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ジャガイモの歴史 の商品レビュー

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2014/10/13

 モクモク羊のようなイモ好きの「イモ兄ちゃん」にとってはなくてはならないのが、スイーツと言いたいところだが、ジャガイモも好きでなくてはならないものの1つだ。フライドポテト、ハッシュポテト、ポテトチップスなど様々な形で料理に使われるジャガイモ。そんなジャガイモの歴史をひも解いたのが...

 モクモク羊のようなイモ好きの「イモ兄ちゃん」にとってはなくてはならないのが、スイーツと言いたいところだが、ジャガイモも好きでなくてはならないものの1つだ。フライドポテト、ハッシュポテト、ポテトチップスなど様々な形で料理に使われるジャガイモ。そんなジャガイモの歴史をひも解いたのが今回の本だ。  ポテトで思い出したのが、アメリカ大統領選挙での出来事だ。著者も取り上げているが、1992年6月15日に当時の共和党副大統領候補だった現職のダン・クエールがニュージャージ州にあるムニョス・リベラ小学校にやって来た。そこでスペリング競争の司会をつとめることになり、そこで取り返しのつかない失態をしてしまった。    それは何かと言うと、ポテトの綴り字をpotatoなのに、正しい綴りを書いた少年に対して、最後に「e」がいるとしてeを付け加えてしまった。その後、その少年に対して地元の新聞記者が少年にインタビューしたところ、少年は、副大統領を「バカ」だと言って、底からニュースやレイト・ナイト・ショーと言われるお笑い番組で笑いものにされる始末。  1994年に発表した回想録「しっかりと立つ(Standing Frim)」で、このエピソードについて1章を当てたとある。よほど気になったのだろう。ポテトの呪いかな。その後、あの西武ホールディングスに対する株式公開買い付け《TOB》で話題になった、投資信託会社サーベラス・キャピタル・マネジメントの顧問になっている。  かなり脱線してしまったが、この本はクエール本ではないので、本題に戻す。「立身出世した野菜」と序論のタイトルにあるように、南米のアンデスで食べられていたものが、ヨーロッパに伝わり、次第に世界に知られるようになり、今ではジャガイモを食べたことのない人は日本国内に限定してもそんなにはいないと思われるくらい有名になった。  ところ変われば品変わるということで世界のジャガイモ料理が紹介されている。ベークドポテト、ポテトサラダ、パンケーキ、ハッシュブラウン、ポテトチップス、フライドポテト、マッシュポテトなどいろいろある。  ポテトを巡る旅をしたら、ポテトが食べたくなってきた。ポテトの誘惑には勝てない。 ダン・クエールについて http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB 西武に関する記事 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MKRD9G6S973201.html

Posted byブクログ