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日本史の謎は「地形」で解ける(環境・民族篇) の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2023/12/31

 日本史の謎は地形で解けるシリーズの3冊目を読みました。全部で18のテーマに分けて語っているのですが、どれも興味深いテーマで勉強になりました。日本の歴史が特殊であるのは、日本列島の地理的条件によることは当たり前ですが、その事を論理的に整理することはとても大切なことです。  それを...

 日本史の謎は地形で解けるシリーズの3冊目を読みました。全部で18のテーマに分けて語っているのですが、どれも興味深いテーマで勉強になりました。日本の歴史が特殊であるのは、日本列島の地理的条件によることは当たり前ですが、その事を論理的に整理することはとても大切なことです。  それをしないで「日本は凄いんだ」と自我礼賛していてはいけません。そのためにもこのシリーズは読む価値があると思います。

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2023/04/23

シリーズを通して読んだが、地形や気候から歴史を語るのは面白いし納得感がある。現代環境前提で考えがちだが、その時代背景に合わせたものの見方をする姿勢がすごく参考になる。

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2018/12/12

変化の激しいこの時代に生きる我々への福音のような本 豊富な知見、見解から日本人の古来のたくましさ、創意工夫、自然と生きる知恵・自然から”助けてもらう”ことの機転をふんだんに紹介。 これから日本人が活きる道しるべを示してくださいます。 熱いメッセージを抜きにしても、豊富な知見は...

変化の激しいこの時代に生きる我々への福音のような本 豊富な知見、見解から日本人の古来のたくましさ、創意工夫、自然と生きる知恵・自然から”助けてもらう”ことの機転をふんだんに紹介。 これから日本人が活きる道しるべを示してくださいます。 熱いメッセージを抜きにしても、豊富な知見は読んでいて本当に楽しい!

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2018/09/22

一作目から読み始めるつもりだったんだけど、図書館に他の本借りに行ったら書架にあったので。 著者は歌川広重が好きだって事がよくわかる。 事あるごとに広重の作品からヒントを得たりしているからw しかし、広重が全てをちゃんと現地に行って見て書いたはずって立場で話を進めるので、若干疑問...

一作目から読み始めるつもりだったんだけど、図書館に他の本借りに行ったら書架にあったので。 著者は歌川広重が好きだって事がよくわかる。 事あるごとに広重の作品からヒントを得たりしているからw しかし、広重が全てをちゃんと現地に行って見て書いたはずって立場で話を進めるので、若干疑問も。 それはそれとして、攻めの治水や治水と堤防、害虫の発生しない田んぼ、リサイクル都市江戸の崩壊等面白い話も多いかった。 特に今年の夏は大雨や台風による大被害が日本各地で起ったので考えさせられた。 人口減少の未来も確かにメディアや政府が言うほど悪い事じゃないんじゃないかと思える。

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2017/09/24

また友人が貸してくれた シリーズ第3巻 正直言うと前の方が面白かった 強引というか理屈っぽいというか でも著者の視点には目からウロコ 面白いことに変わりはないね ≪ 地形には 日本史の謎 隠れてる ≫

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2017/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同じシリーズの第三弾らしい。 第一弾の方が面白かった。 なにがどうとは言い難いのだが、説得力に欠けるというか。 信長が安土に城を築いたのは、子供の頃の原風景のためだとか、それはかなり文系ぽっくって納得がいかない。 いや、文系の自分としてはそれで良いのだが、この本の趣旨とは違う気がする。 前と同じテーマが繰り返されているも、そう思わせたのかもしれない。 とはいえ、日本の田植えは泥に胸まで埋まりながら行った話や、江戸時代の浮世絵が写真の役目を果たしているとか、奈良が交通の要所から外れたから正倉院が守られたとか、面白い点もあった。

Posted byブクログ

2016/11/14

原子力の冷却水が海水温を上げている。あり得るかも。水素かぁ。どうなんざましょ。 それにしても、日本語って凄いな。中国語は、てーへんだ。

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2016/01/09

戦で守りを考える際、湿地が有効であるなど、知らなかった雑学が得られる点では面白い。しかし、著者は歴史の専門家ではなく、考察が甘い。論拠の強引さが目立ったり、食料事情から人口減少を歓迎するような暴論を発したりもする。率直に言うと、突っ込みどころが多い。歴史を趣味としているアマチュア...

戦で守りを考える際、湿地が有効であるなど、知らなかった雑学が得られる点では面白い。しかし、著者は歴史の専門家ではなく、考察が甘い。論拠の強引さが目立ったり、食料事情から人口減少を歓迎するような暴論を発したりもする。率直に言うと、突っ込みどころが多い。歴史を趣味としているアマチュアが書いた本だ。そんな考え方もあるか、という点では面白い。 これは、仕事に効く 教養としての世界史 を読んだ時にも感じたことだ。世に、歴史好きは多い。書物や社会見学で知識は増え、歴史の連なりを自分で補足したくなり、つまりは誰かに語りたくなる。しかし、アマチュアなのだ。 では、アマチュアとプロは何が違うか。研究職ならば、先ず、周囲に指導者や類似した研究者があり、新説発表までに、または発表後にも、その説は、かなりの人の目の淘汰を受ける。その過程において洗練され、突っ込み所は限りなく減る。アマチュアは、この過程が無い。そのため、アマチュアの著作は、ギリギリ事実を掠った、荒々しい仮設の寄せ集めになるのだ。読みながら、同じ歴史好きが突っ込み所を見つけてしまう事になる。レベルが読者と変わらない可能性があるからだ。 しかし、本著はある面では趣味の域を超えないが、建築等、著者による専門的な考察が加えられている点で面白い。アマチュアだからと言って、読む価値がないわけでは、ないのである。

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2015/05/09

元・建設官僚で、主に治水行政を担当した著者によるシリーズ第3巻。相変わらずの「言ったもの勝ち」な内容で、学術的な考証も全くなされていないけれど、書いてあることは面白いし、半分くらいは正しいと思う。日本は長らく水運の国だったので、現代人の常識からは想像すらできないことが多く、著者の...

元・建設官僚で、主に治水行政を担当した著者によるシリーズ第3巻。相変わらずの「言ったもの勝ち」な内容で、学術的な考証も全くなされていないけれど、書いてあることは面白いし、半分くらいは正しいと思う。日本は長らく水運の国だったので、現代人の常識からは想像すらできないことが多く、著者のような河川土木工学のエキスパートが歴史の解釈に一石を投じることは意義深い。 個人的には、駿府の地形が鎌倉と瓜二つだという指摘と、昔の沼地は胸まで水に浸かるという指摘が興味深かった。前者は、徳川家康が「吾妻鏡」を徹底的に研究したことの証であり、「遠浅の海」が天然の要害であることを教えてくれる。後者は「沼地の平城は難攻不落」であることを具体的にイメージできるところが良い(実際に胸まで水に浸かって田植えをする写真が掲載されており、これには驚かされた)。

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2015/03/07

第三部ということで、多少前作よりインパクトや根拠に欠ける話も多いけど相変わらず面白い。 信長が安土に城を築いたのは彼の原風景が津島だった。胸まで浸かってやってた稲作。海水温度の上昇に原発の温めれた水の放出が関係してること。大阪の五十日。奈良の正倉院で盗みがなかったのは濃密な街だっ...

第三部ということで、多少前作よりインパクトや根拠に欠ける話も多いけど相変わらず面白い。 信長が安土に城を築いたのは彼の原風景が津島だった。胸まで浸かってやってた稲作。海水温度の上昇に原発の温めれた水の放出が関係してること。大阪の五十日。奈良の正倉院で盗みがなかったのは濃密な街だったから、などなど。

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