「インクルーシブデザイン」という発想 の商品レビュー
身体ではなく、社会のデザインが排除を促している。どのようなビジネスでも根幹に置いておくべきなのでしょう。
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includeしていく、という言葉と発想が良いとすーっと思った。もう20年くらい前から続く概念だそうで、露知らず。著者の視点と、日本人である自分との視点の違いが結構あり、その点も新鮮で勉強になる(疑問点もま、あるが・・・ほんまかいな、というところはある)。 訳も読みやすいのも良...
includeしていく、という言葉と発想が良いとすーっと思った。もう20年くらい前から続く概念だそうで、露知らず。著者の視点と、日本人である自分との視点の違いが結構あり、その点も新鮮で勉強になる(疑問点もま、あるが・・・ほんまかいな、というところはある)。 訳も読みやすいのも良い。
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イギリス人の著者が1971年に初来日したとき、日本は意味を持たない記号が存在する国だった。「部外者」だった彼女は、ニコンを片手に状況を写真に焼き付け、それが意味するところを綿密に調べ上げ、そこに隠された意味や秩序を見出すことで、「日本という惑星」で生きるすべを見出していったという。 そんな著者が実践・推進するインクルーシブデザインとは、これまでの製品やサービスの対象から無自覚に排除されてきた個人、日本では特に障がい者や高齢者に積極的に参加(発言)してもらうことで、使いやすく魅力的なデザインを実現する方法論だ。我々は健常者であっても、事故に遭って骨折することもあれば、妊娠して身体が不自由になることもあり、何より誰でも年を取る。これはつまり、「誰にでも障がいはやってくる」ということだ。「それゆえインクルーシブデザインはメインストリームの市場を対象としており、小規模でニッチな市場を対象としているものではない」。 どうデザインするかは、どう生きるかと同義であることを豊富な具体例で示し、イノベーションの本質を人間の豊かな可能性の中に見る、モノづくりデザインの思想書。
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