四月一日亭ものがたり の商品レビュー
だいぶ前に読んだのに、その後文庫本が出なくて、いつのまにかノーマークで、ふと読みたい加藤元さんだなと思ってうなぎ女子購入しました。部屋に四月一日あったのが驚きました、これの事かと、これは好きだと。でも四月一日をわたぬきと読めず、情け無いです。出だしの西岡さんが起こした事件は一年前...
だいぶ前に読んだのに、その後文庫本が出なくて、いつのまにかノーマークで、ふと読みたい加藤元さんだなと思ってうなぎ女子購入しました。部屋に四月一日あったのが驚きました、これの事かと、これは好きだと。でも四月一日をわたぬきと読めず、情け無いです。出だしの西岡さんが起こした事件は一年前なんだ、もっと年上かと思いました、桐子じゃなくてすみれさんとの話で、めちゃくちゃ柄が悪い西岡さんなんだよね、ラストの平太のおじいさんが実の父親だって繋がるんだね、そして平太も助けた。セリが主役と思いきやしみじみと流れた物語。
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大正時代末期、日本が自由で穏やかだった時代。 銀座の裏通りにひっそりと佇む西洋料理店 「四月一日亭」があった。美味しい料理とともに、 今日も客人たちの悲喜こもごもが繰り広げられる…。
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近所の洋食屋で初めて皿に盛られたライスを食べたのは小学生の頃。親の真似をして塩をかけたライスは抜群に美味かった。何故か家でやると怒られた。それでも隠れて食べた。もちろんソースもかけて食べた。そんなことを思い出した。家族団欒の風景が本の先に見えた。ホワイトライスにウスターソースは「...
近所の洋食屋で初めて皿に盛られたライスを食べたのは小学生の頃。親の真似をして塩をかけたライスは抜群に美味かった。何故か家でやると怒られた。それでも隠れて食べた。もちろんソースもかけて食べた。そんなことを思い出した。家族団欒の風景が本の先に見えた。ホワイトライスにウスターソースは「おふくろの味」ではないが、間違いなく「家族の味」なのである。
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大正時代末期の銀座の裏通りにある西洋料理店「四月一日亭」を舞台に、関わる人々の悲喜こもごもを描く連作短編集。 戦争や震災は興ったけど、何となく落ち着いた印象がある大正時代。当作品もモダンな雰囲気を感じるが、物語が淡々と進行するようで心に響かなかった。
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四月一日亭を軸として、語られる短編集。 2話目の脇役が3話目の主役に、と思ったら 1話目の脇役の人でした。 では4話目は? といえば、意外な所でぐるっと。 きれいに全部が丸まりました。 面白くないわけではないですし、料理美味しそうですし 読みやすかったのですが、面白いかと言わ...
四月一日亭を軸として、語られる短編集。 2話目の脇役が3話目の主役に、と思ったら 1話目の脇役の人でした。 では4話目は? といえば、意外な所でぐるっと。 きれいに全部が丸まりました。 面白くないわけではないですし、料理美味しそうですし 読みやすかったのですが、面白いかと言われると…。
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初読み作家さん。洋食屋が舞台の話しだけど、予想と違ってあまり料理は出て来なかったw四つの連作短編集で、最後には繋がりがわかって、おお!と思ったが、西岡が一番辛いなあ…
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大正時代のとある洋食料理店「四月一日亭」を軸に進む話。華やかでドラマティックな物語ではないけれど、登場人物達は確かにそこで生きていて、登場人物達のちょっと因果な関係が見えてくる。チキンカットレット、アイスクリーム、ホワイトライスとウスターソース、プレンオムレット。彼らにとってはど...
大正時代のとある洋食料理店「四月一日亭」を軸に進む話。華やかでドラマティックな物語ではないけれど、登場人物達は確かにそこで生きていて、登場人物達のちょっと因果な関係が見えてくる。チキンカットレット、アイスクリーム、ホワイトライスとウスターソース、プレンオムレット。彼らにとってはどれもきっと天上の味。
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あの日、ぼくは初めてあやめさんを食事に誘った。銀座の裏通りにある西洋料理店で「四月一日亭」という変わった名前のお店だった…。大正時代末期、日本が自由で穏やかだった時代。美味しい料理とともに、人々の悲喜こもごもが繰り広げられる。気鋭の作家が描く連作短編集。
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時代は昭和初期、関東大震災もあった時代。 一軒の洋食屋さんを巡って、そこに関わるいろいろな人の視点から描かれています。最後には皆がどこかでつながっているのが、面白かった。チキンカツレツが無性に食べたくなりました。
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ごちそうさんや花子とアンに出てくるような華やかな人たちだけでなく、こういう人たちも確かに生きていて、震災を乗り越えて、そしてまたただ生きていたのだな、と気付かされました。ただ生きている、それだけで良いのです。
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