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梁職貢図と東部ユーラシア世界 の商品レビュー

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2021/05/02

「職貢図」とは、本書によれば「中国王朝(皇帝)に朝貢する外国の使節の姿を描いた図像」のことである。 元々は梁の皇帝の直系の子が自ら描いたとされており、唐代ごろから盛んに模写が行われ、宋代にも模写、明代を経て清代まで伝えられていたそうだ。 現在模写のいくつかが台北の故宮博物院に所蔵...

「職貢図」とは、本書によれば「中国王朝(皇帝)に朝貢する外国の使節の姿を描いた図像」のことである。 元々は梁の皇帝の直系の子が自ら描いたとされており、唐代ごろから盛んに模写が行われ、宋代にも模写、明代を経て清代まで伝えられていたそうだ。 現在模写のいくつかが台北の故宮博物院に所蔵されているそうだが、その伝世の過程も気になるところである。 本当に難しい本なので感想を述べるのも難しいのだが、中国からみた世界秩序と、広くユーラシアの国々や地域の中でその秩序がどのように受け入れられてきたかを考えるきっかけになる。 もう少し、このあたりの地域について、勉強してから再読してみたい。

Posted byブクログ