自分で決める人生の終い方 の商品レビュー
途中までは医療の本で、半分は法律の本だった。 法律はつまらないことをいちいち最もらしく説明して退屈極まりない。 しかしながら在宅医療の話は結局のところ、日本人らしい都合の悪いことは先送りにして誤魔化しながやっていきたい。 そんな性質が災いして、本当の話がなかなか難しいのも問題な...
途中までは医療の本で、半分は法律の本だった。 法律はつまらないことをいちいち最もらしく説明して退屈極まりない。 しかしながら在宅医療の話は結局のところ、日本人らしい都合の悪いことは先送りにして誤魔化しながやっていきたい。 そんな性質が災いして、本当の話がなかなか難しいのも問題なのだろう。 老衰とは食べられなくなって餓死したり、飲めなくなって枯死することだと理解しないといけない。 死にゆく家族への罪悪感から逃れないといけない。 そこに至っては医療が穏やかな死を阻害する。 健康ブームの影響で妙に医療に詳しい人が多いが、こういう話はテレビではタブーなのか? 厚労省が進めると切り捨てと言われるし、なかなか道は遠い。
Posted by
- 1