和歌山カレー事件 獄中からの手紙 の商品レビュー
3.1 冤罪が何故起こるかに興味がある。このまま死刑執行はないよねと言う内容。国家は、本来国民の幸せのためにあるもの。怖い。
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疑わしきは罰せず。とは、何か。この書籍を読む限り、林氏の自分勝手な主張の展開だけに終始しており、例え、無実であったとしても、被害者への配慮や保険金詐欺への反省がもっとあってしかるべきだろうと感じることは正直ある。感情的には自業自得だろという気持ちになることもあるが、それは感情論で...
疑わしきは罰せず。とは、何か。この書籍を読む限り、林氏の自分勝手な主張の展開だけに終始しており、例え、無実であったとしても、被害者への配慮や保険金詐欺への反省がもっとあってしかるべきだろうと感じることは正直ある。感情的には自業自得だろという気持ちになることもあるが、それは感情論であり、法治国家としては、疑わしきは罰せず、が守られないといけないとは思う。真実はわからない、実際のところはわからない、疑わしいかもしれない。ただ、それと、死刑判決とはまた別の話であり、そういった意味で、無実ではないかもしれないが、無罪であるべきだと思う。
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1998年7月、和歌山・園部の夏祭りでカレーに毒物のヒ素が混入され、死者4人を含む被害者67人という大惨事が発生した。同年10月、1か月以上も報道陣に自宅を取り囲まれ、メディアにさらされていた林眞須美が逮捕され、2009年に死刑判決が確定した。本書は、雑誌『創』に掲載された林の...
1998年7月、和歌山・園部の夏祭りでカレーに毒物のヒ素が混入され、死者4人を含む被害者67人という大惨事が発生した。同年10月、1か月以上も報道陣に自宅を取り囲まれ、メディアにさらされていた林眞須美が逮捕され、2009年に死刑判決が確定した。本書は、雑誌『創』に掲載された林の手記や、家族、弁護士による発言などをまとめた一冊だ。 本事件には物的証拠がほとんどなく、林は一貫して無実を訴えており、当初検察が描いていた動機のシナリオは、すべてその後の調べで覆された。そのような状況で林の死刑判決を支えたのは、事件に使われたヒ素と林家のプラスチックのコップに入っていたヒ素が、同一のものだという鑑定結果だ。けれども最近、この鑑定結果に待ったをかける議論が起こっている。 リチャード・ロイド・パリーはルーシー・ブラックマン事件の中で、日本の警察の無能さと欺瞞にたびたび出会ったと書く。そして東電OL殺人事件、袴田事件などを例に引いて「日本の警察の改革は遅々として進んで」いないと断じる。 「国に殺されたくない」と林は繰り返し訴える。現在、本事件は弁護士らにより再審手続き中である。
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ちゃんとした証拠がなく、怪しいという状況と目撃者のあやふやな証言で死刑判決が出た不思議な事件の、当人や家族の話をまとめた本。動機も証明されていないし、当人も逮捕前から現在まで長い間一貫して、私はやっていません。と言っているのだから、再審を望みます。裁判で使われた、ヒ素の鑑定や、夫...
ちゃんとした証拠がなく、怪しいという状況と目撃者のあやふやな証言で死刑判決が出た不思議な事件の、当人や家族の話をまとめた本。動機も証明されていないし、当人も逮捕前から現在まで長い間一貫して、私はやっていません。と言っているのだから、再審を望みます。裁判で使われた、ヒ素の鑑定や、夫の保険金詐欺との関係も、今は内容が覆されるような状況も出てきているわけだし。
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