水族館ガール(1) の商品レビュー
水族館を舞台にしたお仕事小説第1弾。小説にはこのような分類があるわけではないと思うが、最近こうしたお仕事小説をよく見かける。知らない部分がたくさん知れて個人的にはかなり興味がそそられる分野。 何気なく遊びに行っている水族館の裏側が知れて面白いというより興味深い小説。本作はイル...
水族館を舞台にしたお仕事小説第1弾。小説にはこのような分類があるわけではないと思うが、最近こうしたお仕事小説をよく見かける。知らない部分がたくさん知れて個人的にはかなり興味がそそられる分野。 何気なく遊びに行っている水族館の裏側が知れて面白いというより興味深い小説。本作はイルカがメイン。イルカショーはどのようにして作られていくのか、その過程と困難がよくわかる。ペットと飼育動物の線引き、動物との呼吸など一見我々の生活とは無縁のように思うが、描写の仕方なのか、実は人間社会のコミュニケーションにも応用できるかもしれないと思ってしまう。集団の中で仕事をする意義が伝わってくる。
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久し振りに読み直し。 なんとも言えないふざけた感じがやっぱり面白い。 水族館の事情も、勉強になるし…! 作者は元銀行員で、著作は銀行事件とかホラーとかを書いてきたみたいだけど、こういうお話も書けるというのはすごいなあ。 NHKでドラマもやってたけど、ドラマも面白かったから、...
久し振りに読み直し。 なんとも言えないふざけた感じがやっぱり面白い。 水族館の事情も、勉強になるし…! 作者は元銀行員で、著作は銀行事件とかホラーとかを書いてきたみたいだけど、こういうお話も書けるというのはすごいなあ。 NHKでドラマもやってたけど、ドラマも面白かったから、観直そうー!
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2019.6.23 38 面白かった。水族館や水族のことがすごくわかった。梶とゆかの感じも、ありきたりだけど、きゅんとした。
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単なるお仕事小説かとなめてました。面白かったです☆ちゃんとお仕事小説でもあり、恋愛小説でもありました。ドラマ化されてて興味あったのに見逃した〜>_< イルカのみならず、水族館のいろんな裏側を知ることが出来て、へ〜って感じでした。 C1の最後のシーンはちょっとショックだし泣いてしま...
単なるお仕事小説かとなめてました。面白かったです☆ちゃんとお仕事小説でもあり、恋愛小説でもありました。ドラマ化されてて興味あったのに見逃した〜>_< イルカのみならず、水族館のいろんな裏側を知ることが出来て、へ〜って感じでした。 C1の最後のシーンはちょっとショックだし泣いてしまった。通勤途中とかじゃなくて良かったf^_^;続編も楽しみ☆
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水族館がメインの話。水族館にいる生き物の知識が読んでいるにつれて自然と詳しくなる。イルカの死因は溺死という部分には、衝撃を受けつつそれが自然と思い知らされた。 主人公とその先輩のイルカ専門の二人が惹かれあっていく様も良かった。是非続編も読もうと思う。
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主人公が、しっかり「自分」というものを持っていた。怒られても失敗しても必死にくらいついていく姿が素直に尊敬。その上、アイデアや改善などを上司にも怯まずに発言することが凄いと思った。 水族館で働くのが夢であった私だが、「水族館の仕事はこういうものか」など驚きや発見があり、水族...
主人公が、しっかり「自分」というものを持っていた。怒られても失敗しても必死にくらいついていく姿が素直に尊敬。その上、アイデアや改善などを上司にも怯まずに発言することが凄いと思った。 水族館で働くのが夢であった私だが、「水族館の仕事はこういうものか」など驚きや発見があり、水族館ならではのストーリーも楽しめた。ぶっきらぼうな上司もたまに見せる照れが可愛かった。 上司との関係や葛藤がやがて恋に発展する模様もよかった。途中、表現の仕方が変わっており始め理解するのが難しかったが読んでいくうちに、その表現も楽しみのうちになった。読む側の想像が膨らんでいくようなストーリーであった。
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本作は小説ですが、ストーリーと同じくらい知識の収集が面白いものとなっています。 つまり、水族館の雑学書にストーリーを組み込んだ印象を受けました。 水族館の裏側には様々な困難があり、水族達(魚やイルカなど)の特性や命と共に仕事をする難しさを学べました。 基本的には平凡な(平...
本作は小説ですが、ストーリーと同じくらい知識の収集が面白いものとなっています。 つまり、水族館の雑学書にストーリーを組み込んだ印象を受けました。 水族館の裏側には様々な困難があり、水族達(魚やイルカなど)の特性や命と共に仕事をする難しさを学べました。 基本的には平凡な(平凡といっても舞台となる水族館はいつも大変)仕事風景が描かれているのですが、時たま涙が出てくる瞬間があります。 本作を読んでから水族館へ行くとこれまでとは違った目線で楽しむことができます。
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本屋の文庫本コーナーでたまたま目に入って、手に取ってみたのがこの本。 市役所から水族館への出向から始まったこの物語は、慣れない水族達への世話と、また主人公である嶋由香の先輩や恋愛、時には自己嫌悪で悩んだりと、人間的な部分の成長を描いている。 読んでいて、イルカのみならず様々な種...
本屋の文庫本コーナーでたまたま目に入って、手に取ってみたのがこの本。 市役所から水族館への出向から始まったこの物語は、慣れない水族達への世話と、また主人公である嶋由香の先輩や恋愛、時には自己嫌悪で悩んだりと、人間的な部分の成長を描いている。 読んでいて、イルカのみならず様々な種の水族と触れ合うその姿から一般人の知らない、働いているからこそわかる飼育の難しさや発見を、何もかも初心者な主人公が挑戦していくからこそ、読んでいて伝わりやすいものになっているのだろうと思った。 ただ、恋愛のあり方については少々強引な部分があるかもしれない(笑)
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市役所に勤めて三年の由香の突然の水族館への出向。人間とのコミュニケーションが苦手で当たりのきつかった四歳上の梶とも慣れ、イルカ並みと評されながらイルカのトレーニングに才能を発揮する。水族館の仕事模様が隅々まで満ちていて、死に立ち会うショックや、滑らかに展開する甘ったるい恋愛模様等...
市役所に勤めて三年の由香の突然の水族館への出向。人間とのコミュニケーションが苦手で当たりのきつかった四歳上の梶とも慣れ、イルカ並みと評されながらイルカのトレーニングに才能を発揮する。水族館の仕事模様が隅々まで満ちていて、死に立ち会うショックや、滑らかに展開する甘ったるい恋愛模様等、諸々詰まっていた。
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恋の行方も、新しい仕事との出会いも、笑いあり涙あり。愛らしいイルカの姿にちょっぴり意外性のらっこ、海の生き物に関するトレビアもあって、引き込まれた。シリーズ続けて読みたいな。
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