「ひきこもり」救出マニュアル 実践編 の商品レビュー
兄弟が引きこもりのような気がするので読んでみました 少し古い本だけど、書いてある内容は素晴らしかった 家族は、とにかく本人に共感し、コミュニケーションをまめに取れるようにした状態を目指す。そして本人が自発的に何らかの活動をするのを見守る。(この時、本人の欲望が大事になる) それ...
兄弟が引きこもりのような気がするので読んでみました 少し古い本だけど、書いてある内容は素晴らしかった 家族は、とにかく本人に共感し、コミュニケーションをまめに取れるようにした状態を目指す。そして本人が自発的に何らかの活動をするのを見守る。(この時、本人の欲望が大事になる) それと並行して、本人が病院やデイケア、自律訓練所に通えるようにサポートし社会復帰を目指すのが大まかなプランだそう。 しかし、プランがわかったところで、実践は難しい。 家族は、患者を理解しきれず、怠けてるんじゃないかとか思い叱咤激励など効果のない行動にでがちである。この本は、こうした家族に対し、正しい説明してくれ、家族自身も患者の状態を理解して治療プランに納得し、患者に適切なアプローチがとれるようになっている。 引きこもりの家族を抱え、しんどさや将来の不安を持っている人に届いて欲しい。 ------- 備忘録 【前提】 引きこもりの原因探しは不毛。 原因探しの際に特定の家族への責任のなすりつけになりがち。それで家族が疲弊してしまうという悪循環になる。また、引きこもりの原因は複合的なので特定も難しい。 アプローチは原因を特定して対策を打つよりも、対処療法的に症状を緩和させて社会復帰を目指すのが適切 【引きこもり状態とは】 ・同書の関連書『「ひきこもり」救出マニュアル理論編』のp85の「引きこもりシステム」によると ①個人、②家族、③社会の関係性がうまくいかないと引きこもりになるという。 ①個人の関係性 なんらかの強い葛藤で引きこもり状態に入る。そのことが深い心の傷を負い、さらに引きこもり状態を悪化。アルコール依存症にも繋がる。 ②家族の関係性 家族と適切な関係を取れず、本人が家族との関係でストレスを抱えてしまい、自部屋に閉じこもってしまったり ③社会との関係性とは 【アプローチ】 ①患者と家族との関係性を修復。患者が家族とコミュニケーションを取れるよいにする ・父親の叱咤激励はNG 子供が反発、反抗するだけ ・
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こちらも様々な事例を通して対応方法を詳述。コミュニケーションの取り方、家庭内暴力をなくす方法等、前著『社会的ひきこもり』を十分に補完する内容。家族や当事者だけでなく、支援者も手に取って欲しい一冊。理論編と併読推奨。以前、秋田県藤里町の取り組みを目に耳にする機会があったが、自分の住...
こちらも様々な事例を通して対応方法を詳述。コミュニケーションの取り方、家庭内暴力をなくす方法等、前著『社会的ひきこもり』を十分に補完する内容。家族や当事者だけでなく、支援者も手に取って欲しい一冊。理論編と併読推奨。以前、秋田県藤里町の取り組みを目に耳にする機会があったが、自分の住む地域がどうなっているのか調べてみよう。 心に残ったフレーズ:「人間関係においては、多少は秘密をはらんだ関係に耐えることも大切なのではないでしょうか」「意思や欲望も他人からもらうものです。一人だけ力んでいても、湧き上がってくるものではありません」
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暴力への対処、親・兄弟の対応のしかた、コミュニケーションの取り方など。 うちは、暴力はなく、対話もかなりできているけれども、対話がありつつ無風状態に陥っている気がするので、それをどう打開するのかとか。 本人には「これではいけない」という焦りはあるものの、目の前の具体的な一歩が踏み...
暴力への対処、親・兄弟の対応のしかた、コミュニケーションの取り方など。 うちは、暴力はなく、対話もかなりできているけれども、対話がありつつ無風状態に陥っている気がするので、それをどう打開するのかとか。 本人には「これではいけない」という焦りはあるものの、目の前の具体的な一歩が踏み出せないんだよな。 目次には「社会参加はあせらずに」という項目もあり。ここから先は根気と柔軟性か。
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2002年に出版された本が、2014年に補足を加えて文庫化され、2019年に第七刷目を発行。 それだけ長い年月、この本が必要とされているのは、「ひきこもり」の絶対数増加とともに、本質の変わらなさっぷりにあるんだろうね。 一番苦しいのは本人、とわかっていながら、斎藤先生の視線を通し...
2002年に出版された本が、2014年に補足を加えて文庫化され、2019年に第七刷目を発行。 それだけ長い年月、この本が必要とされているのは、「ひきこもり」の絶対数増加とともに、本質の変わらなさっぷりにあるんだろうね。 一番苦しいのは本人、とわかっていながら、斎藤先生の視線を通して説明されて、ようやくすとんと腑に落ちることがたくさんある。 読んでいて思わずドッグイアしたのは 「ひきこもりは自己愛が健全。だから死を思うが、自己愛ゆえに行動に移せない」 「ひきこもりの人は日常に弱く、非日常に強い」 この言葉だけでも、大きな安心と元気をもらえた気がする。
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わが家の手元に、精神科医の先生がいらっしゃる感覚になりました。 現時点では「引きこもり」を脱し始めた状況なのですが、 今後、何か対応に困ったら、相談の電話先の様に、何度も読み返すと思います。 指針が掲示されていて、自分の対応のずれ具合を何度も確認でき、とても心強いです。
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既読の理論編と実践編との差異はあまり感じられない。「ひきこもり」の治療に臨床医師として携わる筆者の活動は評価されるものだ。しかし、10年を経過した2014年になっても対策があまり進んでいない現実は辛いものがある。本の内容は良いのだが、講演会かカウンセリングの口述筆記のような書きぶ...
既読の理論編と実践編との差異はあまり感じられない。「ひきこもり」の治療に臨床医師として携わる筆者の活動は評価されるものだ。しかし、10年を経過した2014年になっても対策があまり進んでいない現実は辛いものがある。本の内容は良いのだが、講演会かカウンセリングの口述筆記のような書きぶり、特に読者への肝心な提言の際に「○○していただきたいと思います。」との結びに辟易してしまった。
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あとがきに、 この本は、主にひきこもるお子さんを抱えた親御さんを読者対象に想定しています。 しかし私は、本当は当事者にこそ、この本を読んでもらいたいと願っています。 と書かれている。 「ひきこもり」の当事者が、何を思って引きこもっているのかより、家族や精神医療の関係者など...
あとがきに、 この本は、主にひきこもるお子さんを抱えた親御さんを読者対象に想定しています。 しかし私は、本当は当事者にこそ、この本を読んでもらいたいと願っています。 と書かれている。 「ひきこもり」の当事者が、何を思って引きこもっているのかより、家族や精神医療の関係者などが、 「ひきこもり」の問題をどう考え、行動しているのか、参考になる。
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実践編というように、実際の状況別悩みに答える形でどう対応したらよいか細かく書かれています。 記載されている状況に近い立場の方にはかなり参考になると思います。 が、状況は更に進んでいます。今はもう30代後半から50の声が聞こえるくらいの年代のひきこもりが深刻です。 もう親や身寄りが...
実践編というように、実際の状況別悩みに答える形でどう対応したらよいか細かく書かれています。 記載されている状況に近い立場の方にはかなり参考になると思います。 が、状況は更に進んでいます。今はもう30代後半から50の声が聞こえるくらいの年代のひきこもりが深刻です。 もう親や身寄りがなくて貧困や生活苦に陥っている人も出て来ています。もっと深刻になっていくでしょう。 そういう状況に対する実践編はまだまだ先になるのでしょうね。是非斉藤先生に書いていただきたいです。
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