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愚民文明の暴走 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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本質を理解してない?適菜

民主主義は愚民主義…それはそうだ。 では、民選でないとなると、誰を為政者に据えるのか? その答えを出せない適菜の限界というか、根本からしてダメなとこが露呈している。 呉と適菜、大いに期待したのだが、愚劣な論を言い合ってるだけになってしまってる。

じぇらんぱ

2025/12/25

本書は、私が属している愚民をバカにした本であるが、面白い。どうせエンタメ本の類だろう思って読み始めたが、つい目が離せなくなる。うっとおしいくらい、いろいろたくさん話題が出てくる。呉智英氏も適菜収氏もよく知っているな、と感心させられる。でも、しばらく読んでいると、やはり、広く浅くと...

本書は、私が属している愚民をバカにした本であるが、面白い。どうせエンタメ本の類だろう思って読み始めたが、つい目が離せなくなる。うっとおしいくらい、いろいろたくさん話題が出てくる。呉智英氏も適菜収氏もよく知っているな、と感心させられる。でも、しばらく読んでいると、やはり、広く浅くという感じがしてくる。だから、愚民の私に合っている。 面白いところはたくさんあるが、例えば、次のヨシモト先生のエピソードである。 <適菜:吉本の文体模写はできそうですね。変なところで漢字をひらがなに開いたり。「ぼくはまずひとつの理念としてかんがえれば、やはりそんなような気がするんですよ」みたいな。「情況との対話」は結構好きでしたがね。 呉:『試行』に載ってるやつね。 適菜:あれから学んだことは、悪態のつきかた。結構、面白いんですよ。柄谷行人は野球をやっているだけマシだとか。それでオチはだいたい「スターリニズムの亡霊だ」。これはある文芸評論家から聞いた話ですけど、吉本が「水に値段がつく時代はこれまでなかった」と言うので、「エビアンという水があってフランスでは1700年代からずっと売っている」と教えてあげたら、「そういうのがスターリニズムになるんです」と。 呉:わはは、そんなバカなことはない。江戸時代にも夏になれば水売りが来るわけだし、ましてやスターリニズムとはなんの関係もないよな。> ヨシモト先生は、ヨシモト信者の編集者たちの甘やかし、水難事故による脳異変、加齢ボケなどによって、おかしくなってしまった。 それはさて措き、呉氏は、本書のような、愚民をバカにする分野では先駆的な仕事をしている。Amazonで、引退したお医者さん・村上徹先生が、呉氏の『バカにつける薬』をレビューしておられる。タイトルは「悧口になったバカがバカをバカにした本」。傑作レビューなので、謹んで、ここに全文を転載させていただきます。 <「悧口になったバカがバカをバカにした本」  評者は著者よりかなり年上の引退町医者で、54年間の稼業のあいだに何万人かの人間と一対一で対面してきた者だから、バカと悧口はよくわかる。呉智英氏なる人はバカが苦労して悧口になった人である。だからバカのバカさ加減がよく分かる。そこでバカな論を見るとムラムラとして諧謔をとばしたくなるのだが、そんなことをしているうちに実は内心悲しくなってしまうらしい。バカはついに治らぬものか。それならオレのバカさ加減は一生続くものなのか。誰かオレのバカにつける薬を発明してくれぇ。  しかし、呉さんよ。そう悲観したものでもないぜ。貴君の悧口さは相当なものだ。ただ吉本隆明のような、ムキになって次々と勝手な定義を発案して思想なるものと格闘する重量級の真っ正直さは、戦後生まれの貴君の年代の人は生来持ち合わせていないだけなのだ。だから、ムラムラしてムキになって怒ってもどこかに醒めたところがあり、ムキになるよりヤジを飛ばしたくなる。これも貴君の生得のサガというより世代の癖というやつさね。  しかし、貴君はなかなか炯眼だぜよ。論争において連戦連勝の吉本大将軍がただ一つ苦杯を喫したのが、谷沢永一を悪罵した一件のみというところなど、よほど細かい所まで目を配っていなければ筆にはできない。じつは谷沢大博士は、吉本大将軍より段ちがいの博識きわまる切り捨ての超名人。それも幼なじみの開高健が目を光らしているうちはそうでもなかったが、開高が死んで谷沢がそれ以後の自分の人生は「余生」と決断してからは、その技一段と神に入って斬人斬馬。力、山を抜く項羽すら逃げ出したくなる位。そんな谷沢と吉本との取り組みだから、この斬り合い知っていて当然といえば当然だが、ふつうの売文業者にはその目配りすらない無恥な者が多い。マ、これが高度大衆社会というヤツから出自した文筆業者といえばそれまで。  とにかく小生のような暇人の暇つぶしには最高の一冊。アハハ。> 呉氏も笑っていることだろう。呉氏は適菜氏の兄貴、いやオヤジのような存在。適菜氏は、たくさんの自著でB層をバカ呼ばわりしている。上記の村上先生と同じ論法でいくと、「適菜収なる人は、B層が苦労してB層から脱出した人である。だからB層のバカさ加減がよく分かる」ということになるだろう。呉氏の「バカ」=適菜氏の「B層」=本書の「愚民」ということである。あいつもバカ、そいつもバカ、こいつもバカ、みんなバカということである。 お終い

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2019/01/23

インテリ同士の雑談って、こんな感じで知識のひけらかしあいなんだろうな。 呉さんの書き物は好きなんですが、「朝生」出演したときに借りてきた猫のようにおとなしかった印象が強く、口下手なのかと思いきや、本書では立て板に水の如きで少し驚きました。 そういえば、流行りの言論人を招く「朝...

インテリ同士の雑談って、こんな感じで知識のひけらかしあいなんだろうな。 呉さんの書き物は好きなんですが、「朝生」出演したときに借りてきた猫のようにおとなしかった印象が強く、口下手なのかと思いきや、本書では立て板に水の如きで少し驚きました。 そういえば、流行りの言論人を招く「朝生」に適菜収氏が呼ばれないのはなぜだろう? クセの強い日垣隆氏でさえ出演したことがあるのに・・ 司会者の田原総一朗のサロンみたいなものだから、佐高信氏や猪瀬直樹氏のような人でも出演できるんだろうが、もういい加減マンネリ気味の番組なんだから、討論に刺激を与える意味でも出演者の選考ぐらい司会者に忖度なしで、プロデューサーが勝手に決めればいいのにね。 あっ、本の内容ですが、一生読まなくても全然困りません。

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2018/10/28

【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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2018/10/15

対談形式で書かれてあるので読みやすかった。2回目読んでみたが、前よりも少しは理解出来たのかも知れない。本当のところは分からないが。というより前読んだ時のことはほとんど覚えていないが。ともあれこの2人がどういう位置付けに居るのか知らない、少し疎外されている気配すら感じるのだが、言っ...

対談形式で書かれてあるので読みやすかった。2回目読んでみたが、前よりも少しは理解出来たのかも知れない。本当のところは分からないが。というより前読んだ時のことはほとんど覚えていないが。ともあれこの2人がどういう位置付けに居るのか知らない、少し疎外されている気配すら感じるのだが、言っていることも頷けるところが多々あるので、分からないなりにもこれから学んでいきたい。活動的な馬鹿が一番危険だと書いていた。俺もそうかも知れないと思うが、懲りずに本を読もう。特に最後の章の政治の免許制は大賛成、哲人政治大賛成だ。民主主義の危うさはようやく理解した。

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2014/12/23

 本の内容として多くの人は拒絶反応をするだろうとは思うがそもそも突き詰めていけばおおかたこのような論点に行き着くのはありなのかもしれない。  右でも左でも一番大切なことを忘れている今現在、いかに面白く世の中を渡り歩いていくかだけに焦点が絞られているその解説書だと思っていれば嫌い...

 本の内容として多くの人は拒絶反応をするだろうとは思うがそもそも突き詰めていけばおおかたこのような論点に行き着くのはありなのかもしれない。  右でも左でも一番大切なことを忘れている今現在、いかに面白く世の中を渡り歩いていくかだけに焦点が絞られているその解説書だと思っていれば嫌いな人でも我慢できるのではないか。そして、そこからまた何か一つ掘り起こすことができれば素晴らしい事ではないだろうか。  それができるかできないかで世の中は変わっていくその流れに乗るのもまた楽しみの一つになることだろう。

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2022/06/01

「バカにつける薬」の呉智英さんと「バカを治す」の適菜収さんの、言ってみればバカ対談。愚民文明の暴走、というタイトルが付いているが、1章がいきなり「バカは民主主義が好き」である。この二人にかかれば、大抵の読者はバカである。仕方ないね。 内容は推して知るべしであるが、およそ脚注...

「バカにつける薬」の呉智英さんと「バカを治す」の適菜収さんの、言ってみればバカ対談。愚民文明の暴走、というタイトルが付いているが、1章がいきなり「バカは民主主義が好き」である。この二人にかかれば、大抵の読者はバカである。仕方ないね。 内容は推して知るべしであるが、およそ脚注が充実というかアイロニーというか、「紫式部(生没年不詳)」のすぐ横に「綾小路きみまろ(1950〜)」などと、僕はどうしたらいいんだろう、という感じです。 適菜氏は自分の意見に合わない人はみなバカ、という印象を持っていました。本書でも、黙ってるほうが教養が必要です、とか、本のレビューは読書をしっかりしている人と中学生みたいな話が混ざっているとか、こちらにしてみると胸が痛むような話も出てきます。僕もこの本のことは黙っている方が教養があるように見えるかもしれませんが、この程度ならバカかそうでないかバレないぐらいまでしか書かないようにしておきます。 呉氏と適菜氏は必ずしも意見が一致するわけではなくて、そうすると僕の目からみるとお互いを馬鹿にしているのかな、と思いきや、それでも議論が成り立つのが知性であり教養である、と。 やはり必要なのは教養のようです。だから、本当は教養をもって噛み締めて読むべき本なのであるはずですが、どうしてもすごいフレーズが目立つので、言葉を拾ってどきっとしてしまいます。 これだけ政党が乱立しても、どこも「共和党」は名乗らない。あははははは!

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2014/07/26

ところどころ卓見があるし、面白い分析もある。 でもなんか、適菜さんの方が「浅い」というか「若い」というか。呉さんに「別にそれはいいんじゃない?」とうまくかわされるところが多くて、それはその通りだと思った。 呉さん相手に、力が入りすぎちゃったのかな。 あと特に左翼とかフェミニズム...

ところどころ卓見があるし、面白い分析もある。 でもなんか、適菜さんの方が「浅い」というか「若い」というか。呉さんに「別にそれはいいんじゃない?」とうまくかわされるところが多くて、それはその通りだと思った。 呉さん相手に、力が入りすぎちゃったのかな。 あと特に左翼とかフェミニズムとかへの攻撃のときは、「それって藁人形では?」と思う箇所がいくつか。

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