思い出のマーニー 新訳 の商品レビュー
すごく丁寧に紡がれた物語という印象。 少し子供っぽいかな?おっさんが読むのはどうなのかな?と思いながら読み始めたけど、全然大丈夫だった。 舞台は違うけど、自分の子供のころ観た風景を色々と思い出しながら読んでいた。
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結局はアンナの想像だったっていうこと?ファンタジー的な話だったのかな。 マーニーと出会ってから徐々に変わっていくアンナっていう設定はとても良かったと思うけど、急に変わった感じが否めない。そこの過程がもっと詳しく描かれていると良かった。後半の展開も前半と比べるとかなり急に感じられてもっと丁寧に書かれていると良かったかな。 アンナにイラッとする場面もあったけど、最終的には周りの人の優しさに気づくことができて良かったと思った。マーニーがアンナを羨ましいと言ったのは、アンナが気づいていなくても周りの人に沢山愛されていたからなんだろうな。 私が読み飛ばしただけかもしれないけど、アンナが何歳かハッキリ分かってたらもっとアンナに対して優しく読めたかも笑もっと大人になりなよ、って思ってしまう場面がいくつかあった。でもそれも自分が歳を重ねたから思うことなのかな…もっと小さいときに読んでいたら印象が違ったかも。
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実は映画の話 地味なストーリーだったので期待していなかったけど感動しまくり。涙腺が緩い自覚はあったけど気持ち良いくらい泣けたよ。 備忘録として書くけど孫がおばあちゃんと出会って絆を紡ぐ物語。
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アンナの気持ちがとてもわかるので、前半読んでて苦しくて、でも読む手が止まらなくて一気に読んでしまった。 自分が思っているよりも、周りの人たちは優しいんだなあー。 もっと素直に生きたいよね、親切は素直に受け取らないとだめだね。むつかしいけどさ。 アンナこそ世界一めぐまれていて、愛されている少女だ(*^^*)
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アンナがあのお屋敷にはどんな人が住んでいるんだろう?と空想して何度も海辺に通うところが、私も空想しがちな子供だったので、すごく共感できました。
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感動する話でした。 文章量的には4時間程度で読み終わる量でした。 内容は、最後は映画と同じでした。 小さなことに幸せを感じる大切さを教えられた気がします。
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ずいぶん前に、ジブリが映画化したものをTVで見て、けっこうおもしろいと思ったのだが、家事をしながらの流し見で、しかも途中から見たので理解も中途半端で、いつかちゃんと原作を読みたいなぁと思っていた。 先日、図書館で予約し、すぐ届いたのだけど、自分で予約しておきながら、「なぜ今これ...
ずいぶん前に、ジブリが映画化したものをTVで見て、けっこうおもしろいと思ったのだが、家事をしながらの流し見で、しかも途中から見たので理解も中途半端で、いつかちゃんと原作を読みたいなぁと思っていた。 先日、図書館で予約し、すぐ届いたのだけど、自分で予約しておきながら、「なぜ今これを予約したんだっけ????」と自分で自分の行動を不思議に思いながら持って帰ってきた。 で、先に、一緒に借りた越前敏弥さんの『翻訳百景』を寝転んでダラーと読み始めたのだが、途中でビックリ。 『思い出のマーニー翻訳秘話』って章があるじゃありませんか! エーッ? なに、この偶然! 慌てて袋に入れたままだったマーニーを取り出して見ると、確かに訳者に越前敏弥さんの名前。 よく分からないが、翻訳秘話とか先に読んじゃうと訳にばかり意識が行って気が散るよねえ、ってことで、『翻訳百景』はマーニーの章の前でいったん置いておいて、こっちを先に読むことにした。 生きていると、こういう「訳の分からないプチな偶然」ってけっこうあるよね。 今、読み終わってブクログに登録しようとして更に驚いたのだが、いろんな人の訳でいろんなバージョンが出版されている。それなのに、ちゃんと越前さんの訳のものが手元に届いた不思議。 さて、本題ですが、とてもいいお話でした。 最後の方で泣いちゃったなぁ。登場する大人がみーんな優しくて。 なんとなくだけど、イギリス的な優しさだなぁ、と思った。 私はアンナほど友達づくりに不器用ではなかったけれど、彼女の気持ちはとてもよく分かる。 自分の方から好きになってしまうと、その気持ちが相手に迷惑だったり拒絶されたりするんじゃないかと、恐れている。 自分がいつも受け入れられるとは限らない、ということを痛いほど学習し、だったら、最初から好きにならないようにしよう、独りでいるようにしよう、無関心な普通の顔をして、ガッカリしたり気をもんだり、好意を持ったりしているのを悟られないようにしよう、と思う。すべては自分が傷つくのを防ぐため。自分の心が悲鳴をあげないようにするため。 あるある。私も小さいとき、彼女ほど頑なではないにしても、そういうところのある子供だったなぁ。 今も少しそうかも。 マーニーとの友情は、けっこう一方的で、気まぐれで、アンナが少し振り回されているように見える。それでもマーニーのおかげで、アンナの心は些細なことや嫌なことに囚われるのをやめ始める。 いきなりあの賑やかで素敵な5人の兄弟姉妹と付き合いが始まっていたら、アンナの心はきっとオーバーフローして、うまく対処できなかったかもしれない。 マーニーとの排他的なワンクッションがあったからこそ、すんなりと心を解放する方向へ進めたんだなぁ、と思う。 読んでいて、リンジー一家との出会いは、暗く長いトンネルの道を抜け、突然視界が広がるような印象がある。でも、振り返ってもと来た道を見ると、暗い長いトンネルの道は、ゆっくりリハビリするための時間と場所を提供してくれていた優しい場所に見える。 この話で唯一不満だったのは、ペグさん夫婦が過小評価されるような描き方をされていること! あの二人は偉大だと思った。私がもしアンナみたいにかわいげのない子をいきなり押し付けられたら、あんな風におおらかに接することはできないなぁ。もっと干渉してしまうような気がする。あの見守り方、素晴らしすぎる。 訳は、読みやすくて良かったけど、好きか嫌いかで言うとあんまり好きではない方かも。 「ぴしゃりと言った」みたいな、昔懐かしい「翻訳ならでは」な表現が多いな、という印象。わざとなのかな?
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たまたま家族が買っていて家にあったので読んだ。 ジブリ映画は観てないです。 最後そうきましたか。 少女の友情物語かと思ったら、時を超えたファンタジーでした。そのつもりで読んでなかったので、ちょっと虚を突かれた感。
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話のオチはどっかから聞いたこともあってなんとなく知っていたが、それでも十分楽しめた。 読み進めてて楽しいと思える一冊だった。 ジブリ映画の方はしっかりと見たことがないので、これを機会に見てみようと思う。
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