カレーの歴史 の商品レビュー
フランスにはイギリスやオランダ程南アジアの植民地の食べ物が浸透しなかった。自国領義のゆるぎない伝統があったためだろう。1975年、フランス発のインド料理店インディラ出店に奔走したのは、フランスにインド料理店が無い事を憂いたインド政府要人だった。
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アジアとポルトガル、イギリスとの邂逅がここまで広がりがあったのだと感嘆した。カレーの語源しかり、ヴィンダルーの由来しかり。それぞれの土地の食材と融合し、新たな発展ステージに入る。世界各国の料理になったのは大英帝国の影響が大きいというのは想像つくが、それがジャマイカなど各地でローカ...
アジアとポルトガル、イギリスとの邂逅がここまで広がりがあったのだと感嘆した。カレーの語源しかり、ヴィンダルーの由来しかり。それぞれの土地の食材と融合し、新たな発展ステージに入る。世界各国の料理になったのは大英帝国の影響が大きいというのは想像つくが、それがジャマイカなど各地でローカライズしていく。 日本のカレー話に触れているがあまり長くはない。大学時代に読んだ講談社現代新書の「カレーライスと日本人」は改めてよい本だったと思い出した。再読したい。 なお、美食で知られるフランスの影響を受けて発展したモルディブの話は興味深い。いつかこの島に行ってみたい 個人的な経験として、ロンドンで美味しい店を探すとインド料理になる。次回からは歴史の流れと印僑のしたたかさに思いを馳せながらカレーを食したい。
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各国のカレー事情やレシピを垣間見れてとても興味深かった。 特にタイカレー、インドカレー、欧風カレーなど、日本で馴染み深いカレーの源流と分類がわかったのが面白かった。 また、日本のカレーも海外の目線からだと独特であるということがわかったのも大変面白かった。 一つ懸念点を挙げるとすれば、なぜその国ではカレーがそれほど馴染みがないのかなど、クエスチョンに対する具体的な調査が行われていないように思えました。著者の推測が書かれていた。なので星4。 (社会学的な本ではないとそうなのか?) 次はカレーの社会学のような本があれば手に取ってみたい。 面白かったです! あとめちゃくちゃカレー料理が食べたくなります、昨日の晩はタンドリーチキンでした。
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カレーはルーを使えば簡単に作れるけど、たまにどうしても本格的なのが食べたくなるとお店に行く! カレーの定義や起源、色々な国のカレーを知っていくうちにお家でもスパイスから作るカレーが食べたくなった! 巻末レシピ参考にしよ!
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世界のカレーのレシピなど地域地域のものや年代を追ったそのカレーの歴史を丹念に調べ上げてある。 カレーが植民地であったり、奴隷移民であったり、地域の交流(貿易)であったりと様々な要因で世界規模に広がっていったことや、その地域地域で育ったカレーの違いなど読んでいてためになるし、成るほどこういう料理となったのかと感心する。 スパイスに何が地域によって使われたか、古い参考文献などから書き出し、その調合や料理方法を抜き出してくれているのも楽しい。 さっそく、そのスパイス類を書き出し自分のカレー作りに反映させようと思っている。 世界のカレーでよく使われていたのがココナッツミルク出会ったことに気が付く。先日さっそくココナッツミルクを使ってみたところ、国やまろやかさがアップした(^-^) 最後にレシピも沢山掲載されており、カレーの歴史や地域性のバイブルとなる一冊だと思う。
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世の中には全てのものにおいて「歴史」があります。子どもから大人まで好まれているカレー。毎日食べても飽きません。発祥はインドと皆さんはお思いでしょうが、世界中には国ごとに「カレー」の歴史が潜んでいます。日本では家庭料理とされているカレーですが、各国の「カレー」を知っておくと、海外へ...
世の中には全てのものにおいて「歴史」があります。子どもから大人まで好まれているカレー。毎日食べても飽きません。発祥はインドと皆さんはお思いでしょうが、世界中には国ごとに「カレー」の歴史が潜んでいます。日本では家庭料理とされているカレーですが、各国の「カレー」を知っておくと、海外へ旅行したときにその国のカレーを食べてみたくなるような一冊です。
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大人から子供まで誰にでも愛されるカレー。カレーに国境はなく世界中どこでも食べられる。本書は、そもそもカレーとは何なのか、カレーが各地に普及し根付いた不思議、どのように広まったのか、カレーの匠・素晴らしさの謎を語る。グローバルな視点に立ち、本場のインドはもちろんのこと世界各地のカレ...
大人から子供まで誰にでも愛されるカレー。カレーに国境はなく世界中どこでも食べられる。本書は、そもそもカレーとは何なのか、カレーが各地に普及し根付いた不思議、どのように広まったのか、カレーの匠・素晴らしさの謎を語る。グローバルな視点に立ち、本場のインドはもちろんのこと世界各地のカレー事情にも触れられている。カレーの魅力がぐんと広がった。
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序章 カレーとは何だろう? 第1章 カレーの起源 第2章 イギリスのカレー 第3章 北米とオーストラリアのカレー 第4章 離散インド人たちのカレー 第5章 アフリカのカレー 第6章 東南アジアのカレー 第7章 その他の地域のカレー 第8章 カレーの今日、そして明日
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コリーン・テイラー・セン『カレーの歴史』原書房。カレーほど「グローバル」との呼び名の相応しい食物は他にない。世界のどこでも食べることができるのがカレー。本書はそのルーツと世界的展開の歴史について多くの図版で、「カレーを食べて生きてきた」人類の歩みを楽しく読み解く。シリーズ「『食』...
コリーン・テイラー・セン『カレーの歴史』原書房。カレーほど「グローバル」との呼び名の相応しい食物は他にない。世界のどこでも食べることができるのがカレー。本書はそのルーツと世界的展開の歴史について多くの図版で、「カレーを食べて生きてきた」人類の歩みを楽しく読み解く。シリーズ「『食』の図書館」の一冊。 ルーツはインドにあるが、その伝播にはイギリス人が深く関わっている。もう一つは離散インド人による草の根の伝播で、世界各地の食材や食文化と融合していく。「カレーはイギリスの国民的料理」とは英国外相ロビン・クックの言葉。カレーは食の文化内受肉の成功例の一つなのだろう。 「グローバルという言葉にふさわし料理があるとしたら、それはカレーだ」。巻末には歴史上のカレーから世界各地の珍しい一品まで豊富なレシピを併載する。見て愉しむだけでなく、実際に作って愉しむことのできる好著。カレー道「奥深し」。
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インド人はカレーという言葉を使っていなかった。 それぞれ独自の名前があった。 世界中でカレーは食べられている。18世紀にイギリスに入って世界中に広まった。
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