんが亡くなってしまったのは自分が悪い子だからと考えるところは胸が痛くなった。おかあさんが今までしていた家事をおねえちゃんと一緒に頑張る場面でぼくがおかあさんの死と向き合うなかで成長していったのだと感じる。いつかは向き合うことになる大好きな人の死、自分も ぼく みたいに前に進みながら時々振り返って懐かしみたい。 表紙の内側のデザインがおかあさんの着ていたセーターの柄になっている。こういう工夫って何だか良いと思った。
Posted by
娘 4y6m 息子 2y8m 図書室にて娘向けに借りる 男の子がお父さんとおねえちゃんと一緒に お母さんの死をのりこえていく本 読んでいる私の方がこみ上げてくるのもがあった 泣いて、話して、思い出を語って いろいろと正直に話しながらこれからも生きていく 前向きな話で終わってい...
娘 4y6m 息子 2y8m 図書室にて娘向けに借りる 男の子がお父さんとおねえちゃんと一緒に お母さんの死をのりこえていく本 読んでいる私の方がこみ上げてくるのもがあった 泣いて、話して、思い出を語って いろいろと正直に話しながらこれからも生きていく 前向きな話で終わっている もう少し死について理解できると 子供達の反応もまたちがうのかもしれない
Posted by
親をなくした子どもにとって本当に必要なのはこんなふうにごまかさないことなんじゃないかな… 子どもを悲しませたくないではなく、悲しいことが起こったら、心のままに悲しんでいいんだよと抱きしめられる大人がいてほしい。 「おかあさん、どこいったの?」たとえこの問いにこたえられなかったとし...
親をなくした子どもにとって本当に必要なのはこんなふうにごまかさないことなんじゃないかな… 子どもを悲しませたくないではなく、悲しいことが起こったら、心のままに悲しんでいいんだよと抱きしめられる大人がいてほしい。 「おかあさん、どこいったの?」たとえこの問いにこたえられなかったとしても。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大人になった我々でも、覚悟をもった親の死でさえもつらく切ない。 絵本を開けると、雨の中の黒い傘 みんなで、お母さんにお別れをいったんだ お母さんはいつ戻ってくるの お花をあげても持っていかない ぼくが悪い子だから帰ってこないの みんなの所には帰ってくるのに・・・ 涙を流し「ぼく」をギュッと抱きしめるお父さん お姉さんと、お父さんと、ぼくと、3人だけ お母さんのアルバムを見ては泣き笑い 楽しく暮らそうとするのだけれど、でも、ふと・・・ 白いページの隅に、寂しそうに立つ姿は切ない
Posted by
- 1