米海軍で屈指の潜水艦艦長による 「最強組織」の作り方 の商品レビュー
アメリカ海軍の潜水艦艦長による命令しない、委ねるリーダーシップについて書かれたもの。乗組員にいかに自発性を持たせるかが主旨。実践できそうなものもあればそうじゃないものもあり取捨選択が必要。
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自律的組織を扱う書籍のなかで、過去一おもしろかった。リーダーシップのあり方を見直し、トップダウン型の海軍において権限移譲を進めた苦労や工夫は参考になることばかり。オーナー企業の比じゃないくらい、「変わる」ハードルの高い軍隊の成功事例は勇気をもらえる。
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権限を与えたりする仕組みは、本質的に矛盾している。権限委譲ではリーダーシップの構造は変わらない。権限とは自分の内側から生まれるもので与えようとすることは、相手を操ろうとすることと同じ。本当に必要なのは自由。自由な状態と権限を委譲された状態は違う。 自ら判断して行動できる環境が整い...
権限を与えたりする仕組みは、本質的に矛盾している。権限委譲ではリーダーシップの構造は変わらない。権限とは自分の内側から生まれるもので与えようとすることは、相手を操ろうとすることと同じ。本当に必要なのは自由。自由な状態と権限を委譲された状態は違う。 自ら判断して行動できる環境が整い、高い技能と正しい理解が備わったとき自由が生まれる。 自律的な環境を作る上で本書で説明されている3つのアクション ・直前に行動する ・これから〜をします ・説明するな、確認せよ
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リーダーシップの在り方としてサーバントリーダーシップが提唱され、従わせるのではなく考えてもらうことの重要性が声高に叫ばれるようになって久しい。 現実には、どこまで権限委譲するべきか悩む管理職たちのうめき声が変化しきれない組織の中にこだましている。 そんな「変われない」、むしろ「変...
リーダーシップの在り方としてサーバントリーダーシップが提唱され、従わせるのではなく考えてもらうことの重要性が声高に叫ばれるようになって久しい。 現実には、どこまで権限委譲するべきか悩む管理職たちのうめき声が変化しきれない組織の中にこだましている。 そんな「変われない」、むしろ「変わってはいけない」組織の筆頭である軍隊において見事に自律的な組織へと変貌させていったマルケによる本書は、どのように自律的組織になっていくかの重要なヒントをいくつも潜ませている。
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「ソフトウェア開発のスクラムに通じる」と聞きましたが、そうは思いませんでした。 任せるリーダーシップを実現するために、リーダー自身が自分を律している様子が大変参考になりました。
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委ねるリーダーシップが重要なことは理解するが、現実に実行する勇気を持つことが課題だと感じた。ストーリー性があり読みやすかった。
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内容は非常に読みやすいです。 リーダーは組織の核となり牽引していくものだ!というのが通説ですが、筆者は自身の経験から、全ての部下に権限を与え、能動的に組織を回していくことの重要性について語っています。 実践するのは難しいですが、やり方の一つとして新しい視点を得ることができました。
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学びはあり、委ねるリーダーシップの難しさ、一定の我慢が必要だなぁと改めて理解。良い内容だと思うが、「LEADER'S LANGUAGE」と同様に何故かなかなか入り込めず…。読みづらい訳ではないが、海軍という事例がイメージ湧きづらいからなのかな?と思いつつ、今回はサラッと...
学びはあり、委ねるリーダーシップの難しさ、一定の我慢が必要だなぁと改めて理解。良い内容だと思うが、「LEADER'S LANGUAGE」と同様に何故かなかなか入り込めず…。読みづらい訳ではないが、海軍という事例がイメージ湧きづらいからなのかな?と思いつつ、今回はサラッと読んだので、また挑戦したいと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原子力潜水艦「サンタフェ」の指揮命令系統をターンアラウンドさせた艦長による「最強組織」の作り方。最高レベルの緊張感と緊密連携が求められる米海軍式ということで期待して読んだが、内容としては問題発生に対する個別具体的な対策とリーダーシップとチームワークの基本的な事柄の遵守の大切さが描かれている。「最強組織」の秘儀や理論があるかと思いきや、最強に裏技なし&王道が最強ということか。米海軍の原子力潜水艦でも潜水艦員のややチープな仕事っぷりとモチベーション向上を目的とした権限委譲の難しさと大切さは変わらないのだなという再点検・再確認にはなる本である。
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非常に興味深い内容だった。権限の適切な移譲と部下のモチベーション向上。仕事のやり方はトヨタ自動車の「自工程完結」に近い印象を受けた。ただ、過去に米海軍のサブマリナー出身の方と仕事をさせていただく機会があったが、基本的にサブマリナーは人格的に優れた優秀な人材である。狭い空間で何カ月...
非常に興味深い内容だった。権限の適切な移譲と部下のモチベーション向上。仕事のやり方はトヨタ自動車の「自工程完結」に近い印象を受けた。ただ、過去に米海軍のサブマリナー出身の方と仕事をさせていただく機会があったが、基本的にサブマリナーは人格的に優れた優秀な人材である。狭い空間で何カ月も過ごす上で適正が無い人間は耐えられない。その前提から考えると、汎用的に用いることのできる手法では無いようにも思えた。
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