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新世代努力論 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2014/11/08

努力すれば報われるという考え方は傲慢。 社会全体として努力が報われなくなっている。 自己責任という言葉はほとんど自業自得と同義語。 努力すれば夢はかなうというのは自他を苦しめているが、夢をかなえたければ努力しないといけないというのは真実。

Posted byブクログ

2014/10/01

だんだん、努力が報われない社会になってきた。 成功できるかどうかは、運の要素も強くて、だからこそ「恵まれたひと」は「恵まれなかったひと」に対するやさしさ、想像力を持とうと。 イケダさんって、若者に寄り添った考え方をするひとやねんな、とはじめて知った。 それこそイケダさんは「できる...

だんだん、努力が報われない社会になってきた。 成功できるかどうかは、運の要素も強くて、だからこそ「恵まれたひと」は「恵まれなかったひと」に対するやさしさ、想像力を持とうと。 イケダさんって、若者に寄り添った考え方をするひとやねんな、とはじめて知った。 それこそイケダさんは「できるひと」「成功したひと」というイメージなので、意外でした。

Posted byブクログ

2014/08/22

いまの時代、無理ない方向で無理ない程度に努力しましょうよ、ひとに努力を強いるのはやめましょうよ、という主旨と解釈。 本論とはずれるけど、視覚優位・聴覚優位のトピックが面白かった。 あと相変わらずイケハヤさんの愛妻家ぶりは素敵。

Posted byブクログ

2014/08/04

「努力をすれば夢はかなう」は今後難しくなってくる。夢をかなえた、目標を達成した人は恵まれている。恵まれている人は、恵まれていない人に対して貢献する必要がある。そのようなことを説く一冊。ものすごく共感。

Posted byブクログ

2014/07/21

「最近の若者は欲がなくてダメ」 年配のおじさまたちがしばしば口にする言葉です。 40歳の私は若者ではないですが、この言葉を耳にするたびに不快になります。 若者が置かれている現状を、ご理解ないのではないでしょうか。 経済は低迷し、雇用は不安定、人口減少で経済のパイは今後も縮小するこ...

「最近の若者は欲がなくてダメ」 年配のおじさまたちがしばしば口にする言葉です。 40歳の私は若者ではないですが、この言葉を耳にするたびに不快になります。 若者が置かれている現状を、ご理解ないのではないでしょうか。 経済は低迷し、雇用は不安定、人口減少で経済のパイは今後も縮小することが確実で、年金だってどうやら満足にもらえそうもない。 上り坂を上っていた時代とはまるで違います。 まず現実を直視してください。 そんな厳しい状況なのに、たとえば今の若者がかつてのバブル世代のようなギラギラとした欲望を抱え、かつまたその実現に邁進しようとしたらどうなるでしょう。 犯罪は増加し、社会が不安定化するのは容易に想像がつきます。 そうなったら責任を取ってくださいね。 私自身は、現代の若者に欲がないのは生来賦与された性質ではなく、外部環境への順応なのだと数年前から考えるようになりました。 さらにいうと、私は、倹約的でつつましやかな生活を送る今の若者に、古き良き日本人の姿の一端を垣間見ます。 例によって、前置きが長くなりました。 本書は1986年生まれのプロブロガーの書いた「努力論」。 「努力すれば報われる。頑張れば、夢は叶う。そういう古い考え方は、もうやめませんか」(「はじめに」から)。 ―と主張している本です。 私は共感を覚えます。 ただ、抵抗のある方は多いでしょう。 「努力を否定するとは何事か」 とお叱りを受けそうです。 でも、どうでしょうか。 厳しい時代と、先ほど書きました。 「こういう時代に、『努力すれば報われる』という考え方を内在化してしまうと、まず第一に自分の身を、次に他人の身を滅ぼすことになります」(P27) イケダさんは「努力はスキル」だとも述べています。 「他者から認められ、自己肯定感を適切に育んでもらうことから伸びていく」(P70)後天的な才能です。 ですから、他人を「努力不足」と批判するのは間違っています。 イケダさんは「努力」ではなく、「没頭」を勧めています。 イケダさん自身はかつてサラリーマンでしたが、仕事に没頭できなかったそうです。 でも、ブログには没頭することができ、ついには生業にしてしまいました。 ブログで生計を立てるなど、20年前なら想像もつかなかったでしょう。 インターネットのおかげで職業が多様化しているのは、好ましい変化かもしれません。 ちなみにイケダさんは今年6月に東京から高知市に移住したそう。 徒歩と自転車で完結する生活、段違いによい野菜の品質、情報へのアクセスもインターネットがあれば問題なく、収入もブロガーなので問題がなく、それどころか移住したことで「収益性が高まっていく予感がしています」とのこと。 東京の喧騒を離れ、田舎(イケダさんによれば、それほど田舎でないそう)生活を存分に楽しんでいる様子を「あとがき」に書いてます。 そして、こう語ります。 長いですが、とてもとてもとてーも共感したので引き写します。 「そんな新天地で今後、仕掛けていきたいのは『クリエイター移住』です。ぼくのように『ネットとPCさえあれば生計が立てられる』人は間違いなく増えていますし、今後も増えていくでしょう。そういう手に職を持った人々が全国に『散って』いけば、間違いなく、日本はワクワクする国になっていくと思うのです。クリエイティブな力が東京に一極集中している現状は、とてももったいないのです」 先日、日本創成会議が、人口減少でほぼ半数の自治体が消滅する可能性があるとの衝撃的なレポートを発表しました。 地方ではまるで明るい未来が描けない昨今ですが、イケダさんの話には勇気づけられる思いです。 私もワクワクします。 イケダさんは書いています。 「まだ東京で消耗してるの?」 知事、ぜひとも北海道に東京からクリエイターを呼び寄せましょうよ。 長くなりました。 年配のおじ様たちにとっては歯がゆく映る若者たちですが、社会貢献意識の高さなど旧世代にはなかった美点と呼べる特性も備えています。 温かく見守ってあげようではありませんか。 そして、必要とあらば手を差し伸べましょう。 タイトルからは想像もつかないかもしれませんが、そんなふうに前向きにさせられる読書体験でした。

Posted byブクログ