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知識ゼロからの現代農業入門 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2018/10/20

入門書というものは二種類存在する。 詳細はわからないが興味を引くテーマを紹介してくれるものと、初学者でも理解できる範囲のみを教えてくれるもの。 本書は後者の部類であるのだが、それにしたって内容が薄すぎる。 あげられる課題は『食料自給率が低い』『就業人口が減っている』『貿易自由化...

入門書というものは二種類存在する。 詳細はわからないが興味を引くテーマを紹介してくれるものと、初学者でも理解できる範囲のみを教えてくれるもの。 本書は後者の部類であるのだが、それにしたって内容が薄すぎる。 あげられる課題は『食料自給率が低い』『就業人口が減っている』『貿易自由化で打撃を受ける』みたいな何度も聞いた農林水産省の大本営発表のような論から一歩も抜け出すことはなく。 データとしては、例えば水田作の農業所得は畑作や酪農より格段に低く、かつ労働時間も短いとったような事例は示されるが、では実態として水田農家とそれ以外の農家の生活がどう違うのかは全く見えてこない。 この上っ面のつまらなさは、中学で使っていた社会の教科書を思い出させる。 ということは、これを楽しめないのは自分の知識と興味の範囲が狭く、表層から伺える真相に気づけないからとも言える。 何でもかんでも基礎からじっくり進めるのが効率的とは限らない。 時には手当たり次第、高めの壁に挑んでみるのが良いだろう。

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2016/10/21

農業の移り変わりや今後の課題まで、幅広く知識を習得できる良い本。業界を取り巻く状況がなんとなくわかった気がする。

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2015/10/06

栽培方法にはあまり触れず、農業の歴史や農家組織の仕組みなんかが主な内容。栽培法が知りたい方は別の書をお求めになった方がいいかもしれない。 内容は微妙。

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2014/11/03

もっと詳しく知るために、基本をきちんと押さえるべく購入。平易な文章、わかりやすい統計の引用、今後手元に置いておきたい一冊です。良著。

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2013/12/15

農業に直接、間接問わず、無関係ではいられません。 白黒つけたがる極端な議論が多い中、本書のデータに基づく冷静な筆致は一読に値します。 TPPが叫ばれる中、たくさんの人に読んで欲しいです。

Posted byブクログ

2013/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

○東京農業大学国際食料情報学部教授の八木宏典氏監修、農業ジャーナリスト・フリーライターの5名が執筆した日本の農業・食料に関する本。 ○様々なデータを紹介しながら、今の日本の農業や食料の位置づけ、主要農作物の品種から育成、流通まで、細やかに説明している。 ○農業についてあまり知らない人でも読みやすい。

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2013/10/26

 日本で農業に従事している人々は多くはないが、専業農家が少なく兼業が多いことぐらいは知っていたし、TPPでは「聖域を守れ!」との合唱があることも聞くが、正直あまり関心はなかった。  しかし、「定年」をまじかに控えると「やることがない世界」はいたたまれない。  「定年百姓」という言...

 日本で農業に従事している人々は多くはないが、専業農家が少なく兼業が多いことぐらいは知っていたし、TPPでは「聖域を守れ!」との合唱があることも聞くが、正直あまり関心はなかった。  しかし、「定年」をまじかに控えると「やることがない世界」はいたたまれない。  「定年百姓」という言葉があるそうだが、商売としてではなく「趣味としておこなう農業」などをぼんやりと頭に浮かべつつ、本書を手に取ってみた。  日本の農業の全体像を知るには、なるほどわかりやすいが、現状は実にひどいものだと思えた。  「販売農家一戸あたりの経営耕地面積の全国平均は2.2㌶しかなく、農業所得は120万円」とは、フリーターよりもひどい。  「主業農家」はまだましだが、それでも「農業所得は465万円」と決して高いものではない。  2010年には農業就業人口に占める65歳以上の割合が60㌫を超えるとは、これでは産業としては「壊滅的」といっても過言ではないのではないか。  これには、いろいろそれなりの経過や事情があるのだろうが、「政治の無策」としか言いようがない。  おそらく抜本的な改革が必要とされているのだろうが、政治の世界でまともな論議がおこなわれているようには思えないし、「日本農業」は漫然と崩壊を待つしかないのだろうか。  本書を読んで、日本という社会は、変革が苦手な社会であると痛感した。  本書は日本の「農業」の世界を「知識ゼロから」知るには良いかもしれないが、あまりにも淡々と記載しているために危機感はもてない。もう少し批判的視点もにじませても良かったのではないかと思えた。

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2013/09/03

だいぶ、駆け足で読破しました。過去・現在・未来の農業、日本と世界の農業など、農業についての概要を知ることが出来ます。また読み返して農業知識つけます!

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