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すべての神様の十月 の商品レビュー

3.8

81件のお客様レビュー

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    16

  2. 4つ

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  3. 3つ

    25

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2015/01/23

貧乏神、福の神、疫病神、ナドナド、人の形をした神様が登場する短編集。 癒された。 心がホッと暖かくなる1冊。 貧乏神の解釈がとても好ましい。 イケメンの死神もまた良し。 映像で見てみたいシリーズ。 『東京バンドワゴン』の著者。

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2015/01/21

レビューを読んで、日本の神様に関するドキュメンタリーと勘違い。日本の神様がキャラとして登場する小説(短篇集)だった。待ち合わせの待ち時間とか、電車が来るまでとかに読むとちょうど良さそうな軽めの味わい。風格と含みはない。死神って日本の神様?

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2015/01/20

八百万の神様がいる日本ならではのいろんな神様のエピソードだが、死神にせよ疫病神にせよ小路幸也の小説では全てがハートウォーミング。他の作家の死神の話は絶対どこかに嫌な感じがあるのに、それが全くないのにホッとした気分。すべての神様は、人がより良く生きるため、あらゆる所に存在しているん...

八百万の神様がいる日本ならではのいろんな神様のエピソードだが、死神にせよ疫病神にせよ小路幸也の小説では全てがハートウォーミング。他の作家の死神の話は絶対どこかに嫌な感じがあるのに、それが全くないのにホッとした気分。すべての神様は、人がより良く生きるため、あらゆる所に存在しているんだなあと思った。

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2015/04/03

ゆるーいあたたかな短編。 九十九神の話が一番良かった。お釜さんなんて可愛すぎる。 あとは福の神の話も良かったかな。 そもそも自分が神様だということを忘れちゃうの?って話だけど、死神も出てるくるし良しとしよう。

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2015/01/07

小路さんらしい、温かな短編集。 歳のせいか涙腺が緩くなっているので、思わずうるうるしてしまう話が多くて大変。 死神、貧乏神、疫病神、道祖神、九十九神、福の神と登場するが、疫病神と道祖神の話はちょっとわかりづらいかも。

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2014/11/30

嘘なんて通用しないよ。お天道様はお見通しなんだから。 誤魔化さずに生きなさい。 そんな風に教わって、それを信じて今まできている。 小さい頃は、何でも自由に買ってもらえる家ではなく、 自分の持ち物にはすべて魂が宿っていると思っていた。 名前を付けたり、話しかけてみたり。 壊し...

嘘なんて通用しないよ。お天道様はお見通しなんだから。 誤魔化さずに生きなさい。 そんな風に教わって、それを信じて今まできている。 小さい頃は、何でも自由に買ってもらえる家ではなく、 自分の持ち物にはすべて魂が宿っていると思っていた。 名前を付けたり、話しかけてみたり。 壊して使えなくなったり、失くしたりしたら大泣きした。 私に降りかかるはずだった災いを肩代わりして、 犠牲になってくれたんだよと、 感謝してお別れしようねと教わった。 自分で稼ぐようになり、 100均で何でも手に入るようになり、 物をモノとしか見なくなっていた。 いつからだろう。周りにあることすべての価値を下げ、 自分のことも、周りのことも大切にしてないなぁ…と。 日本にいる八百万の神様たちのお話。 昔から貧乏や疫病なんてマイナスなことに、 なんで『神』がついてるんだろう?って思っていました。 小路さんのこの位置づけ、なるほど~と感心しました。 ここに出てくる神様たちの横のつながりも面白いんです。 ほっこり物語を楽しんでいるだけじゃダメだよと 忘れてた大切なことをふと思い出した一冊です。 十月が終わったから、集まっていた神様たちは 私の周りにも戻ってきてくださったのでしょうか。 日本の八百万の神の概念、なんだかとても好きです。

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2014/11/20

テレビドラマの『東京バンドワゴン』の原作者。 今年の新刊。幸せな死神。貧乏神の災難。疫病神が微笑む。動かない道祖神。ひとりの九十九神。福の神の幸せ。以上6編の短編集。「なんで私ばっかり不幸なんだろ」と嘆くあなた。読んでみてください。日本におわす八百万の神のあったかぁ〜〜いご利益に...

テレビドラマの『東京バンドワゴン』の原作者。 今年の新刊。幸せな死神。貧乏神の災難。疫病神が微笑む。動かない道祖神。ひとりの九十九神。福の神の幸せ。以上6編の短編集。「なんで私ばっかり不幸なんだろ」と嘆くあなた。読んでみてください。日本におわす八百万の神のあったかぁ〜〜いご利益に。心もほっこりしますよ。

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2014/11/14

日本の神様をめぐる連作。 死神かっけえ! かみさまたちがとても可愛かったです。 どうでもいいけどずっと「すべて十月の神様」だと思ってた。

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2014/10/29

神様が語り手で、しかもそのことを忘れていたり隠していたりしながら生活していた。ひょっとして、すぐそばにもいるかもしれない。

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2014/10/21

2014年10月21日読了『すべての神様の十月』小路幸也著 評価B+ ここのところ小路作品に嵌まっている。マイブームだ。 短編6つ。いくつかの作品が少しずつ繋がっている。 物語の主人公は、それぞれが、人間の姿を借りて、この世に生きる神様、またはその神様にかかわった普通の人々。 ち...

2014年10月21日読了『すべての神様の十月』小路幸也著 評価B+ ここのところ小路作品に嵌まっている。マイブームだ。 短編6つ。いくつかの作品が少しずつ繋がっている。 物語の主人公は、それぞれが、人間の姿を借りて、この世に生きる神様、またはその神様にかかわった普通の人々。 ちょっとしゃれた小話という雰囲気で、最後にはフッと笑わせてくれる短編が並ぶ。 幸せな死神 貧乏神の災難 疫病神が微笑む 動かない道祖神 ひとりの九十九神 福の神の幸せ 特に最初の作品、幸せな死神は、死ぬ人を見送ることばかりが仕事の死神が、偶然が重なったことから、一女性と知り合い、その幸せな人生を見守り、或る瞬間に人間の感じる幸せを知ることが出来た。そして、それがきっかけとなって、辛い彼の仕事から逃れて、この世の中から消えることが彼の希望通り出来たのだが、、、

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