楽園のカンヴァス の商品レビュー
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「(ルソーの謎全部は明らかになってなくても)それでよかった」という暖かい幸福が、 アートそのものを愛した時の暖かい幸福と重なる この物語そのものが含む、アートと似た性質が愛おしいと感じた
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絵画の題名と作者が出てくるたび、どんな絵なのか調べてからまた本に戻る。今までにない読書体験だった。絵画について知識がなかったが、時代背景や作者の人生を知ってから絵を見るのは、これまでと全く違って情緒的になる。今まで自分ではよく分からないけど個性的なものが芸術なのだと思っていたが、...
絵画の題名と作者が出てくるたび、どんな絵なのか調べてからまた本に戻る。今までにない読書体験だった。絵画について知識がなかったが、時代背景や作者の人生を知ってから絵を見るのは、これまでと全く違って情緒的になる。今まで自分ではよく分からないけど個性的なものが芸術なのだと思っていたが、よく分からないのはよく知ろうとしてないだけで、知識を入れた時全然違う絵に見えた。表紙の『夢』はまさにそうだった。それは彼ら2人が体験していることに近いのだろうか。 『夢を見た』の真贋は論理的に説明する事は出来ない。ただそこに作者の情熱がある、心を動かされるものがあると感じる。そんな絵に向き合ったある1人の感覚的なものが、絵画の芸術のある1つの姿だと感じた。 お金がなくても食料よりカンヴァスや絵の具を取った彼のかける思いはどんなものだったのか。そんなものに私も出会いたい。 いつかルソーやピカソの絵を目の前で見たい。
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史実に基づいたエピソードに、フィクションの登場 人物のストーリーを盛り込む構成が面白く、全体的 に素晴らしくまとまっている。さすが。 毎度、美術館に行きたい欲をくすぐられる。
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その笑顔は、もう、夢ではなかった。 映画みたいな締め。あまりにも綺麗過ぎて半泣きになりました。色んなところに謎が散りばめられていて、終盤にかけて怒涛の伏線回収、非常に気持ちよかったです。素晴らしい読書体験に感謝。
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原田マハさんのアートミステリーが気になっててまず読んだのがこちら。殺人や事件みたいな重いものはなく、物語を通じて作品の謎を探っていくのがとても楽しい。最後の章でわかる真実が温かくてすごくよかった。 作品の中心となるルソーの夢とは関係ないけど、大原美術館へ行きたいなと思いました。今...
原田マハさんのアートミステリーが気になっててまず読んだのがこちら。殺人や事件みたいな重いものはなく、物語を通じて作品の謎を探っていくのがとても楽しい。最後の章でわかる真実が温かくてすごくよかった。 作品の中心となるルソーの夢とは関係ないけど、大原美術館へ行きたいなと思いました。今度行こう。
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アートを理解するということは、 世界の見え方のバリエーションを増やすことなんだと思った。 誰かと美術館に行って同じ作品を見て、 あーでもないこーでもないって語り合いたくなる。
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めちゃくちゃ当たり前のことなのかもしれないけど、アートってそれを創りたい、描きたいって情熱がないと描けないんだと気づいた。
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友人からのオススメで拝読。 紹介文を読んだだけでは話の内容があまり想像できず、自分が芸術分野に精通していないこともあって、人からの薦めでなかったら決して自分では手に取らないようなジャンルの本である本書を最後まで読み切れるか不安な気持ちがあったが、いざ読み進めると驚くほどページを捲...
友人からのオススメで拝読。 紹介文を読んだだけでは話の内容があまり想像できず、自分が芸術分野に精通していないこともあって、人からの薦めでなかったら決して自分では手に取らないようなジャンルの本である本書を最後まで読み切れるか不安な気持ちがあったが、いざ読み進めると驚くほどページを捲る手が止まらなかった。「芸術」という一見敷居の高いテーマを扱いつつも、ミステリー要素とドラマチックな展開が絶妙に絡み合い、知識の有無にかかわらず物語の世界へと引き込まれる感覚があった。作中には数多くの美術用語や作品が登場していたが、決して置いてけぼりにされることがなく、むしろ、物語の流れの中での自然かつ丁寧な説明によって、物語とはあまり関係はしていない作品についても興味が湧いた。 また、文章表現が圧倒的に美しく、その緻密さから脳内に鮮やかな色彩が呼び起こされ、まるでアートの世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えるほどであった。 物語の核となるルソーの名作『夢』に酷似した謎の絵画を巡って、手がかりとなる過去のルソーの物語と、現代を生きるティムと織絵の物語が並行して進んでいき、二つの時間軸が「ルソー」という一人の人間を通し重なり合い、結びついていく構成が非常に素晴らしかった。時を超えて共通の情熱を分かち合う彼らの姿に、深い感動を覚えると同時に、それほどまでの熱を生じさせる芸術の世界に興味を持つことができた。自分のように芸術分野に精通していない人でも十分にその世界観を楽しめる素晴らしい1冊であった。
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作者の美術愛が伝わってくる作品。美術に全く知識や興味がなかった立場からすると、カタカナが多く、美術の歴史に関する記述が大半を占め、読み進めるのに苦労した。終盤は今までの点が線でつながっていく怒涛の展開で、とても綺麗に物語が締め括られている。あとほんの少し先の、未来の話も見てみたい...
作者の美術愛が伝わってくる作品。美術に全く知識や興味がなかった立場からすると、カタカナが多く、美術の歴史に関する記述が大半を占め、読み進めるのに苦労した。終盤は今までの点が線でつながっていく怒涛の展開で、とても綺麗に物語が締め括られている。あとほんの少し先の、未来の話も見てみたいと思った。
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自分では絶対選ばない本、先輩の薦め、センキュー 美術全然わからんので、絵見てもこれが好き、嫌い、理由はない、みたいな幼稚な見方しかできないのだが、、、知識を持つことで豊かな見方を獲得できると思うと勉強したくなる (が、しない)
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