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日本史の謎は「地形」で解ける(環境・民族篇) の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2015/01/04

○元国交省職員で、土木の現場を渡り歩いた竹村氏の作品。 ○地形をもとに、歴史を考察する作品の第2弾。 ○独自の視点が魅力的で、有名な歴史上の出来事も、新しいものに感じられる。 ○次の作品も楽しみ。

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2015/05/09

シリーズ第3作 前作、前々作ほどのインパクトはなかったような印象ですが、過去の歴史を地形と気象から解説した著書は、日本人の性格的な特徴を紹介しているのは非常に納得性が高く、理解しやすい。そんな著者が日本の未来は明るいと説いているのは、将来に希望が持てるものといえます。 <目次>...

シリーズ第3作 前作、前々作ほどのインパクトはなかったような印象ですが、過去の歴史を地形と気象から解説した著書は、日本人の性格的な特徴を紹介しているのは非常に納得性が高く、理解しやすい。そんな著者が日本の未来は明るいと説いているのは、将来に希望が持てるものといえます。 <目次> なぜ信長は「安土の小島」に壮大な城を築いたか―水面と湿地に刻まれた「原風景」 なぜ「日本の稲作文明」は湿地帯を克服できたか―田植えは「胸まで浸かる」もの なぜ家康は「街道筋の駿府」を終の棲家に選んだか―最後まで頼朝に学んだ「鎌倉の相似形」 なぜ世界一の「リサイクル都市」江戸は崩壊したか―近代下水道と「におい」の追放 なぜ日本列島は「生きたリン鉱脈」の宝庫なのか―受け継がれる「天然の肥料工場」 なぜ江戸城の「天守閣」は再建されなかったか―「過去の幻」と「未来への洞察」 なぜ勝海舟は「治水と堤防」で明治新政府に怒ったか―沖積平野に潜む「八岐の大蛇」 なぜ正倉院の「神秘の宝物」は盗掘されなかったか―「肩を寄せ合う」濃密な奈良の迷路 なぜ江戸時代には、車の動力が「人間」に退化したか―「道路後進国」1000年の空白 なぜ9歳の本因坊秀策は「東海道を一人旅」できたか―江戸の「追いはぎ」「雲助」の謎 なぜ京都が日本の「線路誕生の地」となったか―「車石」がもたらした交通革命 なぜ大阪の街は「五・十日」渋滞が名物なのか―「不合理」に息づく商売の原点 なぜ大阪は日本の「都市の原点」であり続けるか―「空間・歴史・人情」の密度の濃さ なぜ「間引きされた地図」は伝える力を高めるか―情報を「削り取る」高度な知的作業 なぜ「世界屈指の雪国」で高度文明が創られたか―「島」と「雪」が日本人を閉じこめた なぜ日本文明は「海面上昇」でも存続できるか―温暖化で30m上昇した「if」 なぜ日本語は「分裂」せず、現代まで生き残ったか―参勤交代が生んだ「束ねる力」 なぜ日本は「100年後の未来」にも希望があるか―「縮小」に打ち克つ日本史の知恵

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2014/10/30

シリーズ3作目、これで最後と思うとちょっと残念。 それだけエキサイティングなものでした。 流石に3作目となると所謂インパクトは1、2に及ばないが深みのある考察や発想の仕方はとても参考になります。 3作を通じて筆者の色々な主張の一つのテーマは 日本が湿地帯である。ということのようで...

シリーズ3作目、これで最後と思うとちょっと残念。 それだけエキサイティングなものでした。 流石に3作目となると所謂インパクトは1、2に及ばないが深みのある考察や発想の仕方はとても参考になります。 3作を通じて筆者の色々な主張の一つのテーマは 日本が湿地帯である。ということのようです。これが様々な思いもよらないレベルの事象を(ある程度)説明できると。この本での最後の章は 少子化や温暖化について言及しています。う〜む、なるほどそういう見方か、、、 まあ、良い意味で目から鱗の考察。なんかもやもや感がエンカレッジされる そんなシリーズ最後の本でした。

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2014/10/23

3部作完結!? なぜ織田信長は安土の小島に壮大な城を築いたか。なぜ江戸城の天守閣は再建されなかったか。 が、特に興味深かった。

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2014/09/07

日本史の謎は地形で解ける第三弾。家康は駿府を終の棲家としたのはなぜか?かつての日本人は胸までつかって田植えをしていた。正倉院の神秘の宝物が盗掘されなかったのは奈良は日本史の交流軸からはずれただけではなく、密集した町屋と、狭い路地と、そこに住む人々の存在のため。ローマ街道をはじめ、...

日本史の謎は地形で解ける第三弾。家康は駿府を終の棲家としたのはなぜか?かつての日本人は胸までつかって田植えをしていた。正倉院の神秘の宝物が盗掘されなかったのは奈良は日本史の交流軸からはずれただけではなく、密集した町屋と、狭い路地と、そこに住む人々の存在のため。ローマ街道をはじめ、西欧人の馬車や牛車から自動車への進化は必然の現象。日本では馬、牛を家族同然に扱ったため、車文明の構築に失敗した話は想像の域を出ないと思うがおもしろかった。

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2014/08/31

歴史は、その時代に立ち戻って考察されるべきものだが、現代から過去の事象をとらえがちなのも事実。「当時の地形、認識がどうだったか、という観点で考えると、違った見解が出てくる」という本シリーズお約束のパターンではあるが、やはり歴史と向き合う観点の重要性がわかる。

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2014/08/05

シリーズ三作目なので、そろそろ飽きるかなとも 思いましたが。中には面白い内容も。。 9章「なぜ江戸時代には、車の動力が「人間」に退化したか」 10章「なぜ9歳の本因坊秀策は「東海道を一人旅」できたか」 12章「なぜ大阪の街は「五十日」渋滞が名物なのか」 13章「なぜ大阪は日本の「...

シリーズ三作目なので、そろそろ飽きるかなとも 思いましたが。中には面白い内容も。。 9章「なぜ江戸時代には、車の動力が「人間」に退化したか」 10章「なぜ9歳の本因坊秀策は「東海道を一人旅」できたか」 12章「なぜ大阪の街は「五十日」渋滞が名物なのか」 13章「なぜ大阪は日本の「都市の原点」であり続けるか」 17章「なぜ日本語は「分裂」せず、現代まで生き残ったか」 最終章の「なぜ日本は「100年後の未来」にも希望があるか」は、あまりにも楽観的な考えであるのではと思うところもありますが、日本の明るい未来はまだある可能性を示唆しているのではと思います。

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2014/10/31

2014/7/16購入。 購入してから随分と時間がかかってしまった。 文句無く、最高の3部作の最期でした。

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