自負と偏見 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの「高慢と偏見」は、ダーシーの高慢さとエリザベスの偏見を表しており、人の本質を見極めることの厳しさが感じとれた。 物語の結末はハッピーエンドで、後味の良い作品であった。特に印象的であったのは細かい人物描写で、現代にも通じる普遍的な感情や価値観などが描かれており、名作とされているのに納得がいった。
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「傲慢と善良」が面白かったので、着想を得たというこちらも読んでみた。古典だが会話文が多いためスラスラ読める。(ただし家系図や地名などメモしながら読まないと厳しいかも) 200年前の話なので当然価値観が全然異なるが、いるいるこういう奴〜ってのがたくさん出てくるのが面白い。特に恥知...
「傲慢と善良」が面白かったので、着想を得たというこちらも読んでみた。古典だが会話文が多いためスラスラ読める。(ただし家系図や地名などメモしながら読まないと厳しいかも) 200年前の話なので当然価値観が全然異なるが、いるいるこういう奴〜ってのがたくさん出てくるのが面白い。特に恥知らずの母親は強烈…一家総出で恥かきまくってジェインがいたたまれなくなってる描写は面白かったけどキツかった。笑 この時代だとエリザベスみたいに芯のある女性はすごす珍しかったんだろうか。凝り固まりすぎずでもいざという時はしっかり意見を通せる女性になりたいと思った。
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読むのに3週間かかった。 解説にもあったけれど、登場人物の誰もが欠点を持っており、その欠点を欠点のまま描いている。いうなればその欠点こそが物語を先にすすめる推進力になっていた。だからこれだけドタバタとする。もどかしいくらいに。 コリンズが出てきたら話が長くなるから読んでいてコリン...
読むのに3週間かかった。 解説にもあったけれど、登場人物の誰もが欠点を持っており、その欠点を欠点のまま描いている。いうなればその欠点こそが物語を先にすすめる推進力になっていた。だからこれだけドタバタとする。もどかしいくらいに。 コリンズが出てきたら話が長くなるから読んでいてコリンズかよとうんざりする。リディアやミセス・ベネットは終始何もわかっていない。確かに筋は一組の男女の結婚までの経緯を描いたごくありきたりのものなのだけれど、各人間のキャラクター性がいきいきと躍動していた。その結果、読む側は頁をめくるのがのんびりとしたり、すいすい読めたりする。そしてこの結末に大満足である。
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イギリスの田舎町にある貸屋敷に越してきた資産家である独身男性をめぐる、ベネット家の恋と結婚の物語。 とにかく読みやすい。今読んでも何の違和感もないラブコメ。面白すぎる。→ 主人公であるベネット家次女エリザベスはしっかり者で我が強く自分を曲げない。 お相手のダーシーは気難しくて...
イギリスの田舎町にある貸屋敷に越してきた資産家である独身男性をめぐる、ベネット家の恋と結婚の物語。 とにかく読みやすい。今読んでも何の違和感もないラブコメ。面白すぎる。→ 主人公であるベネット家次女エリザベスはしっかり者で我が強く自分を曲げない。 お相手のダーシーは気難しくて口下手。 この二人を中心に、優しく肯定的な長女ジェイン、おおらかで話しやすいビングリー、姉妹の母でやたらと動きが派手なミセス・ベネットに、ベネット家の屋敷を継ぐミスター・コリンズ 他にもしっかり者で年上のエリザベスの友人シャーロットや、絶大な権力をもつレディ・キャサリンなどなど。 とにかくキャラクターが濃くて、バランスが最高で、お話の作り方もうまくて、もう……めちゃくちゃ面白いんだよー!! 古典だからって敬遠しているラブコメ好きはぜひ読んでほしい。翻訳も良き
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めちゃくちゃ良い やな奴!から始まる恋愛ってなんでこんな素敵なんだ。ダーシーに対する偏見が解かれていく描写が見事。堅物だった男が素直に愛を伝える仕草にどきどきした。エリザベスは知的でチャーミングで可愛い 当時のイギリスの背景も知れて面白い。いつになっても結婚って大変そうだ
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新訳のおかげかとても読みやすい。古典にありがちな難解さやひとりよがりな文学趣味に走ったところがなく、ていねいな感情描写とエリザベスの賢い語りで、物語に引き込まれる。
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はじめは、舞踏会したり出会ったりお姉さんが風邪引いたりなんやかんや普通の日常で、ミスとかミスターとか名前がややこしいしダルいなーと思っていた。けれど、中盤から引き込まれ、怒涛の勢いで読み終えることができた。 ミスターダーシー、かっこよかった。知人に似ている、と思った。こんな普遍性...
はじめは、舞踏会したり出会ったりお姉さんが風邪引いたりなんやかんや普通の日常で、ミスとかミスターとか名前がややこしいしダルいなーと思っていた。けれど、中盤から引き込まれ、怒涛の勢いで読み終えることができた。 ミスターダーシー、かっこよかった。知人に似ている、と思った。こんな普遍性ある物語が200年前に書かれていた事にも感激。
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それぞれのキャラクターがいきいきとしている。愛のために自分を変えていく登場人物に感動を覚えた。ぜひ読んでほしい作品。
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映画「プライドと偏見」がとても良かったので、原作を読んでみたくて これが200年前の作品とは! とにかく、人物描写がすばらしい 魅力的な人、残念な人、鋭い観察眼と絶妙な表現で 今の感覚で読んでみてもまったく古さを感じない 時代背景はまったく違うのに、登場人物の言動に共感したり、と...
映画「プライドと偏見」がとても良かったので、原作を読んでみたくて これが200年前の作品とは! とにかく、人物描写がすばらしい 魅力的な人、残念な人、鋭い観察眼と絶妙な表現で 今の感覚で読んでみてもまったく古さを感じない 時代背景はまったく違うのに、登場人物の言動に共感したり、とても身近に感じたり 訳者があとで書いているように、200年くらいでは変わらないのだろうか だからこそ読み継がれているのだろうな 昔夢中で読んだ外国が舞台の少女漫画のような作品 何といってもエリザベスがカッコいい! オースティンの他の作品も読んでみたくなった
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イギリス中産階級の制度や暮らしぶりが興味深い。他人を食事に招待しすぎで、やたら、よその家に長期滞在するし、みんな言いたい放題のやりたい放題。 階級や財力が結婚の条件に必要な為、お相手選びが露骨過ぎて、引いた。ハッピーエンドではあるが、義理の家族が強烈なのでこの先、上手くいくのだろうか。エリザベスには、傲慢さを控えてもう少し謙虚になって欲しいと思ってしまった。
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